日本のBean to Barの草分け的なお店
代々木公園駅から徒歩7分、代々木上原駅からは徒歩12分の『Minimal(ミニマル) 富ヶ谷本店』。
2014年にオープンしたチョコレート専門店。
カカオ豆からチョコレート製造までのすべての工程を管理する“Bean to Bar”スタイルのお店の日本における草分け的な存在です。
板チョコレートの販売はもちろんですが、ガトーショコラやイートインで楽しむチョコレートスイーツやドリンクもあります。
壁の世界地図に、お店で扱っているカカオの産地が貼られていました。
カカオに囲まれながら、チョコレートスイーツを楽しめます。
6種のチョコを食べ比べできる体験セット
お店の看板商品は、もちろん板チョコレート。
カカオの素材を生かすため、基本的にカカオと砂糖という最小限の材料で作られています。
種類も多く、初めての場合はどれが自分好みか見つけにくいですよね。
スタッフの方も丁寧に説明してくれますが、黒猫のおすすめはこちら……。
チョコレート6種にペアリングドリンク2種など、10パーツが楽しめるうれしいセット。
6種のチョコレートそれぞれの味わいを、コーヒー、紅茶とマリアージュしながら楽しめます。
この中で自分好みを見つけ、帰りに買っていけば間違いなしにゃー♪
ひとつひとつ丁寧に説明が書いてあるのもうれしい。
さらに気になるポイントはスタッフに質問すれば答えてくれますよ。
中でも黒猫のお気に入りは、このアルアコ。
コロンビアの先住民アルアコ族がつくる希少なカカオ豆のみでつくる、シングルオリジンのチョコレートとのこと。そう聞くとさらにおいしく感じてしまう(笑)。
最近スイーツのアクセントにも、よく使われるようになったカカオニブ。
カカオを完全にすり潰して“カカオマス”になる手前の粗い状態が“カカオニブ”。
甘みはなく苦味が広がりますが、嫌な苦味ではなく黒猫は好きな苦味です。
最近は、体にもよいスーパーフードとしても注目されています。
コーヒー、紅茶に並んでいる白いのが“カカオパルプ”。
実は、黒猫もこれだけを味わうのは今回初めてです。
カカオの実の中で、カカオ豆を包んでいる白い果肉がカカオパルプ。
日本では、ほとんど流通していないカカオパルプ初体験に、黒猫テンションMAXひゃっほー!
甘酸っぱく後味も爽やかで、クセになりそうなおいしさです。
チョコレートだけでなく、カカオのすべてを体験できるセットは、おすすめにゃー♪
毎年人気の夏限定チョコレートかき氷
毎年夏限定で登場するチョコレートかき氷。仕様は毎年違いますが人気のメニューです。
2024年は、4種のチョコレートにレモンの爽やかさを加えた1品。
ナッツのような風味を感じるビターな「NUTTY bitter」チョコレートを使ったチョコレートソースがたっぷりかかる上に、自分でレモンソースをかけて仕上げます。
「NUTTY sweet」チョコレートを使ったチョコレートゼリーが周りに散りばめられてよいアクセントにもなっています。
かき氷の中には、レモンピールとホワイトチョコレートを使ったシブーストと、黒猫お気に入りの「アルアコ」チョコレートを使ったチョコレートアイスが隠れています。
途中で別添えの紅茶の練乳をかけると味わいの変化も楽しめて大満足のかき氷です。
Bean to Barのチョコレートを堪能できて、今回も大満足の“黒猫スイーツ散歩”だったにゃー♪
取材・文・撮影=ミスター黒猫