TORAYA BAKERY

パンが好きでたまらない店主が作る

五穀食パン320円。ひまわりの種、ゴマなどをまとう。もちっとした食感も◎。
五穀食パン320円。ひまわりの種、ゴマなどをまとう。もちっとした食感も◎。
店主の森岡進さん。
店主の森岡進さん。

いい香りのパンの秘訣を聞くと、店主の森岡進さんは「言うほどのことでも……」と謙虚だ。それは「ただ、喜んでもらえるパンを作る」のが第一義だから。常連の主婦は、近所にお裾分けするため「いつものアレ」をまとめ買いする。みんなと分かち合いたい、そんな幸せが詰まったパン!

くるみのタルト380円。しっかり焼き込み、こんがりさせたクッキー部分にも注目。
くるみのタルト380円。しっかり焼き込み、こんがりさせたクッキー部分にも注目。
常連客には、それぞれお気に入りの商品があるようだ。看板は森岡さんの自作。
常連客には、それぞれお気に入りの商品があるようだ。看板は森岡さんの自作。

『TORAYA BAKERY』店舗詳細

住所:東京都葛飾区東金町3-17-4/営業時間:11:00~売り切れ次第終了/定休日:月・日/アクセス:JR常磐線金町駅から徒歩3分

GREEN FIELD

一口食べたらときめきが止まらない

マカダミアナッツとホワイトチョコのソフトフランス160円。ホワイトチョコ好きの常連客からリクエストを受けて考案。
マカダミアナッツとホワイトチョコのソフトフランス160円。ホワイトチョコ好きの常連客からリクエストを受けて考案。

ずらりと整列するパンにうっとり。ていねいな仕事ぶりが表れた端正なルックスと多種多様なフィリングから、店主である新井田直樹さんの真面目さ、豊かな発想力が見えてくる。今回は、キューブクリームぱんに一口で恋! とろとろのカスタードクリームが、ほどよい重量感で口の中を満たすんだもの。焼き上げるうちに熱で固まってしまわないよう、冷凍させた状態を生地で包むという。そんな賜物ともいえる品々にファンは増える一方。

直樹さんと妻の与里子さんが切り盛り。
直樹さんと妻の与里子さんが切り盛り。
キューブクリームぱん160円。パンはふんわりで、クリームとろとろ。絶妙なタッグ!
キューブクリームぱん160円。パンはふんわりで、クリームとろとろ。絶妙なタッグ!
つけカレーパン250円。12種のスパイスを使ったカレーが別添えに。1日10個限定。
つけカレーパン250円。12種のスパイスを使ったカレーが別添えに。1日10個限定。
フルーツを使うヴィエノワズリーなども並ぶ。
フルーツを使うヴィエノワズリーなども並ぶ。

『GREEN FIELD』店舗詳細

住所:東京都足立区東和2-18-9 /営業時間:6:30~18:00 /定休日:水・木/アクセス:JR常磐線亀有駅から徒歩7分

boulangerie tomohiro

地域の人々にそっと寄り添うパン

明るいスタッフに元気をもらえる。
明るいスタッフに元気をもらえる。
カレーパン190円。ほろほろになるまで煮込んだ豚肉や野菜が旨味を放出!
カレーパン190円。ほろほろになるまで煮込んだ豚肉や野菜が旨味を放出!

店主の友廣直樹さんは、亀有生まれの亀有育ち。大人になってから、子どもの頃におつかい先のパン屋で嗅いだいい匂いを思い出し、「パン屋になろう!」と決意した。だから、亀有あんぱんをはじめとするラインナップには地元への愛が満載。よそで見かけるものより一回り大きい「下町サイズ」のカレーパンは、近所の肉屋で仕入れた国産の無菌豚を用い、子どもでも食べられる辛さにととのえてある。素朴ながら花もあるパンに、ヤミツキ。

クロワッサン200円。こちらも食べ応えのある「下町サイズ」。バターでコクうま。
クロワッサン200円。こちらも食べ応えのある「下町サイズ」。バターでコクうま。
亀有あんぱん210円。もっちりとした独特の白いぱん。中身はずんだ餡と求肥だ。
亀有あんぱん210円。もっちりとした独特の白いぱん。中身はずんだ餡と求肥だ。
和洋の素材が駆使され、バリエーション豊富。
和洋の素材が駆使され、バリエーション豊富。

『boulangerie tomohiro』店舗詳細

住所:東京都葛飾区亀有4-21-6/営業時間:8:00~19:00/定休日:火/アクセス:JR常磐線亀有駅から徒歩8分

構成=フラップネクスト 取材・文=信藤舞子 撮影=桧原勇太