かわいい子供のお宮参りにほっこり
祭りの主役となるのはふんどし姿の裸衆。毎年2月25日に行われるとあって、まだ冬の寒さが予想されるが一体なぜこの時期に行われるのか。「現在はすっかり宅地化している和良比地区ですが、昔は田んぼや畑しかないような場所でした。本格的な春の到来を前に五穀豊穣と子供たちの成長を願う行事として行われてきたのでは」と話すのは皇産霊神社の氏子総代を務める鶴岡さん。
当日は拝殿内で11時から豊作を祈願する祭礼が関係者のみで行われ、13時から裸衆の安全を祈願した後、かわいらしく着飾った1歳前後の幼児を裸衆が抱え、神社と隣接する和良比公園内にある神田(しんでん)の間を3往復する「幼児祭礼」(子ども参り)を行う。神田内ではワラを筆にして子供の額に泥を塗ると厄除けになって縁起がいいといわれている。
迫力ある騎馬戦や泥の投げ合いも!
「幼児祭礼」が終わると今度は裸衆だけが拝殿と神田の間を3往復し、神田で男たちが激しくぶつかり合う騎馬戦や泥の投げ合いが繰り広げられる。「寒いからなにか勢いをつけないと耐えられないんですよ」と鶴岡さんはにっこり。裸衆はもちろん泥だらけになるが、観客にも泥が飛んでくるほどの白熱ぶりだ。最後は氏子総代を胴上げして祭りを締めくくる。
コロナ禍を経て2024年から再開した和良比はだか祭り。かつては5~60人が裸衆として参加していたが、現在は規模をやや縮小して35人ほど。氏子だけでなく、市役所の職員や一般公募で集まった人たちも参加する。「小さな地区でやっている祭りで、氏子も減ってきているのでいかに継承していくかが悩み。近隣の方々にご理解いただきながらも永く残していきたい」(鶴岡さん)。四街道市で古くから続く、一風変わった伝統行事をぜひ現地で見学しよう。
開催概要
「和良比はだか祭り」
開催日:2026年2月25日(水)※雨天決行
開催時間:13:00~15:00
会場:皇産霊神社(千葉県四街道市和良比692)ほか
アクセス:JR総武本線四街道駅から徒歩15分
【問い合わせ先】
四街道市産業振興課☎043-421-6134
URL:https://www.city.yotsukaido.chiba.jp/miryoku/smile/kanko/matsuri_geinou/ysangyowarabihadaka.html
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供








