玉乃光酒蔵

目にも涼やか! 注ぐと凍る日本酒

みぞれ酒990円は、涼やかなガラスの酒器で。豚ロース粕漬風味焼800円、真いかのわた粕漬700円。

1673年創業、京都に本拠地を構える蔵元の直営店である。約20年前より、特許を取得したみぞれ酒を提供。フレッシュな味と香りを保つために低温で発酵させ、パック詰めにしたもので、冷やしておいた日本酒を酒器に注げば、いと不思議!  瞬時に凍り、まさにみぞれのように変化する。店舗ではベストなみぞれ状で提供できるよう、-14度に設定した専用冷凍庫を備える。飲み口すっきり、エンターテイメント性も加わり、目でも楽しめる。

みぞれ酒は通年用意。固定ファンもいる。
飲食店が連なる、至便な地下街の一角。

『玉乃光酒蔵』店舗詳細

住所:東京都中央区八重洲2-1 八重洲地下街南1号/営業時間:10:30~21:45LO(土・日・祝~20:30)/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄東京駅直結

羅かん

二色のおでんで酒が進む

関西風は大根320 円、しらたき袋、あつあげ各420円、味噌は牛すじ420 円、焼き豆腐320円、豚舌520円。季節で具材は変わる。夏は冷やしも。

鍋で煮えるのは関西風おでん。澄んだ出汁は醤油を使わず、塩で味が調えられ、お汁まで飲み干したくなる。そしてもう一つの看板が、味噌おでんだ。「かつお節が味噌に負けるんです」と、あえて出汁を用いず、2種類の赤味噌に白味噌をブレンドし、酒とみりんで炊き上げる。濃厚なコクとまろやかな甘みをまとい、おでんの大根と言えど関西風と味噌では別物だ。酒は特注の春鶯囀(しゅんのうてん)を。どっしりとした味は、おでんを口にするとまろやかな香りを放ちだす。

夕方早めからにぎやかに。
牛すじ味噌煮込み830 円、春鶯囀は1合820円。

『羅かん』店舗詳細

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1/営業時間:11:00~22:00LO/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄東京駅直結

日本酒スローフード方舟

日本海の酒肴に舌鼓

突き出しは珍味2種と一口地酒!

富山の錫製酒器で供されるのは、新潟をはじめとする酒蔵がひしめく北陸地方の地酒。地元の酒屋10軒以上と契約し、関東では出回らない稀少な酒もお目見えする。常時50種ほどを揃えるが、そのほかに限定酒、季節酒も数多く、日替わりでラインナップが変わるのも楽しみだ。また、買参権を持つ輪島漁港から直送される旬の魚介も名物。夏にはプリップリの岩ガキも届く。さらに、富山名物の白エビ、新潟県栃尾の油揚げ、富山の見目麗しいカマボコなど、北陸ならではの肴にも目移り必至だ。

佐渡の北雪大吟醸は1合1480円。
白海老の天婦羅980円、栃尾揚げの神楽南蛮ねぎ味噌焼き780円(値段はすべて税抜価格)。

『日本酒スローフード方舟』店舗詳細

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口 黒塀横丁 B1F/営業時間:11:00~22:00LO(飲み物~22:30LO)/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄東京駅直結

米沢牛黄木

米沢が誇る魅惑の食世界

米沢牛すみれ漬け(トモ三角使用)1850円(税抜)、米沢牛寿司の盛り合わせ(ローストビーフと大トロあぶり)2250円(税抜)。

米沢市の枝肉市場で一頭買いし、自社でさばく米沢牛がリーズナブル! しゃぶしゃぶ、すき焼き、ステーキなどの定番もいいが、和食出身の濱田料理長が繰り出すのは、米沢牛や山形県産の旬の食材を使った多彩極まる一品料理だ。なかでも名物のすみれ漬けに使うのは、モモ肉の芯タマの一部で、赤身と霜降りのバランスがよい希少なトモ三角。これを地元の吟醸酒粕と味噌に1週間漬け込んだ。柔らかな肉質と芳醇な旨味が米沢の地酒を誘惑する。2019年8月より銀座に東京2号店の「銀座 米沢牛黄木」もオープンしている。

米沢の利き酒セット1280円(税抜)は定番3種で一献。
米沢牛の多彩な味わいをリーズナブルに味わえるとあって人気。

『米沢牛黄木』店舗詳細

住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口 黒塀横丁 B1F/営業時間:11:00~22:00LO/定休日:無/アクセス:JR・地下鉄東京駅直結

構成=フラップネクスト 取材・文=沼 由美子、teamまめ(佐藤さゆり、信藤舞子、松井一恵) 撮影=オカダタカオ、山出高士