『ルーヴル美術館』コレクションによる銅版画(カルコグラフィー)を日本初公開!

《ルーヴル旧館正面の眺め》ジャック・リゴー。
《ルーヴル旧館正面の眺め》ジャック・リゴー。

ギリシャ語で「銅(カルコス)に描いたもの」という意味のカルコグラフィー。『ルーヴル美術館』に存在する「カルコグラフィー室」は、ルイ14世時代に設立された「王の版画原版収集室」が起源といわれ、1797年に現在の形に整えられると、版画技術の保存とともに、『ルーヴル美術館』の貴重な名画を版画化するという重要な役割を改めて担うようになった。

20世紀に入っても現代作家による新作を加えながら拡充を続けている、そんな『ルーヴル美術館』カルコグラフィー室のコレクション約1万3000点の中から、日本での特別公開のために当時の版を使って刷られた銅版画100点余りが展示される。

ダ・ヴィンチ、レンブラント、フェルメールといったそうそうたる芸術家たちの名画がどのような姿を現すのか、興味深い内容となっている。

 《モナ・リザ》レオナルド・ダ・ヴィンチ 。
《モナ・リザ》レオナルド・ダ・ヴィンチ 。
《レースを編む女》ヨハネス・フェルメール。
《レースを編む女》ヨハネス・フェルメール。
《ベレー帽を被った自画像》レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン  。
《ベレー帽を被った自画像》レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン 。
 《出現》 ギュスターヴ・モロー。
《出現》 ギュスターヴ・モロー。

7月20日、監修者・中村高朗氏によるギャラリートークを開催

本展の監修者で美術評論家でもある中村高朗(なかむら こうろう)氏を講師に迎え、7月20日14時~『八王子市夢美術館』展示室にてギャラリートークを開催する。事前申し込み不要、無料(要鑑賞券購入)。

8月11日、監修者・中村高朗氏による講演会「カルコグラフィーに見る西洋美術」開催

8月11日14時~より八王子市学園都市センター第5セミナー室において、監修者・中村高朗氏による講演会「カルコグラフィーに見る西洋美術」を開催する。応募は公式HPの申込フォームにて。定員は50名。※応募者多数の場合は抽選。

開催概要

「ルーヴル美術館の銅版画展」

開催期間:2024年6月28日(金)~9月1日(日)
開催時間:10:00~19:00(入館は~18:30)
会場:八王子市夢美術館(東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F)
アクセス:JR八王子駅から徒歩12分
入館料:一般800円、高校生以上・65歳以上400円、中学生以下無料

【問い合わせ先】
公式HP https://www.yumebi.com/exb.html