歳神様をお送りする日本古来の行事
「とんど焼き」とは、お正月にお迎えした神様(歳神様)をお送りする日本の伝統行事で、松の内(地域によって異なるが、だいたい1月7日頃)が終わったころに、お正月に飾った門松やしめ縄、年初にしたためた書き初め、旧年に授かったお札などを集めてお焚き上げする。お焚き上げの火や煙には、歳神様の力によって一年間さまざまな災厄を祓い清める力があるといわれている。全国各地で行われるこの行事は、関西地方では「左義長(さぎちょう)」、九州地方では「鬼火焚き」など、地域によって呼び方もさまざまだ。
正月飾りを燃やすのに広い場所が必要となるため都内で行われる場所は限られているが、東京都台東区の鳥越神社では都心にもかかわらず、この神事が毎年1月8日に執り行われている。当日は境内の中央に正月飾りなどが高く積み上げられ、宮司による祝詞(のりと)の奏上に続き、宮司が火打ち石で点火するとみるみるうちに大きな炎を上げパチパチと燃え盛る。
鳥越神社のとんど焼きは子供が主役!
鳥越神社のとんど焼きに欠かせないのが子供たちの存在。大きな炎の周りを子供たちが「トンドや、トンド」とはやしながら青竹で地面を叩いてまわる。その後、子供たちは餅がくくりつけてある長い竹に持ち替えて餅を火であぶる。この火で焼いた餅を食べると、その一年間は病気をしないで健康に過ごせるといわれている。
親子のグループの後は大人だけのグループも参加できるので、日本の伝統行事を体験して一年間元気に過ごそう! お焚き上げを希望する場合は、1月5日(月)から8日(木)午前中まで境内特設の納所にて受付が行われる。
開催概要
「とんど焼き」
開催日:2026年1月8日(木)
開催時間:13:00~14:00ごろ(天候によって変更する場合あり)
会場:鳥越神社(東京都台東区鳥越2-4-1)
アクセス:JR総武線・地下鉄浅草線浅草橋駅、地下鉄浅草線・大江戸線蔵前駅から徒歩6分
【問い合わせ先】
鳥越神社☎03-3851-5033(9:00~17:00)
URL:https://www.city.taito.lg.jp/event/kanko/tondo-yaki.html
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供








