ところ変わればおでんも変わる

全国各地で立ち飲みイベントを開催し、ローカルなお酒とユニークなグルメを掛け合わせたイベントを行っている立ち飲みフェス実行委員会がこの冬も掲げるテーマは「おでん」と「地酒」。寒い季節にぴったりなグルメイベントが1月16日(木)から4日間行われる。

気になるおでんの出店は全部で24ブース。すりおろした生姜がたっぷりと入った青森県の「生姜味噌おでん」や、赤いなるとのような赤巻や車麩などちょっと変わった具が楽しめる石川県の「金沢おでん」、八丁味噌をベースに甘めの出汁で煮込んだ愛知県の「名古屋おでん」、プリプリとした特産のカキが入った広島県の「広島牡蠣おでん」など、北海道から沖縄まで全国のご当地おでんが会場に集結する。さらに、韓国風おでんや中国産の薬膳調味料が入った火鍋風の麻辣おでんも。土地によって出汁の味わいや具材がさまざまで、こんなに数多くのおでんを食べ比べられるのはめったにない機会だ。

おでん鍋から立ち上る湯気に誘われる。
おでん鍋から立ち上る湯気に誘われる。

お酒のラインアップも豊富!

それに対するお酒は、日本酒はもちろん、クラフトビールに焼酎、ハイボール、ワイン、サワーまで幅広くラインアップ。日本酒の楽しみ方を伝えている団体『日本酒学園!』は全国各地の日本酒の杯売りや飲み比べセット、さらに100種類以上の日本酒の時間制飲み放題を用意するほか、実はお酒のプロ集団『SAKEBAR★GINZA★』のブースでは熱燗も提供する。趣向を凝らしたユニークなお酒が勢ぞろいするので、おでんとの組み合わせを考えながら選ぶのも楽しい。

「寒い季節には温かいおでんとお酒が身に染みます。全国津々浦々のおでんが味わえますので、いろんな種類のおでんとお酒を楽しんでもらえたら。おでんの出汁で割る日本酒もおすすめです!」と立ち飲みフェス実行委員会の加藤未央さん。会場では射的や輪投げなどの縁日が出店するほか、楽器演奏や舞踊などのステージも実施する。家にこもっていたくなる気持ちを吹き飛ばして、今の季節ならではの楽しみに出合える「おでん&地酒フェス2025」に足を運んでみては。

銘酒がズラリとそろうので、飲みながらお気に入りを探そう。
銘酒がズラリとそろうので、飲みながらお気に入りを探そう。

開催概要

「おでん&地酒フェス2025」

開催日:2025年1月16日(木)~19日(日)
開催時間:12:00~21:00(18日は10:00~、19日は10:00~20:00)
会場:上野恩賜公園竹の台広場(東京都台東区上野公園5-20)
アクセス:JR・地下鉄上野駅、京成電鉄本線京成上野駅から徒歩2分

【問い合わせ先】
立ち飲みフェス実行委員会 https://oden-jizakefes.com/

 

取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供