大正12年創業の老舗和菓子店
閑静で緑豊かな青山霊園そばにある『青山紅谷』。
大正12年(1923)創業の老舗和菓子店。初代は、小石川安藤坂の紅谷本店で修業を積まれて、その後に暖簾(のれん)分けを許されて『青山紅谷』として独立開業されたそうです。
そして2023年に現在の場所に移転オープン。その際に甘味処を併設して、イートインでも楽しめるようになりました。
現在は、4代目が中心となって、3代目と一緒に和菓子を作られています。
和モダンな落ち着いた雰囲気の店内。
移転前の店舗で使われていた看板が、お店の歴史を伝えてくれています。
ショーケースに並ぶ生菓子。
定番と季節の生菓子がありますが、日本の四季を感じることができるのも和菓子のよさですよね。
黒猫が伺ったのがクリスマス直前だったので、“馴鹿(トナカイ)”や“聖夜”などの季節商品もありました。
4代目は、若い人や世界に和菓子をもっと発信したいとの思いがあり、インドなど和菓子になじみのない国で和菓子イベントをするなどの活動もされています。
店内には、和菓子の木型も数多く飾られています。
ひとつひとつ繊細で美しい木型を見ていると、職人の技の素晴らしさに感動しますが、繊細な木型を作れる職人さんが減ってきているとのことです。
奥が甘味処になっており、ゆったりと和スイーツを堪能することができます。
窓からは、お店のアプローチに植えられた木や緑を眺められて、四季の景色も楽しめるにゃー♪
絶品の田舎汁粉
やはり冬場に甘味処で味わいたいのが、お汁粉ですよね。
『青山紅谷』のお汁粉は、小豆の粒が残る田舎汁粉。
器、お盆、お餅、小豆の色合い、バランスが完璧。もう登場した時点で、黒猫テンションMAXひゃっほー!
もちろん見た目だけでなく、味わいも完璧。
小豆はもちろん和菓子にも使用するので、その時々で厳選した一番よいものを使っているとのこと。
一般的には、田舎汁粉が素朴な味わいで、小豆を濾(こ)した御膳汁粉が上品な味わいとされますが、この田舎汁粉は小豆の粒をしっかり感じられるのに上品で、さすがのおいしさ。
お餅と小豆がおいしい和菓子店のお赤飯は絶対においしいので、帰りに買おうとしたら売り切れでした。みなさん知ってますね(笑)。
悶絶級の口どけの蕨餅
生菓子は、セットで味わうことができます(生菓子により価格は変わります)。
黒猫は、4代目こだわりの一品でもある蕨餅をチョイス。
さっそく必殺!黒猫カッターで、ぱっかーん!
希少な本蕨粉を強火で練り上げてコシを出した蕨餅。その蕨餅をなめらかなこし餡で包み、香ばしいきな粉をかけて仕上げています。
これが口どけよくて、悶絶級のおいしさ。ぜひ味わってほしい一品です。
老舗のお汁粉と蕨餅を堪能できて、今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪
取材・文・撮影=ミスター黒猫








