妖怪コスプレで盆踊りに参加!

日本人のソウルダンスともいうべき盆踊りと、日本古来から伝わる妖怪を融合させたユニークなイベント「妖怪盆踊り」。イベントが始まったのは2019年。「国境を越えて盆踊りを楽しんでもらおうと福生市の国道沿いの公園で開かれた『ふっさ妖怪盆踊り』がきっかけです」と話すのは妖怪盆踊り実行委員会の高村さん。2022年から立川市の複合施設「GREEN SPRINGS」に会場を移し、デッキ部分の広い空間を利用してイベントが行われている。

3日間にわたりさまざまなコンテンツが展開されるが、メインは有料エリアのやぐらステージ周辺で行われる盆踊り。やぐらステージエリアに入場するためにはチケットのほかに指定のドレスコードがあり、①妖怪になる、②和装(浴衣や甚兵衛など)、③「妖怪盆踊り」公式グッズを着用する、のいずれかが必要だ。妖怪に扮した参加者が生バンドの演奏をバックに輪になって踊る姿は妖しさ満点! 「とはいえ、クォリティーの高い方からワンポイントメイクまで、どんな仮装でもOKです。和製ハロウィンのようなイメージで、どなたでも気軽にご参加いただければ」(高村さん)。

やぐらステージでは盆踊りやDJライブがにぎやかに行われる。
やぐらステージでは盆踊りやDJライブがにぎやかに行われる。

無料エリアだけでも十分に楽しめる

無料で入場できるエリアにも楽しい催しが盛りだくさん! 「妖怪屋台村」では、妖怪関連の作家が集まり、キュートな妖怪グッズの販売やワークショップなどを実施する。妖怪メイクブースもあるので、会場に到着したらまずここでメイクをしてもらうのも一興だ。ほかにも朝から夜までずっと音楽が鳴り響く「妖怪ディスコ」、立川おはやし保存会による「おはやし」、妖怪たちが会場内を練り歩く「立川百鬼夜行」や「狐の嫁入り」、さらには「妖怪コンテスト」まで、ほかでは体験できない催しを楽しめる。

また、今回初めて「エスニックまつり」エリアが出現! 「方南町タイまつり」とコラボして、“プチタイフェス”を開催する。タイ以外にもベトナムや台湾などのキッチンカーが並び、各国のビールも味わえる。「有料エリアのやぐらステージではぜひ妖怪モードを満喫してください! 無料エリアも屋台村を見て回ったり、エスニックグルメを味わったりと十分に楽しんでもらえるかと思います」と高村さん。爽やかな秋の三連休、普段とは違ったお出かけを楽しんでみよう。

豪華アーティストによるライブも行われ、熱狂の渦に包まれる。
豪華アーティストによるライブも行われ、熱狂の渦に包まれる。

開催概要

「妖怪盆踊り2025」

開催期間:2025年10月11日(土)~13日(月・祝)
開催時間:11:00~21:00
会場:GREEN SPRING 2F中央広場(東京都立川市緑町3-1)
アクセス:JR立川駅から徒歩8分
入場料:一日券(前売り)3500円

【問い合わせ先】
妖怪盆踊り実行委員会☎042-519-3230
URL:https://www.yokaibonodori.tokyo/

 

取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供