歓迎本店
兄とともに作った羽根付き焼き餃子が蒲田名物に!
昭和61年(1986)の創業。オーナーの山崎英理子さんは、『你好』の創業者・八木功さんの妹。羽根付き焼き餃子は、兄の店を手伝っている頃に二人で考案したものだ。兄から教えてもらったレシピにアレンジを加えた羽根付き焼き餃子は、豚挽肉と鶏挽肉、白菜、干し大根、ニラ、ネギなどで餡を作る。ひと口食べると肉汁がしみ出て、ほんのり感じるショウガの風味も爽やかだ。ビジネスマンには5種類用意されるランチメニューが人気。定番の醤油ラーメンは、焼き餃子3個・サラダ付きで500円と格安。
『歓迎本店』店舗詳細
你好 恵馨閣
女性オーナーのセンスを生かしたメニュー構成と内装
羽根付き焼き餃子の生みの親、『你好本店』の創業者・八木功さんの娘さんが営む店。この店でも本店と同じ羽根付き焼き餃子を味わうことができる。羽根付き焼き餃子は、皮は薄く、焼き面はパリッときつね色。具は豚挽肉、白菜、キャベツ、長ネギで、ニンニクは入らない。野菜が多く、あっさりしているが、下味がついているので、タレがなくてもおいしく食べられる。餃子メニューには力を入れており、鉄板餃子550円、パクチー入り水餃子10個660円、炒め餃子8個715円、サンラータン水餃子880円といったこの店のオリジナル餃子もある。
『你好 恵馨閣』店舗詳細
金春本館
15種類揃う餃子は餡も皮もすべて手づくり
パリッとした羽根、厚めの皮を破れば滴る肉汁。蒲田三大餃子に数えられる羽根付き焼き餃子は、羽根と皮と餡のハーモニーを楽しむ逸品。餃子の餡は豚挽肉と白菜のみ。水分調整のために季節によってはキャベツも入る。挽肉3に対して野菜7と野菜が多めだが、皮を破ると肉汁があふれてくる。これは、7時間以上も煮込んだ豚骨白湯スープを挽肉に混ぜ、一晩寝かせて、肉にスープを吸わせてから翌日に野菜とともに包むから。全15種類揃う餃子はすべて皮も餡も自家製。
『金春本館』店舗詳細
中国料理 春香園
破裂注意! 熱々肉汁たっぷりの羽根付き焼き餃子
店主の八木誠さんは、創業者・八木功さんの甥っ子にあたる。『你好』と、父の店である『金春本館』で修業し、2007年に自らの店を開いた。羽根付き焼き餃子は、他店に比べひと回り大きく、仕込み段階で豚挽肉に豚骨スープをいっぱい含ませているため、弾け出る肉汁が特徴。羽根付き焼き餃子のバリエーションは、海老入り焼き餃子5個550円、ニラ桜エビ餃子3個550円、ナマコ入り焼き餃子5個748円があり、このほかにも水餃子8個550円や蒸し餃子5個418円などもあり、餃子三昧というのも楽しみだ。
『中国料理 春香園』店舗詳細
取材・文・撮影=塙 広明