la cantina cancemi

多彩なるオリーブオイルの伝道師

手前から久慈産柳タコと関イサキの炙りカルパッチョミスト1650円、冷製スパゲッティ700円、自家製サルシッチェ1400円。

産地により、苦み、渋み、甘みがあり、味がまったく異なるオリーブオイル。本場イタリアでさえ我が町自慢の味しか知らない人が多いなか、専門書との出合いにより開眼したと笑うエンツォ ・カンチェーミさん。ライトタイプは豆腐やカルパッチョに、ストロングは野趣あふれるジビエにと、店に揃う14種類の特性を見極め、調理や料理で使い分ける。多彩なオリーブオイルに付けて食べ比べるのも楽しみ。11月に搾りたても登場。

2階のダイニング。気さくな1階席もあり。
代表のカンチェーミさん。販売もあり。

『la cantina cancemi』店舗詳細

住所:東京都千代田区富士見1-9-21 谷口ビル1・2F/営業時間:11:30~15:00・17:30~21:00/定休日:月/アクセス:JR・地下鉄飯田橋駅から徒歩5分

神楽坂SHUGO

午前様を迎え入れる 本格かつ独創のイタリアン

甘エビとマスカットの冷製カッペリーニ1450円。 ※メニューは日替わりなので要確認

深夜の神楽坂に燦然と輝く本格イタリアン。午後0時まで明かりが灯り、存在感を放つ。肩肘を張ったコース料理はあえておかず、アラカルトでしっかりお腹を満たすのがSHUGO流だ。食材にはシェフ・広瀬周悟さんの地元茨城県産の肉や野菜をはじめ、イタリアンには珍しい、ホヤやサザエといった旬の魚介もお目見えする。イタリア産などを中心に約120種揃えるワインは、オーナーソムリエ・佐々木利雄さんにセレクトを委ねたい。

茨城ローストポーク・ローヌのロースト。付け合せのキノコ類はビネガー、コーヒー、シナモンなどで味付けしている。

『神楽坂SHUGO』店舗詳細

住所:新宿区筑土八幡町5-12相川ビル1F/営業時間:18:00~24:00/定休日:日・第1月/アクセス:地下鉄牛込神楽坂駅から徒歩5分

ALBERATA

食通が集う神楽坂にてお陰様で20年目

タコのテリーヌ。野菜との相性も絶妙だ。

古き良きものを踏襲し、新しい風を吹き込ませる温故知新の街・神楽坂。食通が集うこの街で20年店を営み続けられてきたのは、オーナーシェフである高師宏明さんの「食材の良さを最大限に引き出し、体にも心にもやさしく沁みる料理」というモットーが店の細部にまで行き届いているから。コース料理の流れのなかで、季節ごとの旬を感じてもらえるよう、お客さんのニーズを満たせるよう、細やかな心配りがなされているのだ。

オーナーシェフの高師宏明さん。
アンズ茸とチーズを絡めた自家製タリアテッレ スパイシー牛肉のラグー。

『ALBERATA』店舗詳細

住所:東京都新宿区神楽坂3-6 ツルタビル1F/営業時間:11:30~15:00、18:00~22:30/定休日:月・第1火・火ランチ/アクセス:地下鉄飯田橋駅から徒歩5分

SCUGNIZZO!

伝統と革新を重んじ、故きを温めて新しきを知る

シェフ湯本のスペシャリテ バジルソースのパスタ1980円。

イタリアのリストランテの格付け本〝ガンベロロッソ″。イタリア本国ではミシュランガイドよりも信頼がおかれているという格付け本であるこのガンベロロッソに掲載された店で修業を積み、自身の名前も出たことがあるというこの店のシェフの湯本篤志さん。その腕は間違いなく、一流。湯本シェフのスペシャリテである「バジルソースのパスタ」は、古来の手法を用いてバジル本来の旨味を生かした、店が「日本一のジェノヴェーゼ」とうたうのも納得の出来栄え。

大学卒業後に単身でイタリアへ渡り、現地で修業を重ねた湯本篤志さん。

『SCUGNIZZO!』店舗詳細

住所:東京都千代田区富士見2-3-1信幸ビルB1/営業時間:11:30~14:00LO・18:00~22:00LO/定休日:日・祝/アクセス:JR総武線飯田橋駅から徒歩3分・地下鉄有楽町線飯田橋駅から徒歩5分

取材=妻沼佐織 構成=株式会社エスティフ 撮影=鈴木千佳・オカダタカオ