大正3年創業の老舗寒天工房

JR高田馬場駅から少々歩いた神田川沿いの遊歩道に面している『寒天工房 讃岐屋』。

遊歩道に面して、素敵な縁側があります。

天気の良い日は、1番人気の席になるそうです。

神田川の桜並木を眺められるので、桜の咲く季節は最高に贅沢な縁側になりますね。

大正3年(1914)に雑司ヶ谷で創業。初代の岡照一さんが、香川県出身とのことで『讃岐屋』と店名を決めたとのこと。

その後高田馬場駅近くに移転し、和菓子だけでなく洋菓子も手掛けていたそうですが、昭和62年に現在の地に移り製造卸中心の営業になったそうです。

店内に入ると、まずテイクアウトコーナーがあります。

見ていると次から次にテイクアウトのお客様が訪れていて、人気商品は早めに売切れてしまうことも多いそうです。

奥が喫茶室になっていて、各種あんみつ・豆かん・ところてん・ぜんざいなどを楽しむことが出来ます。

絶品! 炙りたて「み焦炙団子」

み焦炙団子(みこあぶだんご) 4本盛り560円。
み焦炙団子(みこあぶだんご) 4本盛り560円。

喫茶室での人気の「み焦炙団子」は、比較的新しいメニュー。提供時間は、13時以降になります。

み焦炙とは、みたらし焦がし炙りの略。もう、聞いただけでもお腹すいてくるにゃー♪

炙った団子に甘辛だれを絡めて提供される、温かな「み焦炙団子」。

これが、ウマウマMAXひゃっほー!

甘辛だれは醤油味強めで甘ったるくなくて、焦げ目の付いた歯応えある団子との相性バッチリ!

3皿は食べられる美味しさで、大満足にゃー♪

寒天がさすがの美味しさの「あんみつ」

クリームあんみつ 780円。
クリームあんみつ 780円。

そして寒天工房として忘れてはならない「あんみつ」。

黒猫がオーダーしたクリームあんみつの他に、レギュラーメニューであんみつと、クリーム白玉あんみつがあります。

寒天、餡、赤えんどう豆、バニラアイス、杏、求肥餅と、ごく一般的な「クリームあんみつ」の内容ですが、まず美味しさが段違い♪

別添えの特製黒蜜を、たらーり♪

濃厚だけど雑味のないすっきりとした後味の黒蜜。

たっぷりと全部かけても全くクドくならなくて、ウマウマ倍増にゃー♪

そして美味しさの要は、やはり寒天。

一般的なあんみつの寒天より、ひと回り以上大きくカットされて寒天本来の味わいを楽しめます。

もちろん併設された寒天工場で、伊豆産の上質な一番天草だけを使い、職人が自ら手作りする無添加の寒天だから出来る自信ですよね。

黒蜜をかける前に寒天だけを味わって、美味しいと思ったのは『讃岐屋』が初めてです。

あと求肥餅の、フカフカもちもち食感も感動ものですよ。

百年受け継がれてきた変わらない美味しさを、ぜひ味わってくださいね。

甘味とセットだと、440円の珈琲(ホットorアイス)が220円になります。

 

保存料は一切使用せず、素材のおいしさを引き出しシンプルに提供される和スイーツは、どれも絶品で今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪

『寒天工房 讃岐屋』店舗詳細

住所:東京都新宿区高田馬場3-46-11/営業時間:テイクアウト11:00〜17:00、喫茶室12:00〜15:30LO
/定休日:水/アクセス:JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅徒歩15分

取材・文・撮影=ミスター黒猫