NEPALI CUISINE HUNGRY EYE Dine & Bar
ツウも虜。攻めの純ネパール料理
2016年開店。「スパイスとハーブをたっぷり使うのが特徴だよ」と店主グルンさんが、故郷ネパール北部の味を忠実に再現。現地直送のトウモロコシやソバ、ヒエの粉を蒸し上げたもちもちのディロにカレーやおかず各種を並べたセットは、素朴で優しい味わいが新鮮。モモ(ネパール風小籠包)、スパイシーなスクティ(干し肉炒め)などおつまみ系も充実、定期的にスペシャルメニューを入れ替え、よりディープな現地の味も堪能できる。
『NEPALI CUISINE HUNGRY EYE Dine & Bar』店舗詳細
Pho Oishii
ベトナム人も集う憩いの場
料理と日本を愛するジャン・ティ・キム・フォンさんが4年前にオープン。故郷ベトナム北部の味付けがベース。「覚えてもらいやすい」と決めた店名でもある看板商品のフォーは、コシのある高級麺を使い、野菜と具をたっぷりのせたやみつきのうまさだが、ベトナム風サンドイッチ=バインミーも絶品。特注のパンに自家製パテや具を挟んだもので現地ままの味。客層は食事目的の日本人と、上階でのカラオケに来るベトナム人が半々だとか。
『Pho Oishii』店舗詳細
いなかむら
日本の田舎からタイの田舎料理へ
「元々ここは常連にしてた居酒屋だったの」と店主スガネシ・バポンさん。店を開いて約10年。場所ごと引き継いだ店名そのままに、タイ各地の地方料理を中心に提供。珍しいメニューも多い。タイ料理特有の甘・酸・辛の組み合わせにハーブ類を効果的に加え、多彩な味わいを生み出す。定番のラープムー(豚挽肉スパイシーハーブ和え)も、レバーと皮を加え一歩踏み込んだ味の深みにうなる。ディープな味と雰囲気を求める日本人で日々盛況。
『いなかむら』店舗詳細
Biryani House
世界三大炊き込みご飯をお手軽に
南インドの宮廷料理ビリヤニを日本で広めたいとの思いを込めて2017年に開店。「安く提供したいので小岩という場所を選びました」と店主の山本シーさん。香りも重要な料理ゆえ専用スパイスを直接輸入、本格的に仕込むビリヤニ各種をボリュームたっぷりに提供する。さらりと炊いた米の食感とスパイスの奏でる複雑な味わいが格別でペロリといける。カレーや焼き物のタンドリーも充実。日増しに日本人客も増えていて、夢に近づき中。
『Biryani House』店舗詳細
Koreaチキン
韓国系の地元民に愛される穴場
数年前にテイクアウトをメインにスタート、韓国式フライドチキンの店。元板前で新大久保で韓国料理を学んだ小林克行店長が、天ぷらのテクニックや下味に工夫をこらし、さっくりふわっとした食感の衣のチキンを揚げたてで供する。肉は臭みがなく冷めてもうまい。イチオシは甘辛タレを絡めたヤンニョムチキン。くどすぎず具合よし。この場所を選んだのは韓国系住民が多かったからで、今もご近所御用達。近くの飲食店から出前が入るほど。
『Koreaチキン』店舗詳細
構成=柿崎真英 取材・文=奥谷道草 撮影=矢巻美穂