3000冊の古絵本が待つ秘密基地『えほんやるすばんばんするかいしゃ』

2階の絵本売り場。

木造の建物の急な階段をおそるおそる上がると、そこは絵本でいっぱい! 屋根裏部屋のような秘密基地のような薄暗い三角屋根の部屋に収まるのは、日本のものから翻訳もの、英語やロシア語など海外ものまで、買い取りや委託で集まった約3000冊の古絵本。「絵本が好きで店を始めたのですが、古本だと絶版本と遭遇できたり、お客さんの持ち込む本が予想外に面白かったりと、読める本が無限にあるようでいいんですよ」と店主の荒木健太さん。1階はギャラリーで、絵本作家の原画展など様々な企画あり。(2016年11月取材当時の内容)

階段の上はすぐ本棚。
出口かずみ作の小人の豆本など、作家の手作り本も扱う。
店名はある絵本が由来。
中村まふね作『とおのちいさなとびらのむこう』2200円(手前)は自社出版。
異国的な本も多い。

『えほんやるすばんばんするかいしゃ』店舗詳細

住所:東京都杉並区円寺南3-44-18 1・2F/営業時間:14:00~20:00/定休日:水/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩7分

数奇な出合いで生まれた心地よさ『BOOK CAFE DINER イココチ』

フレンチトースト580円とアイスカラメルミルク400円。

店主の蔵下博史さんは、散歩中にいつもと違う角を曲がって、テナント募集の看板を発見した。「当時は会社員でしたが、頭にイメージが湧いちゃって」と、開業。壁にペンキを塗っていると、スケボーに乗った米国人が現れ「ボク、アーティスト。この壁に作品を飾らせて」と言われ、にぎやかしで蔵書を並べたら「これ、ください」と美大生が購入し、ママ友が絵本を寄贈するように。「みんなでシェアできる空間になれば」と、インテリアのワークショップも開催。老夫婦がモーニングに訪れたり、酒をなめに来る男性客もいて、みんなの思いが店を形作っている。

壁は貸しギャラリー。
棚には雑貨販売コーナーも。
古本はすべて販売。
蔵下夫妻が営む。
壁を塗った英国ペンキメーカーの図録と、「いろんなカフェがあるんですよね」と実感がこもる『想い出のカフェ』。

『BOOK CAFE DINER イココチ』店舗詳細

「高円寺文庫センター」の再来か『古書サンカクヤマ』

高円寺にあった伝説の書店を思わせるサブカルな品揃えに、90’s乙女エッセンスも加わった『古書サンカクヤマ』。「お客さんのニーズに応えるうちにこうなりました」と店主。

『古書サンカクヤマ』店舗詳細

住所:東京都杉並区高円寺北3-44-24/営業時間:12:00~21:00/定休日:水/アクセス:JR中央線高円寺駅から徒歩5分

構成=フラップネクスト 取材・文=下里康子、増山かおり 撮影=猪俣慎吾、金井塚太郎