商店街も応援する橋本の酉の市
JR横浜線・相模線、京王電鉄相模原線に加え、2027年にはリニア中央新幹線の新駅が誕生する予定で、鉄道交通の要所として注目を集める神奈川県の北の玄関口・橋本。大正12年(1923)の創建で、2023年に100周年を迎えた橋本大鷲神社では11月に酉の市が行われ、晩秋の風物詩となっている。2024年は一の酉は5日(火)、二の酉は17日(日)、三の酉は29日(金)の日程で開催される。
地域の繁栄や家内安全、商売繁盛を願って行われる橋本の酉の市。参道横に縁起物の飾り熊手やお札を売る市が立ち、子供からお年寄りまで地域の住民たちが訪れる。色とりどりで大小さまざまな熊手がところ狭しと並び、参拝客がじっくりと悩む姿が印象的だ。熊手が売れると恒例の三本締めが行われ、活気あふれる場面に出合える。
酉の市は神社だけでなく、橋本駅周辺の個性豊かな商店からなる橋本商店街協同組合の支援も加わって行われる。「以前は単独で酉の市に賛同していましたが、10年ぐらい前から商店街が後援する形で行われています」と教えてくれたのは橋本大鷲神社奉賛会代表の笹野稔さん。
神楽殿ではさまざまな演芸も!
境内の神楽殿では3日間を通してさまざまな催しが行われ、酉の市を盛り上げる。一の酉では宮司のお祓いにより酉の市がスタート。3組の若手演歌歌手による歌謡ショーが目玉だ。二の酉ではお囃子や明神太鼓、よさこい乱舞、ベリーダンスなど、三の酉では舞踊やマジック、安木節(ひょっとこ踊り)、カラオケ大会などが一日中繰り広げられ、ステージ前に設置されるイスに座って楽しめる。「夜店も出るので、一杯飲みながらにぎやかな演芸を楽しんでいただけたら」と笹野さん。2024年は三の酉まであるので、にぎやかな橋本の酉の市にぜひ出かけよう!
開催概要
「橋本酉の市2024」
開催日:2024年11月5日(火)・17日(日)・29日(金)
開催時間:11:00~(17日は10:00~)
会場:橋本大鷲神社(神奈川県相模原市緑区橋本6-39-25)
アクセス:JR・私鉄橋本駅から徒歩9分
【問い合わせ先】
橋本大鷲神社奉賛会世話人会(杉佐屋内)☎042ー772ー3141
公式HP:https://84moto.biz/posts/18042/
取材・文=香取麻衣子 写真=写真AC