酒場で生グレを注文してグレープフルーツと絞り器がやって来たら、世間話に興じながら軽々かつ豪快に絞ってみせるのが理想的だ。ほとばしる果汁、飛び出す種、弾ける香り……。

「あれっ、グレープフルーツってこんなに硬かったっけ」
何度もぐりぐりやってようやく絞り切り、ちょっと疲れちゃう。哀しいかな、これが現実。

もうお分かりだろう。飲んべえならば、軽々搾るための“生グレ筋”を鍛える必要があるのだ。

トレーニングのお手本を見せてくれるのは、前回までの記事を読んでくれた諸君にはおなじみ、しらぴょんさん。

しらぴょんさん
しらぴょん
5年前、離婚を機にボディメイクのコンテスト出場を目指してトレーニングを始め、その変貌ぶりが国内・海外の多数のメディアに取り上げられた。現在も年に5~6回コンテストに出場し、入賞も多数。趣味はサーフィン。

この筋トレガイドは、なんなら片手でリンゴも潰せそうなくらい屈強なマッチョがトレーニングを実践してくれるという超贅沢企画なのだ。心して学ぶべし!

腕を鍛える「リストカール」のやりかた

使用するもの

「リストカール」は、ダンベルもしくはバーベルを使用するトレーニング。今回はジョッキでやってみよう。

また、ベンチや椅子に座って行うので、腰かけるものも必要だ。これには何といってもビールケースが最適! 「椅子でもいいじゃないの」と思ったそこの君、修業が足りないぞ。瓶ビール1ケース飲んで来い。

スタートポジション

ビールケースに腰かけ、肘を膝(太もも)の上に置く。ジョッキの持ち手を握り、ジョッキが水平の状態からスタートだ。

手首を曲げて持ち上げる

肘は固定したまま動かさず、巻き上げるように手首を手前に曲げてジョッキを持ち上げる。戻すときは手首をゆっくりと反らせて、スタートポジションまでジョッキを戻す。

「ジョッキでやると、重りが持ち手の両脇ではなく向こうにあるから、ダンベルでやるより効きますね!」としらぴょんさんも驚き。

また、ジョッキの底が重いので、バランスを取るのも難しい。見た目は地味だがしっかり効くのだ。

回数とセット数の目安

目安は10回×3~5セット。ジョッキでやると難易度が高いので、やりすぎて肘や手首を傷めないよう、無理せずにやることが大事だ。

トレーニング後の一杯!

トレーニングが終わったら、もちろん!

鍛えた“生グレ筋”で絞った生グレープフルーツサワーをいただこう。

軽々と絞れるようになったらサクッとやること。いつまでも全力で挑んでいると苦みが出ちゃってストイックなサワーになるから要注意だ。

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しかし、世間の会話に耳を傾けていると、まだ聞こえてくるのだ。鈍ったカラダを憂う声が。
「飲み屋でさあ、痛くなっちゃっうんだよね……」

その悩み、解決して見せるぜ! 次回も乞うご期待。

 

文=中村こより(編集部) 撮影=小野広幸
*トレーニングは、ご自身の状態に合わせ調整して行いましょう。本格的に取り組みたい方は、トレーナーなどの専門分野の方から指導を受けてくださいね。

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