本格派カレーとラーメンの融合『カレと。Men』[清澄白河]
店をプロデュースした清水博丈さんは、「ラーメンについて調べていると、ラーメン文化がない場所には必ずカレー文化があったので、融合を図りました」と話す。スープは豚骨をベースにナシゴレン風に仕上げ、13種類のスパイスが生み出すピリリと深みのある味わいが、弾力のある中太麺に絡みつき相性抜群。チーズを入れてまろやかにしてみたり、ターメリックライスともぜひ合わせたい。
『カレと。Men』店舗詳細
逆輸入のツナコツラーメン店『YUJI Ramen TOKYO』[清澄白河]
ニューヨーク・ブルックリンからの逆輸入ラーメン店。マグロのアラを強火で炊き上げた白濁のツナコツスープは、コクがありながらもあっさりした飲み口だ。動物性油を一切使用していないため、最後の一滴まで飲んでもヘルシー。弾力のある細麺を使い、スープの味を存分に引き立たせてくれる。締めにはご飯150円を入れて、海苔、ゴマ、わさびを加えてお茶漬け風に味わうのがおすすめ。
『YUJI Ramen TOKYO』店舗詳細
焼豚の盛りもインパクト大の豚骨ラーメン『東煌(とんこう)』[清澄白河]
開業20年超えの超人気店。ランチは行列が絶えない豚骨ラーメン店だ。スープは煮込み時間を調整することで、豚骨特有のクセを感じさせない味わいに仕上げている。味は塩、味噌、醤油の3種類から選ぶことができる。麺も特注の中太麺で、もっちり感が楽しめ、スープとの相性もよい。主役の焼豚は特製ダレに一晩漬けこんだ豚バラ肉を使用した焼豚らーめん正油がおすすめ。焼豚は素揚げして旨みを閉じ込めているから、口の中に旨みが広がり、ほろほろととろけるほど柔らかだ。
『東煌』店舗詳細
濃厚豚骨醤油ラーメンは自家製味噌やラー油での味変も楽しみ『ラーメン吉田屋』[清澄白河]
マイルドな豚骨・鶏ガラベースのマイルドな豚骨醬油ラーメンの味を堪能できる。豚骨はしっかりと下ごしらえを行い、一度生のゲンコツをひと茹でし、血合い部分を丁寧に洗い流すことで臭みのない透き通る味に仕上げている。合わせる中太麺はコシもしっかりと弾力がある。定番のごまやニンニク、生姜はもちろんのこと、豆板醤ではなく自家製の激辛味噌が並び、他店では味わえない“味変”を楽しむことができる。
『ラーメン吉田屋』店舗詳細
軍鶏の優しい旨味がじんわり『鳥料理 有明』[門前仲町]
1976年創業の軍鶏(しゃも)鍋料理専門店。平日昼に20食限定の「水炊きラーメン」は、2代目の川上光信さんが考案。軍鶏の一番出汁を使い、軍鶏鍋同様にご飯でとろみをつけている。シンプルに軍鶏の旨味を感じられるスープを、製麺所と研究を重ねて作られた細麺がしっかりと受け止める。タマネギをはじめとした薬味もいいアクセントになっており、提供直前に揚げる鶏胸肉の唐揚げも絶品だ。
『鳥料理 有明』店舗詳細
取材・文=千葉香苗、速志淳 撮影=千葉香苗、加藤熊三 構成=アド・グリーン