リラックスできる炭酸泉とナノテクパワーの水

広々とした駐車場の奥に立つ建物。正面入り口上部の壁に大きく描かれた「ゆ」の文字が印象的。
広々とした駐車場の奥に立つ建物。正面入り口上部の壁に大きく描かれた「ゆ」の文字が印象的。

最寄り駅は千葉駅から千葉都市モノレールに乗り4駅約12分のスポーツセンター駅。駅から千葉市総合スポーツセンターを囲む緑を眺めながら歩けば約10分で到着。千葉都市モノレールの沿線には桜や大賀ハス、紅葉が美しい『千葉公園』や、チーターやライオンなどが飼育される『千葉市動物公園』などがあるので、休日のレジャーを兼ねて訪れるのも楽しそうだ。

炭酸泉の浴槽は、露天風呂側に大きなガラス窓があるので開放感があり、ゆったりした気分で入浴できる。
炭酸泉の浴槽は、露天風呂側に大きなガラス窓があるので開放感があり、ゆったりした気分で入浴できる。

浴室は2階にあり、男女対称で風呂の種類や数も同じ。内風呂で一番大きな風呂は炭酸泉。炭酸泉はぬる湯なので長湯の人が多く、細長い浴槽は多くの人が足を伸ばしてゆったりきるようにという配慮だろう。このほか、ジェットバスとリラクゼーションバス(マイクロバブル)があるアトラクションバス、電気風呂、ジャグジーとマイクロバブルが備わる水風呂というラインナップ。

『Spa Resort 蘭々の湯』がこだわっているものの一つに水がある。「ナノテクパワー」と呼ばれる最先端技術を使った水で、電子波処理装置を通すことによって保湿作用・浸透作用に優れたやさしい水になるのだという。浴槽に浸かっただけではわかりにくいが、シャンプーをしても髪のきしみが少なく、洗顔後のツッパリ感が減るのがわかる。これがナノテクパワーか。

スタッフが大団扇であおぎ熱波を送れば身体中から汗が噴き出す

階段状になった熱気風炉。スタジアムロウリュウ実施時は手前にスタッフが立ち、熱波を送る。
階段状になった熱気風炉。スタジアムロウリュウ実施時は手前にスタッフが立ち、熱波を送る。

最近のスーパー銭湯の人気アイテムになっているものにロウリュウがある。ロウリュウは、サウナ室などにおいて、熱したサウナストーンにアロマ水をかけ、熱波を発生させ発汗を促すというもの。この店では4種類のロウリュウを体験できる。

その一つが内風呂に併設された熱気風炉(高温サウナ)で1日5回行われているスタジアムロウリュウ。これを目当てに来館する人もいるほどの人気で、開催時間近くになると館内アナウンスが流れるが、定員になることも多く、少し早めに来て熱気風炉内で待つ人もいる。

熱波が充満した室内で、一人ひとりの客に向かってスタッフが大きな団扇(うちわ)をあおぎ熱波を送るのがスタジアムロウリュウの特徴。熱波を受けた客の顔はすぐに火照り、身体中から汗が噴き出してくる。これだけ短い時間に大量の汗をかける体験はめったにない。

ロウリュウが終わったら水風呂へ。この温度差が快感でもある。

和の情緒が漂う露天風呂でまったりと温泉を楽しもう

4つ並んだ壺湯は陶壺湯と石壺湯が2つずつ。一人サイズの浴槽で、湯船に浸かれば湯があふれ出す。
4つ並んだ壺湯は陶壺湯と石壺湯が2つずつ。一人サイズの浴槽で、湯船に浸かれば湯があふれ出す。

露天風呂のメイン浴槽には「稲毛温泉」と名付けられた地下約1000mから湧出する含ヨウ素-ナトリウム・塩化物強塩温泉が注がれる。屋根付き円形の風呂で、テレビを観ながら入浴できるというのも長湯好きにはありがたいサービスだろう。

露天エリアにある熱塩風炉は塩サウナで、1時間ごとにオートロウリュウが実施される。こちらはスタジアムロウリュウに比べて熱波もやわらかいので、慣れない人は、まずここのロウリュウを体験するといい。隣の洞窟風呂は寝ころび湯。毎月8・9・10日は薬湯(やくとう)の日で、天然生薬を配合した湯で香りを楽しむことができる。

露天エリアで突然大きな音を立てるのは「超大樽流波(ビッグザブ~ン)」。音の源は大樽からあふれて落下する水だ。これは観賞用イベントの一つで、飛び散る水しぶきを見ているだけでも爽快な気分になれる。

中央に置かれた塩壺から自由に塩を取り、体に塗って汗をかけば、湯上りの肌はツルツルに。
中央に置かれた塩壺から自由に塩を取り、体に塗って汗をかけば、湯上りの肌はツルツルに。

5種の岩盤浴と3種の休憩スペースでまったりと過ごす

「炎の癒」は通常は静かだが、マッピングロウリュウが行われると室内は活気に満ちる。
「炎の癒」は通常は静かだが、マッピングロウリュウが行われると室内は活気に満ちる。

1階の岩盤温浴「Stone Spa RaRa(ストーンスパ ララ)」は趣の異なる5つの岩盤浴室と、3つの休憩スペースを備え、カップルや子ども連れでも利用できるのが好評だ。岩盤温熱料600円(土・日・祝は700円、サウナ着、ジャンボマット付き)。

「炎の癒(ほのおのゆ)」は65℃の部屋。定期的にプロジェクションマッピングとロウリュウを融合させたマッピングロウリュウを実施する。客の手拍子に合わせてスタッフが大団扇で熱波を送る趣向が楽しい。客もスタッフも汗だくになって楽しむから一体感が生まれ、大いに盛り上がる。

「美の癒(うつくしのゆ)」は35℃の部屋。暖かい床が心地よく、じっとしていると眠りに誘われる。定期的にホットヨガの映像が流れ、映像に合わせてレッスンをする人もいる。

「灯の癒(ともしびのゆ)」は50℃の部屋。定期的に実施するアロマロウリュウでは、真紅の灯が揺らめくな空間にアロマが香る演出があり、幻想的な癒やし空間となっている。

天井部から雪が舞い降りる「凛の癒」。火照った体はここでクールダウンしよう。
天井部から雪が舞い降りる「凛の癒」。火照った体はここでクールダウンしよう。

「凛の癒(りんのゆ)」は8℃の部屋。雪が舞い降りる空間で、発汗で開いた肌を急速に引き締めることで美肌効果をもたらすという。

「陽の癒(ひなたのゆ)」は、マイナスイオンに満ちた森林浴効果が体感できる45℃の空間。静かに流れる音楽を聴きながらリラックスした時間を過ごせる。

休憩スペースは、11の小さな空間がある「窟の癒(ほらあなのゆ)」、約5000冊のコミックがそろう「本の癒(ほんのゆ)」、テレビ付きの専用リクライニングチェアを備えた「夢の癒(ゆめのゆ)」があり、岩盤浴とこれらの休憩スペースを組み合わせてゆったりと過ごすといい。

多彩な風呂や充実した休憩スペース、食事処、ボディケアやエステなどのリラクゼーションなどを備えているのがうれしい。

「普段使いから週末のリフレッシュまで、お客様のさまざまなニーズにお応えできるようスタッフ一同お待ちしています」と店長の石田昌敏さんは話す。

温泉や炭酸泉に浸かり、サウナや岩盤浴でロウリュウを楽しむ。湯上りはリラクゼーションルームで休んで、コミックを読んで、リクライニングチェアでテレビを観て、また温泉入って……。これだけの施設を1日たっぷり楽しんで、岩盤浴料も入れて1500円未満(土・日・祝は1650円)というのはお得感がある。今度の休日、お出かけプランに加えてみてはどうだろう。

湯上がりのビールや食事は1階のレストラン「rara's Kitchen(ララズ キッチン)」へ。
湯上がりのビールや食事は1階のレストラン「rara's Kitchen(ララズ キッチン)」へ。
住所:千葉県千葉市稲毛区園生町445-2/営業時間:9:00~翌1:00(土日祝は7:00~。最終受付24:00)/定休日:無/アクセス:千葉都市モノレールスポーツセンター駅から徒歩10分

取材・文=塙 広明 写真=Spa Resort 蘭々の湯