絵本「大ピンチずかん」の中に入って、ピンチを楽しめ!

(C)鈴木のりたけ/小学館 撮影=吉次史成。
(C)鈴木のりたけ/小学館 撮影=吉次史成。

息子の大ピンチからヒントを得て作られた鈴木のりたけ氏の絵本『大ピンチずかん』(小学館)。多くの共感を呼びミリオンセラーになったこの本は2025年4月に最新刊『大ピンチずかん3』が出版され、2025年7月からは展覧会「大ピンチ展!」がスタート。全国をまわる巡回展の3つ目の会場となる『PLAY! MUSEUM』 では、デビュー作『ケチャップマン』から名作『しごとば』『たべもんどう』といった絵本原画が特別に展示される限定企画も登場。見ごたえがさらにアップしている。

広報担当者は、「全国巡回中の本展。今夏、横浜会場では20日間で4万人超の動員を記録しました。『PLAY! MUSEUM』では、限定企画として鈴木のりたけさんのデビュー作の絵本原画や『大ピンチずかん』のラフスケッチを展示。さらに、オリジナルメニューを提供するカフェも楽しんでいただけます。子供も大人も一緒になって、鈴木さん自らが考案・制作した『ピンチ・エンターテインメント』をぜひ体験してみてください」と見どころを語る。

(C)鈴木のりたけ/小学館 撮影=吉次史成。
(C)鈴木のりたけ/小学館 撮影=吉次史成。
鈴木のりたけ『ケチャップマン』ブロンズ新社。
鈴木のりたけ『ケチャップマン』ブロンズ新社。

4つのタイプのピンチを乗り切れ

(C)鈴木のりたけ/小学館。
(C)鈴木のりたけ/小学館。

絵本「大ピンチずかん」をリアルに体験できる本展。会場ではハラハラドキドキ、スリリングなピンチの連続が待っている。

1つ目のピンチは「みるピンチ」。「大ピンチ倒れそうなケーキ」「大ピンチ巨大アイス」「大ピンチこぼれる牛乳」「大ピンチフンだらけ」など、巨大化ピンチや危機一髪ピンチが次々と襲う。

2つ目は「なるピンチ」。「大ピンチステーキ」「大ピンチえだまめ」「大ピンチくろこげパン」「大ピンチクモのす」など。パンが焦げてしまったら、黒こげで絵を描こう、蜘蛛の巣に引っ掛かったら遊ぼうなどなど、ピンチに遭遇した際の心得が伝授される。

3つ目の「かんがえるピンチ」は、「だれが・どこで・なにを・どうした」の4種類の言葉を組み合わせて生まれる、偶然のピンチを笑い飛ばす「大ピンチバー」。男の子の全身を襲うピンチの組み合わせを楽しむ「大ピンチブロック」など、自分好みのピンチを生み出して楽しみたい。

4つ目は男の子が牛乳をこぼしたシーンを立体化させた「とびこむピンチ」。「大ピンチぎゅうにゅうぶろ」に飛び込んで、ピンチの真っただ中を楽しもう。

限定グッズや平日来館特典も

アンフォーチュンクッキー(1080円)。「大ピンチ展!プラス」グッズ アンフォーチュンクッキー (C)鈴木のりたけ/小学館。
アンフォーチュンクッキー(1080円)。「大ピンチ展!プラス」グッズ アンフォーチュンクッキー (C)鈴木のりたけ/小学館。

展覧会図録『大ピンチを楽しむ』をはじめ、大ピンチブロックや大ピンチへんなふくカードなど、展示コンテンツをグッズ化したアイテムがずらり。キービジュアルをあしらったTシャツやバッグなど、「ピンチ・エンターテインメント」を持ち帰ることができる限定グッズも見逃せない。

また、平日に来館すると、特典として展示コンテンツにもなっている「へんなふくカード」がプレゼントされるのでチェックしておきたい。

開催概要

鈴木のりたけ「大ピンチ展!プラス」

「大ピンチ展!プラス」メインビジュアル (C)鈴木のりたけ/小学館。
「大ピンチ展!プラス」メインビジュアル (C)鈴木のりたけ/小学館。

開催期間:2025年10月8日(水)~12月7日(日)
開催時間:10:00~17:00(土・日・祝は~18:00。入館は閉館30分前まで)
休館日:無
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F)
アクセス:JR立川駅から徒歩10分
入場料:一般1500円、大学生1000円、高校生800円、小・中学生600円、未就学児無料
※保護者1名につき子ども(小学生・未就学児)2名まで。

【問い合わせ先】
PLAY! MUSEUM☏042-518-9625
公式HP https://play2020.jp/article/pinch/

 

取材・文=前田真紀 画像提供=PLAY! MUSEUM