山車とお囃子の迫力に酔いしれる2日間
見どころはなんといっても、街を曳行する山車同士がすれ違う際の「曳っかわせ」。山車が互いに向き合い、お囃子(はやし)の競演で大いに盛り上がる場面だ。川越まつりに参加する山車は全部で29台あり、実際に巡行するのは例年20台ほどのことが多いが、今年は26台が繰り出す予定。いつにも増して華やかで活気にあふれる光景を期待できそうだ。川越市観光課の冬川充起さんは「昼と夜で雰囲気がまったく違うところにも注目してもらえたら。特に夜の提灯はきれいですよ」と話す。
そんなまつりの舞台の中心地にある『川越まつり会館』では、いつでも川越まつりの歴史と迫力を体感できる。館内には実物の山車が2台展示され、まつり当日にはなかなか見られないような細部も観察できるのがうれしい。「山車の後ろにまわりこむこともできる観覧ルートになっているので、彫刻の細かさや幕の刺繍など、じっくり見てみていただきたいです」と、同じく観光課の成田桃子さん。年に4回ほど山車の入れ替えがあり、それぞれ人形や装飾が異なるため、リピーターも多いのだとか。
川越の街が1年で最も熱気を帯びる2日間。その迫力を目の前で味わえる日が、今から待ち遠しい。
川越まつり
2026年は10月17、18日に開催。山車は川越氷川神社からJR川越線・東武鉄道東上線川越駅にかけてのエリアを曳行。
【お問い合わせ】
川越市川越駅観光案内所☎049-222-5556(9~17時。まつり当日は9~21時)
川越まつり会館
取材・文・撮影=中村こより
『散歩の達人』2026年10月号より








