BOWWOW316の看板猫・しろ(白茶・オス・推定9歳)

懐かしい駄菓子や雑貨が並ぶポップな店内に、白毛が映える。

路地でしゃがみこむ子供たちの真ん中で、猫がまんじりとしている。(いつものこの子たちなら、まあいいか)と、諦めてじっとなでられている、しろちゃん。ビル1階にあった車庫を改装して開いた駄菓子店『BOWWOW316』で暮らす地域猫だ。

「まだ車庫だった時に来るようになって、寒いかなとお家を作ってあげたんです」と、店主の小倉勝実さん。以前、荒川の向こうで見かけた人もいて、 あっちでは「ミルクティー」と呼ばれていたという。「さまよっている間に、たどり着いたのかな」。

扉には閉店中も自由に出入りできるよう、かわいい猫ドアを設置。

堂々とした貫禄も見え隠れ、賢き路地の主

入り口のプチソファがお気に入り。

店がにぎわう時間帯はさっさと散歩へ出かけて、閉店間際、夕方5時のチ ャイム前に戻ってくる。が、帰ってきてほしい時間を伝えると、必ずその時間に戻るという。「人間よりも賢くて、驚きます」。通勤通学途中に立ち寄り、抱いたりなでたり。電車で通うファンも。

繁忙時間は店内には入らず、近くからそっと様子を見ている。
店主の小倉勝実さんと。「大きくてどっしり重いんですよ」。

『BOWWOW316』店舗詳細

住所:東京都足立区千住3-16/営業時間:13:00~18:00/定休日:火・水/アクセス:JR・私鉄・地下鉄・つくばエクスプレス北千住駅から徒歩8分
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〈北千住・街猫コレクション〉

「仲間も多くて住みやすいにゃん」
「近所の皆さんがダリちゃんと呼ぶよ」
「近々、どこかの家の子になるって」
「人は苦手だけど優しい心はわかる」

取材・文=松井一恵(teamまめ) 撮影=井上洋平
『散歩の達人』2021年6月号より