ビルの2階にある秘密の扉

1階は熟女パブ、2階には雀荘と激安の立ち飲み居酒屋。コアなファンが集まるという隠れ家的なビルに一歩足を踏み入れ、立ち飲み居酒屋『超人』の入り口横の扉を開ける。

こぢんまりした店内の一角にズラリとインスタントラーメンが並ぶ。
こぢんまりした店内の一角にズラリとインスタントラーメンが並ぶ。

『R select』は2018年に博多のご当地インスタントラーメン「うまかっちゃん」をこよなく愛するオーナー、岡崎さんが開業。インスタントラーメン専門店と謳っているが、全国のご当地グルメにフォーカスし、日本酒やクラフトビールなどもそろえている。

北から南まで。旅気分を味わうご当地インスタントラーメン

見たことのない銘柄のインスタントラーメンがズラリ!
見たことのない銘柄のインスタントラーメンがズラリ!

インスタントラーメンは、北は北海道、南は沖縄まで、常時40種類以上を揃える。ラインナップは売れ行きや季節によって入れ替えるのだそう。「総選挙みたいな感じで人気商品は残しつつ、新しいものを入れるようにしています。オープンから入れ替え続けているので、最近は最強の布陣が完成しつつありますね」と『R select』代表補佐の澤井さん。

店舗で扱っている商品の袋が貼られたご当地ラーメンマップ(入荷状況により在庫は変動あり)。
店舗で扱っている商品の袋が貼られたご当地ラーメンマップ(入荷状況により在庫は変動あり)。

行ってみたいエリアのラーメンで旅気分を味わうもよし、自分の出身地のラーメンで郷愁の想いを募らせるもよし。とはいえ、こんなにあると悩んでしまうので、人気の商品を聞いてみることにした。

オススメその1:不動の人気「うまかっちゃん」

澤井さん : やはり一番人気はオーナーいちおしのうまかっちゃんですね。九州限定で発売され、西日本ではスーパーでも販売されています。『R select』のYouTubeではうまかっちゃんで作るカルボナーラも紹介しています。

オススメその2:ちょっとリッチな「はまぐりだし塩ラーメン」

澤井さん : 蟹や鯛などの高級感がある素材を出汁にラーメンも人気です。その中で最も売れているのが千葉県産のはまぐりだし塩ラーメン。家にいながらにしてハイクオリティなラーメンが楽しめます。

オススメその3:とにかく美味「屋久島あごだし豚骨ラーメン」

澤井さん : 旅行気分が味わえるという点では、世界遺産・屋久島のご当地ラーメン「屋久島あごだし豚骨ラーメン」もおすすめです。鹿児島のローカルメーカー、イシマル食品がつくっています。

店頭に並んでいるインスタントラーメンは販売価格に+200円で店内で食べられる。トッピングはネギや半熟卵などの定番や、ちょっと変化球のチーズなども用意してある。亀戸ではしご酒したあと立ち寄るのも楽しそうだ。

自宅にいながら全国ラーメン旅にくりだす

たくさんおすすめしていただいた中から3種類を購入。家に帰ったらお湯を沸かして、福島、千葉、鹿児島のラーメン旅へ出かけよう!

喜多方担々麺(福島)

トッピングのひき肉、ちんげん菜、ごまが大正解だった。
トッピングのひき肉、ちんげん菜、ごまが大正解だった。

喜多方ラーメンでありながら担々麺! の意外性から購入した喜多方担々麺。麺は自家製低温熟成麺を使用しており、喜多方ラーメンらしい平打ちでインスタントとは思えないむっちり感。ピリ辛の坦々スープによく絡み、一気に食べきってしまった。

屋久島あごだしラーメン(鹿児島)

トッピングは袋裏の説明に従って、チャーシュー、もやし、わかめ、ねぎをのせてみた
トッピングは袋裏の説明に従って、チャーシュー、もやし、わかめ、ねぎをのせてみた

いざ屋久島旅行へ!と意気込んで選んだ屋久島あごだしラーメンは、スープに屋久島産のさば節とあごだしを使用。豚骨と合わせたスープがコク深く、一滴残らず飲み干せる美味しさだ。

はまぐりだしラーメン(千葉)

魚介感をアップさせるべく、缶詰の貝柱をトッピング。
魚介感をアップさせるべく、缶詰の貝柱をトッピング。

はまぐりだし塩ラーメンは、プリプリのストレート麺とはまぐり出汁の効いたスープがバッチリタッグを組んでいた。高級感ある味わいでスルリと完食しそうになるが、ここは我慢。麺を食べ終えたらご飯を投入する。

スープおじやだ。318円のインスタントラーメンのスープというのを忘れてしまう至福!「これの残りにご飯を入れると美味しいですよ」と教えてくれた澤井さんよ、これは罪深すぎる。

1食ワンコイン以内で旅気分を楽しめて、ちょっとリッチな食材も堪能できてしまった。あなたもインスタントラーメンの奥深い世界を覗きに『R select』の扉をあけてみては。

『R select』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸 5-10-1 ロイヤルビル200号/営業時間:19:00~23:00/定休日:不定休/アクセス:JR総武線・東武鉄道亀戸線亀戸駅から徒歩3分

取材・文・撮影=福井 晶