美しい日本庭園が紅葉とライトアップで華やぐ「目白庭園」【東京都豊島区】
園内の中央に大きな池がある日本庭園で、1990年に当時の匠たちの技を集結して完成させた。「赤鳥庵」は水際に石垣を築いてその上に数寄屋造りの茶室を配しているため、水面に優雅な姿を映している。都会の中にありながら、四季折々に楽しめる自然豊かな空間で、秋になるとさまざまなモミジが赤や黄色に色づく。11月中旬から下旬にかけてはライトアップされ、昼とは異なる一面を見ることができる。池の水面にも映し出される紅葉は幻想的だ。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月下旬~12月上旬
種類:イロハモミジ、ハウチワカエデなど
場所:目白庭園(東京都豊島区目白3-20-18)
アクセス:JR山手線目白駅から徒歩5分
入園時間:9:00~17:00 ※2024年11月16日(土)~24日(日)のライトアップ期間中は17:30~20:30
料金:入園無料、ライトアップの時間帯は300円
【問い合わせ先】
目白庭園管理事務所☎03-5996-4810
公式HP https://mejiro-garden.com/
林業試験場跡に作られた公園がレンガ色に染まる「林試の森公園」【東京都目黒区・品川区】
明治33年(1900)に「目黒試験苗圃(びょうほ)」としてスタートし、1989年に都立公園として生まれ変わった。東西700m、南北250mと細長く、約45分で外周を一周することができる。さまざまな樹木があるが、秋になるとケヤキやラクウショウなどが色づき始める。特に六角堂前の神池周辺にあるラクウショウの森が茶褐色のレンガ色に染まり、落葉とともに美しい景色を作っている。
【紅葉情報】
色づきはじめ:10月上旬
見頃:11月下旬~12月中旬
種類:ケヤキ、ラクウショウ
場所:林試の森公園(東京都目黒区下目黒2丁目、品川区小山台2丁目)
アクセス:東急電鉄目黒線武蔵小山駅から徒歩10分
入園時間:園内自由
【問い合わせ先】
林試の森公園サービスセンター☎03-3792-3800
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/rinshinomori/
モミジをはじめ、秋の植物も一緒に楽しむ「神代植物公園」【東京都調布市】
約4800種・10万本の樹木が植えられている植物公園。園内は、植物の種類ごとに30ブロックに分かれていて、四季の移ろいを感じることができる。「かえで園」では、約55種・100本のカエデの紅葉や、「えびね・あじさい園」の周囲を流れる川沿いにはメタセコイアの紅葉が見られる。ほかにも、ケヤキやシマサルスベリなど、園内の至る所で紅・黄葉を楽しめる。同じ頃にバラやサザンカなどの秋の花々も咲くので、秋の風情を満喫しよう。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月上旬~12月中旬
種類:モミジ、ケヤキ、シマサルスベリなど
場所:神代植物公園(東京都調布市深大寺元町5-31-10)
アクセス:京王電鉄京王線調布駅からバス20分の「神代植物公園前」下車すぐ
入園時間:9:30~16:00(17:00閉園)
料金:500円
【問い合わせ先】
神代植物公園サービスセンター☎042-483-2300
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/jindai/
水面に反射するレンガ色の紅葉が美しい都内最大級の水郷公園「水元公園」【東京都葛飾区】
小合溜(こあいだめ)沿いにある都内唯一で最大級の水郷公園。園内は小合溜から引いた大小の水路が張り巡らされ、水郷景観を楽しめる。この公園の最大の紅葉スポットが「メタセコイアの森」。メタセコイアの木々が鮮やかなレンガ色に染まり、紅葉が反射する水面や青空とのコントラストが素晴らしい。園内ではモミジやイチョウ、ポプラなどの木々も色づくので、水辺の風景と一緒に楽しもう。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月上旬~12月中旬
種類:メタセコイア、モミジ、イチョウ、ポプラなど
場所:水元公園(東京都葛飾区水元公園3-2)
アクセス:JR常磐線金町駅からバス15分の「水元公園」下車、徒歩7分
入園時間:園内自由
【問い合わせ先】
水元公園サービスセンター☎03-3607-8321
公式HP https://www.tokyo-park.or.jp/park/mizumoto/
歴史的街並みがイチョウに彩られる「日本大通り」【神奈川県横浜市】
明治3年(1870)、に完成したという日本で初めての西洋式街路。神奈川県庁や『横浜開港資料館』、三井物産横浜ビルなど、数々の歴史ある建物が軒を連ねている。そんな街並みに彩りを与えるのがイチョウ。日本大通りに沿って植えられたイチョウは、まるで黄金色のトンネルのように輝く。散策しながら眺めたり、カフェでゆっくりと休憩しながら眺めたり、思い思いに景観を楽しみたい。横浜市の観光重要樹木に指定。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月中旬~12月上旬
種類:イチョウ
場所:日本大通り(神奈川県横浜市中区日本大通)
アクセス:みなとみらい線日本大通り駅すぐ
見学時間:散策自由
【問い合わせ先】
日本大通りエリアマネジメント協議会事務局 [email protected]
公式HP https://www.nihonodori.jp/
都市公園が紅葉や黄葉に彩られる「生田緑地」【神奈川県川崎市】
昭和16年(1941)に緑地として都市計画決定された公園で、多摩丘陵の地形を生かして四季折々の自然美が楽しめる。紅葉の一番のスポットは、中央広場奥にあるメタセコイアの林。高さ約30mという巨木がレンガ色に色づく光景は圧巻だ。ほかにも、生田緑地東口ビジターセンターから中央広場に向かう途中のイロハモミジ、戸隠不動尊跡地など、紅葉スポットが点在。枡形山展望台からは紅葉越しに富士山や東京スカイツリーが見られる。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月中旬~12月中旬
種類:メタセコイア、イロハモミジ、ケヤキ、コナラなど
場所:生田緑地(神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-4)
アクセス:小田急電鉄小田原線向ヶ丘遊園駅から徒歩13分
入園時間:園内自由
【問い合わせ先】
生田緑地東口ビジターセンター☎044-933-2300
公式HP https://www.ikutaryokuti.jp/
青い空や湖面に映える紅黄葉をハイクで楽しむ「名栗湖」【埼玉県飯能市】
秩父市と飯能市の間に位置する有間ダムでせき止められた人造湖。カヌーや釣りなど、アウトドアスポーツが楽しめることでも人気だ。約5kmの周囲を一周する散策道が整備されていて、湖とともに紅葉を楽しむことができる。名栗湖の上流にある有間渓谷もモミジやカエデ、桜などが色づき、ゆっくりと散策しながら渓谷美を堪能することができる。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月上旬
見頃:11月上旬~11月下旬
種類:モミジ、カエデ、桜など
場所:名栗湖(埼玉県飯能市下名栗)
アクセス:西武鉄道池袋線飯能駅からバス40分の「河又名栗湖入口」または「ノーラ名栗・さわらびの湯」下車、徒歩30分
見学時間:散策自由
【問い合わせ先】
奥むさし飯能観光協会☎042-980-5051
公式HP https://hanno-tourism.com/
関東屈指のパワースポットである霊峰が紅葉に染まる「三峰山」【埼玉県秩父市】
奥秩父にある妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三山の総称。古来より山岳信仰の霊山としても知られる。標高1102mに鎮座する三峯神社周辺では、モミジやカエデ、ナナカマド、ブナなどが赤や黄色に色づく。麓の秩父湖から三峯神社に続く登山道を歩けば、錦屏風を広げたような美しさだ。三峯神社から奥の院がある妙法ヶ岳へは歩いて約1時間30分ほどなので、紅葉を楽しみながら散策するのに最適だ。
【紅葉情報】
色づきはじめ:10月下旬
見頃:10月下旬~11月下旬
種類:モミジ、カエデ、ナナカマド、ブナなど
場所:三峯神社周辺(埼玉県秩父市三峰)
アクセス:西武鉄道秩父線西武秩父駅からバス1時間20分の「三峰神社」下車ほか
見学時間:散策自由
【問い合わせ先】
秩父市役所大滝総合支所地域振興課☎0494-55-0861
公式HP https://navi.city.chichibu.lg.jp/p_flower/1550/
真っ赤ないずみ橋から水面も染める紅葉を楽しむ「泉自然公園」【千葉県千葉市】
北総台地の起伏に富んだ地形を生かした約44万㎡の広大な公園。園内には約15種500本のモミジ類をはじめ、カツラやイチョウ、クヌギやコナラなど紅葉する樹木が約80種。特に池の上にかかかるいずみ橋からは、水面に映り込む紅葉が美しいと評判だ。ほかにも、園内の5つの池や紅葉谷など、さまざまな紅葉風景が楽しめる。紅葉期間中は「もみじまつり」が開催され、各種イベントやキッチンカーなどの出店も行われる。
【紅葉情報】
色づきはじめ:11月中旬
見頃:11月下旬~12月上旬
種類:イロハモミジ、カツラ、イチョウ、クヌギなど
場所:泉自然公園(千葉県千葉市若葉区野呂町108)
アクセス:JR千葉駅からバス45分の「泉公園入口」下車、徒歩10分
入園時間:園内自由
【問い合わせ先】
千葉市若葉公園緑地事務所☎043-306-0101
公式HP https://izumi-park.city.chiba.jp/
取材・文=速志 淳 構成=アド・グリーン ※画像は各施設提供