江戸時代から続く勝浦の秋の祭礼
日本有数の漁港を擁する勝浦で、4日間にわたり開催される秋の祭礼「勝浦大漁まつり」。その起源は江戸時代後期までさかのぼる。勝浦地区のうち9つの地区でそれぞれ秋祭りが行われていたが、1979年に日程が統一されるようになった。期間中は各地区で神輿や屋台が出て、祭りムード一色に染まる。
街が最もにぎわうのは19日(土)で、神輿渡御と屋台の引き廻しの両方を見ることができる。さらに17時から各地区の祭典役員が遠見岬神社に集まる「合同祈願祭」が行われ、19時ごろからは各地区から集まった神輿の一斉担ぎが披露される。「勝浦のお神輿は祭り唄に合わせて神輿が揺られるように優雅に渡御します。地元では“もむ”や“さす”といった言葉を使いますが、荒々しく担ぐときもあって緩急のある担ぎ方が特徴です」と教えてくれたのは勝浦市観光商工課の水野さん。神輿の担ぎ方にも漁師町らしい威勢の良さと力強さを感じることができるだろう。
最終日には漁師町ならではの神事も!
3日目の20日(日)は山車がメインの日で、勝浦区の上本町・中本町・下本町が所有する屋台と出水区の山車が勝浦中央商店街に集結する。江戸後期の作といわれる屋台は豪華絢爛な彫刻が施され、市の有形文化財にも指定されているので注目だ。18時ごろには交差点で屋台や山車が向かい合わせになりお囃子を競い合う「四町叩き合い」が行われ、祭りを華やかに盛り上げる。
そして最大の見どころといえば、最終日21日(月・祝)の16時から勝浦漁港で行われる「神輿の船渡し」。浜勝浦区の神輿が街を練り歩いたあと勝浦漁港へと移動し、沖合に浮かぶ遠見岬神社の鳥居に向かって神輿を船から船へと渡していく。神輿が大海原を渡っていく感動的なフィナーレは必見だ。伝統ある行事が目白押しの4日間。ぜひ勝浦へ足を運ぼう。
開催概要
「勝浦大漁まつり」
開催期間:2026年9月18日(金)~21日(月・祝)
開催時間: 各地区による
会場: 各地区、勝浦中央商店街ほか(千葉県勝浦市)
アクセス:JR外房線勝浦駅から徒歩5分
【問い合わせ先】
勝浦市観光協会☎0470-73-2500
URL:https://www.katsuura-kankou.net/
取材・文=香取麻衣子 写真=勝浦市






