【肉が食べたい!】

丁寧に焼き上げる厳選したジビエが自慢『Grill&Bar Link』[大井町]

手前から対馬産イノシシロース、北海道産エゾシカもも各1550円。季節野菜のグリルS1100円。肉は低温調理で中心を58℃まで上げてから、炭火グリルで焼く。自家製醤油ムースも美味。
手前から対馬産イノシシロース、北海道産エゾシカもも各1550円。季節野菜のグリルS1100円。肉は低温調理で中心を58℃まで上げてから、炭火グリルで焼く。自家製醤油ムースも美味。

白金高輪のグリルバーを経て2021年7月オープン。味の質はもちろん、安全性も重視した食材を炭火グリルで焼き上げる。北海道産エゾシカは噛むたびに旨味が広がり、ジビエ特有の臭みがない。対馬産イノシシロースは脂身のおいしさに悶絶。出来上がりまでを見ているだけでもわくわくするし、栄養士の経験もある店長・安川佳吾さんのトークも楽しく、長居する客が多いのも納得。

カウンターメイン。
カウンターメイン。
気さくな安川さんのおかげで和やかな雰囲気に。
気さくな安川さんのおかげで和やかな雰囲気に。

『Grill&Bar Link』店舗詳細

住所:東京都品川区大井1-41-1 薩田ビル1F/営業時間:17:00~翌1:00/定休日:日・月・祝/アクセス:JR・私鉄・りんかい線大井町駅から徒歩5分

食肉のプロが選んだ黒毛和牛肉がお値打ち!『焼肉乙ちゃん 鮫洲本店』[鮫洲]

無煙ロースターで焼く。
無煙ロースターで焼く。

食肉市場の仲卸・乙川畜産食品が営む焼き肉店。国産黒毛和牛を毎日1~3頭買い付け、市場内にある本社で下処理された肉が届けられる。しかもやわらかい肉質で焼き肉に向いているというメス肉のみ。例えば、太もも部分のクリは、ふくよかで濃厚な味でありながら、後味はさっぱり。まずはお得な盛り合わせで赤身や希少部位を少しずつ楽しみ、それぞれの肉質のレベルの高さを堪能したい。

厳選赤身5種盛り1人前90g 2250円(写真は2人前)。内容は日替わり。毎回市場で肉の質を見極めて競りで落とすため、ブランドにはこだわっていない。
厳選赤身5種盛り1人前90g 2250円(写真は2人前)。内容は日替わり。毎回市場で肉の質を見極めて競りで落とすため、ブランドにはこだわっていない。
ともさんかく1850円は脂の旨味がありながらくどくない。シャキシャキ&ピリ辛でお酒が進むおつまみネギにーら640円。
ともさんかく1850円は脂の旨味がありながらくどくない。シャキシャキ&ピリ辛でお酒が進むおつまみネギにーら640円。
ボックス席が中心。
ボックス席が中心。

『焼肉乙ちゃん 鮫洲本店』店舗詳細

住所:東京都品川区東大井2-5-13/営業時間:11:30~14:00・17:00~23:00(土は16:00~23:00、日・祝は16:00~22:00)/定休日:無/アクセス:京急電鉄本線鮫洲駅から徒歩5分

一度食べたらわかる他を圧倒する抜群の鮮度『品川ホルモン』[品川]

鮮度にうなるネギれば590円。ファンが多い店なので、訪れる前に予約がおすすめ。
鮮度にうなるネギれば590円。ファンが多い店なので、訪れる前に予約がおすすめ。

「毎日オープン前に、その日に処理されたホルモンを食肉市場まで受け取りに行くんです」という店長の中村さん。その市場が、なんと店から徒歩3分! 名物のネギればはプリッとしていて、味付けは塩とごま油だけなのに肉の臭みが一切ない。独特の食感や臭みをもつのがレバーという概念を覆された。血管の部分を中心に4分の1ほど取り除くという丁寧な下処理もおいしさの秘訣(ひけつ)だ。

1階はカウンター。2・3階はテーブル席で飲み放題も。
1階はカウンター。2・3階はテーブル席で飲み放題も。

『品川ホルモン』店舗詳細

住所:東京都港区港南2-4-9/営業時間:17:00~24:00/定休日:日・祝/アクセス:JR・私鉄品川駅から徒歩5分

おしゃれに変化させたホルモンの新しい世界へ『ザ・ホルモンクラブ・トウキョウ』[大井町]

ハツのロースト150g1650円、牛すじラグーのタリアテッレ1650円のほか、この店で外せないのが極上赤身ホルモン5種盛り1650円。薄口醤油で味付けたハラミ炙り、岩塩で味わうレバーのコンフィなど、どれも味のバランスが秀逸。
ハツのロースト150g1650円、牛すじラグーのタリアテッレ1650円のほか、この店で外せないのが極上赤身ホルモン5種盛り1650円。薄口醤油で味付けたハラミ炙り、岩塩で味わうレバーのコンフィなど、どれも味のバランスが秀逸。

ホルモン料理店とは思えないスタイリッシュな雰囲気。メニューもロースト、ムニエル、パスタなど洋風のメニューが並ぶが、肉はすべてホルモンだ。ハツのローストはグリーンマスタードソースで酸味をプラスしたり、牛すじを白ワイン煮込んでパスタに合わせたり、フレンチやイタリアンの調理法やソース使いなどが取り入れられている。今後も想像を超えた新しいホルモン料理に期待!

築80年という長屋の一軒で、外観と店内のギャップに驚く。
築80年という長屋の一軒で、外観と店内のギャップに驚く。
シェフの神谷桂吾さん。
シェフの神谷桂吾さん。

『ザ・ホルモンクラブ・トウキョウ』店舗詳細

住所:東京都品川区南品川5-11-42/営業時間:17:00~23:00LO/定休日:月・祝/アクセス:JR・私鉄・りんかい線大井町駅から徒歩5分

【魚が食べたい!】

活魚割烹ならではのカワハギの薄造りは必食!『既朔』[立会川]

カワハギの活魚の薄造り3800円前後(サイズで異なる)。身の真ん中にあるのがエンガワ。
カワハギの活魚の薄造り3800円前後(サイズで異なる)。身の真ん中にあるのがエンガワ。

豊洲での仕入れのほか、活魚屋から届く魚介が水槽で待機。「お客さんと話しながら料理を決めるんだよね」と、店主の若原正人さん。今回は水槽で泳ぐカワハギの話から薄造りに。上品な甘みのある身はコリコリとした歯触りがあり、さばきたてならではのまったりとした肝の贅沢(ぜいたく)な味に感動! ここでは、希望を伝えつつ話の流れに任せるべし。これからの季節は活四万十うなぎもおすすめ。

小鉢9点のセットがお通し1000円。ウニの茶碗蒸し、カツオの唐揚げ、オコゼの肝、骨煎餅などお酒が進むものばかり。
小鉢9点のセットがお通し1000円。ウニの茶碗蒸し、カツオの唐揚げ、オコゼの肝、骨煎餅などお酒が進むものばかり。
店先で干しているアワビもリクエストで提供する。数の子やホタテを干すことも。
店先で干しているアワビもリクエストで提供する。数の子やホタテを干すことも。

『既朔』店舗詳細

住所:東京都品川区東大井2-28-5/営業時間:17:00~24:00/定休日:無/アクセス:京急電鉄本線立会川駅から徒歩1分

定置網による海の味覚を味わい尽くす『あじろ定置網』[品川]

ホウボウ、シマガツオ、ハモ、アジ、カンパチ、アオリイカなど9種で3500円目安。
ホウボウ、シマガツオ、ハモ、アジ、カンパチ、アオリイカなど9種で3500円目安。

壁に書かれたメニューを見ると、刺し身、煮魚、焼魚のほか、一品料理もほぼ魚介。「お魚だけでこんなにおなかがいっぱいになったのは初めてです」とよく言われるそう。すべて網代と伊豆山にある大型定置網に揚がったもので、刺し身だけで20種類以上あるときも。「100種類以上見てますけど、まだ知らない魚に出合うことも」と、店長の河野真和さん。こりゃ、魚好きにはたまらん!

身がふわふわのカワビシャの蒸し焼き(手前)や鎧のような固いうろこをまとっていて中は濃厚な身が詰まっているマツカサウオなど珍しい魚も。
身がふわふわのカワビシャの蒸し焼き(手前)や鎧のような固いうろこをまとっていて中は濃厚な身が詰まっているマツカサウオなど珍しい魚も。
定置網の模型を展示。
定置網の模型を展示。
店長の河野さんいわく「ここは網代漁業のアンテナショップです!」。
店長の河野さんいわく「ここは網代漁業のアンテナショップです!」。

『あじろ定置網』店舗詳細

住所:東京都港区港南4-5-1-103/営業時間:17:00~22:00(ランチは11:30~13:30だが現在は営業なし)/定休日:日・祝/アクセス:JR・私鉄品川駅から徒歩2分

取材・文=井島加恵 撮影=井上洋平