Bar Saki Shou

マスターと映画談義で盛り上がる。繊細にして無骨なバー

「パルプフィクション」やウォン・カーウァイの映画ポスターがある。

赤羽の外れにあるバー。マスターの崎山拓郎さんは、高層ビルの窓拭きの仕事をしながら、脚本家を目指していた異色の経歴の持ち主。そうした日々を過ごすなか、ウイスキーの魅力にめざめ、バーテンに転身。官公庁街のバーで修行を積み、地元赤羽に店を出した。その間も映画への熱や脚本家への夢は冷めやらず。好きな映画監督は岩井俊二氏。桜餅のような香りのズブロッカをベースにした「四月物語」など、岩井作品のタイトルを冠したオリジナルのカクテルも作っている。

ウィスキーの保護団体ウィスキーフープに加盟している。

『Bar Saki Shou』店舗詳細

住所:東京都北区赤羽1-48-3 オークラレジデンス101/営業時間:19:00〜翌3:30 (日は18:00〜翌1:00)/定休日:月/アクセス:JR赤羽駅から徒歩8分、地下鉄南北線赤羽岩淵駅から徒歩3分

COUNTER Bar Life

看板の灯りは、ほぼ灯さずに30年以上。「人生」という名のバー

マスターの定方勝行さん。物腰柔らかで、初対面の人も緊張させない。

OK横丁にある、自称「赤羽で2番目に古いバー」。マスターのお母さんが営むスナックだった店を、昭和63年(1988)に改装。Lifeという店名は、スナックだった頃からなので、ここにLifeという店があるのはもう44、5年になる。店頭の灯りは基本、いつも消えている。「電球を変えたこともあるのかな? 覚えていません」とマスターの定方さんは笑う。それでも、客足が途絶えないのはマスターの人柄からか。不思議な磁力を持ったバーだ。

チェリーブランデーのカクテル、チャーリー・チャップリン800円。
シンプルな内装。チャージは500円。お通しは4種類から選べる。

『COUNTER Bar Life』店舗詳細

住所:東京都北区赤羽1-18-6/営業時間:20:00~翌1:30頃(閉店時間の変動あり)/定休日:日/アクセス:JR赤羽駅から徒歩3分

bar RR

洋館2階に潜む、北区唯一のシガーバー

カウンター席のほか、ゆったり座れるテーブル席が2卓ある。

赤羽の住宅街に忽然と現れる洋館。その2階にはサロンのようなバーが潜んでいる。革張りのスツールやソファ、細部にまでこだわった重厚感あるインテリアは、邸宅の一室のよう。「北区で唯一、シガー(葉巻)を置いています」とマスターの大山暁さん。「シガーは長ければ長いほど吸える時間が長くなります。長いものでは1時間、お酒と一緒に楽しむ嗜好品なのです」。上質なウィスキーと一緒にシガーをくゆらせば、ひととき非日常の世界へと旅立たせてくれる。

初心者におすすめのシガー。モンテクリスト メディア コロナス1290円。
スコッチウィスキーのウィルソン&モーガン シェリーカスク1500円。

『Bar RR』店舗詳細

住所:東京都北区志茂2-21-6/営業時間:19:00~翌3:00(日は~24:00)/定休日:月・火/アクセス:JR赤羽駅から徒歩7分

BAR MONROE

アメリカ禁酒法時代の隠れ家バーをイメージ

曲線を描くバーカウンター。このカウンターから隠れ家バーの着想を得た。

MONROE(モンロー)とは映画女優のマリリン・モンローのこと。入り口のシャッターアートに始まり、ドアやポスターなど、あらゆるところにモンローが微笑んでいる。「モンローが活躍していた映画界が華やかな時代が好きなんです」とマスターの太田知昭さん。アメリカ禁酒法時代のバーをイメージした秘密基地のような遊び心あふれるバー。さらに年に一度は海外のベストバーを訪れ、流行もチェック。作り出すカクテルはフォトジェニックだ。

ピンナップガールのようなイラストがかわいい。ハバナモヒート1200円。
入り口ドアの金属板にもマリリン・モンローの姿がある。

『BAR MONROE』店舗詳細

住所:東京都北区赤羽2-19-1 2F/営業時間: 17:00~翌2:00(日・祝は16:00~翌1:00)/定休日:水/アクセス:JR赤羽駅から徒歩4分

取材・文・撮影=新井鏡子