大正3年創業の老舗寒天工房
JR高田馬場駅から少々歩いた神田川沿いの遊歩道に面している『寒天工房 讃岐屋』。
遊歩道に面して、素敵な縁側があります。
天気の良い日は、1番人気の席になるそうです。
神田川の桜並木を眺められるので、桜の咲く季節は最高に贅沢な縁側になりますね。
大正3年(1914)に雑司ヶ谷で創業。初代の岡照一さんが、香川県出身とのことで『讃岐屋』と店名を決めたとのこと。
その後高田馬場駅近くに移転し、和菓子だけでなく洋菓子も手掛けていたそうですが、昭和62年に現在の地に移り製造卸中心の営業になったそうです。
店内に入ると、まずテイクアウトコーナーがあります。
見ていると次から次にテイクアウトのお客様が訪れていて、人気商品は早めに売切れてしまうことも多いそうです。
奥が喫茶室になっていて、各種あんみつ・豆かん・ところてん・ぜんざいなどを楽しむことが出来ます。
絶品! 炙りたて「み焦炙団子」
喫茶室での人気の「み焦炙団子」は、比較的新しいメニュー。提供時間は、13時以降になります。
み焦炙とは、みたらし焦がし炙りの略。もう、聞いただけでもお腹すいてくるにゃー♪
炙った団子に甘辛だれを絡めて提供される、温かな「み焦炙団子」。
これが、ウマウマMAXひゃっほー!
甘辛だれは醤油味強めで甘ったるくなくて、焦げ目の付いた歯応えある団子との相性バッチリ!
3皿は食べられる美味しさで、大満足にゃー♪
寒天がさすがの美味しさの「あんみつ」
そして寒天工房として忘れてはならない「あんみつ」。
黒猫がオーダーしたクリームあんみつの他に、レギュラーメニューであんみつと、クリーム白玉あんみつがあります。
寒天、餡、赤えんどう豆、バニラアイス、杏、求肥餅と、ごく一般的な「クリームあんみつ」の内容ですが、まず美味しさが段違い♪
別添えの特製黒蜜を、たらーり♪
濃厚だけど雑味のないすっきりとした後味の黒蜜。
たっぷりと全部かけても全くクドくならなくて、ウマウマ倍増にゃー♪
そして美味しさの要は、やはり寒天。
一般的なあんみつの寒天より、ひと回り以上大きくカットされて寒天本来の味わいを楽しめます。
もちろん併設された寒天工場で、伊豆産の上質な一番天草だけを使い、職人が自ら手作りする無添加の寒天だから出来る自信ですよね。
黒蜜をかける前に寒天だけを味わって、美味しいと思ったのは『讃岐屋』が初めてです。
あと求肥餅の、フカフカもちもち食感も感動ものですよ。
百年受け継がれてきた変わらない美味しさを、ぜひ味わってくださいね。
甘味とセットだと、440円の珈琲(ホットorアイス)が220円になります。
保存料は一切使用せず、素材のおいしさを引き出しシンプルに提供される和スイーツは、どれも絶品で今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪
『寒天工房 讃岐屋』店舗詳細
/定休日:水/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅徒歩15分
取材・文・撮影=ミスター黒猫