江戸時代に造られた用水路が桜スポットに!

葛西用水は江戸時代の万治3年(1660)に開削された農業用水路。かつては利根川から引いた水で埼玉県東部の水田を潤してきたが、今では用水沿いの側道が散歩道として市民に親しまれている。1978年には、草加八潮工業会や草加市観光協会など約30名の有志により、この地を桜の名所にしようと用水沿いの両岸に桜が植えられた。当初100本だった桜は地元町会などにより大切に管理され、現在は約450本が春に美しい花を咲かせる。

そんな草加市民の憩いの場である葛西用水で、毎年桜の見ごろに合わせて「草加さくら祭り」が開催。イベントでは水路を利用して、結婚50周年をお祝いする船上金婚式(28日のみ)や一般を対象にした和舟の乗船体験を実施する(和舟の乗船体験は、28日は午後から、29日は10時からを予定)。用水沿いの両岸の桜が覆いかぶさるように咲き、和舟から見上げる風景は格別だ。

草加よさこいなどの催しや模擬店も

ほかにも期間中、葵太鼓や空手演舞、草加民謡、河内踊り、バンド演奏、草加よさこい、阿波おどりなどさまざまなイベントが盛りだくさん。地元町会が出店する模擬店の飲食やゲームもあり、子供から大人まで楽しめる。

「用水沿いには橋が2カ所架かっていて絶好の撮影スポットになっています。ボリュームのある桜の写真が撮れるのでおすすめですよ」と草加さくら祭り実行委員会の高橋さん。用水沿いの桜を見ながら食べ歩きをしたりゲームで遊んだりと手作り感あふれるイベントに足を運んで、春の一日をゆったりと楽しんでみては。

地元町会が出店する模擬店もズラリと並び、多くの人々でにぎわう。
地元町会が出店する模擬店もズラリと並び、多くの人々でにぎわう。

開催概要

「第38回草加さくら祭り」

開催期間:2026年3月28日(土)・29日(日)
開催時間:9:00~20:00
会場:葛西用水沿い
アクセス:東武鉄道東武スカイツリーライン草加駅からバス「稲荷五丁目」下車5分

【問い合わせ先】
草加さくら祭り実行委員会☎090-4423-4015
URL:https://www.city.soka.saitama.jp/cont/s1410/010/040/037/PAGE000000000000079681.html

 

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供