2018年にリニューアルした『ラルフ ローレン 表参道』に併設のカフェ
ケヤキ並木が続く表参道。華やかなブランド街をさっそうと歩くビジネスマンに追い抜かれながらテクテク歩いていくと、緑色のおしゃれなトラックを見つけた。
ここは、アメリカのアパレルブランドショップ『ラルフ ローレン 表参道』に併設された『ラルフズ コーヒー』。
店内に入ると、緑と白、そしてウッドを基調にし、ちょっぴりレトロで上品さもあるアメリカンクラシックな雰囲気。奥のガラス戸越しに『ラルフ ローレン』の店内を覗くこともできる。
このカフェは「ラルフ ローレン」のホスピタリティ事業のひとつで『ラルフ ローレン 表参道』がリニューアルした2018年にオープン。アパレルショップのほうのテーマカラーは紺、カフェは緑にしているので、入り口もわかりやすくなっている。買い物中の休憩に利用する人も多く、晴れた日はオープンカフェでお茶をするのも気持ちいい。
表参道を皮切りに新宿、横浜、名古屋、京都、大阪と6店舗を展開。その他、全国各地で期間限定ショップを展開する。ショップによって提供しているメニューが少しずつ違い、たとえば名古屋はキッチンが広いので、カフェメニューのほかにフレンチの提供もしているそうだ。
店内を撮影していて背中に視線を感じるなと振り返ってみたら、店頭に身長2メートルほどありそうなクマがこちらを見ていた(ように感じた)。あー、びっくりした!
クマの名前はポロベアといい、セーターやスウェットなどラルフ ローレンのウエアにたびたび登場するキャラクターだ。
つぶらな瞳のポロベアに癒やされながら、おいしいコーヒーをいただいてみましょうか。
濃厚なブラウニーとラテで疲れた頭と体がシャキッ!
店内ではコーヒー紅茶などのドリンクやケーキ、サンドイッチを提供している。コーヒーのなかでも環境に配慮した農業に専念するエキスパートが育てた、シルキーな舌触りとほどよい酸味があるアロマブレンド『ラルフズ ロースト ブレンド』が人気。スイーツはブラウニーやキャロットケーキといったトラディショナルなアメリカのお菓子を取り揃えている。筆者は少々夏バテ気味だったのでマイルドなドリンクが欲しくなり、ラテ693円とラルフズブラウニー&バニラアイス1045円をオーダーした。
特注のエスプレッソマシーンは、店のイメージカラーに合わせてありスタイリッシュ。ラテはバリスタがラテアートを施してくれる。
エスプレッソの香りや苦味と濃いミルクを感じつつもすっきりとした後味なので、これはラルフズブラウニーとも相性が良さそうだ。ラルフズブラウニーはラルフ・ローレンの奥さま、リッキーさんのご実家で代々引き継がれている秘伝のレシピを再現している。
どんなお味か楽しみだ。
ラテとラルフズブラウニーがテーブルにやってきたらいよいよ実食。ミルクポットに入れられたチョコソースを好きな量だけかけられるのもいいじゃないですか。
適量がわからなかったからちょっと多めに、と思っていたのだけど結局全部かけてしまった。ブラウニーは生チョコのようにもっちりと濃厚で、中にはナッツがぎっしり。ややビターなチョコソースをかけることで、さらに濃厚さが増す。これはチョコ好きにはたまらないぞ。
ひんやりとしたバニラアイスを一緒に食べれば、ミルキーさと甘さが加わってマイルドに。ラテとの相性もぴったりだ。夏バテ気味で疲労困憊だった取材当日。疲れた体にこの甘さが心地よく染み渡り、元気が蘇ってきた。ありがとう、ラテ&ラルフズブラウニー!
ラルフズ コーヒー限定アイテムはおみやげにも
壁ぎわの陳列台には、カフェ限定のグッズや焼き菓子、ラルフズ ロースト ブレンドや紅茶などもある。
個装になった焼き菓子は、ギフトはもちろんのこと店内で食べることもできる。かわいいポロベアのクッキーはマストで買うべきだ。だけど、しばらく食べずに目につくところに飾っておきたいかも。
テイクアウトもアメリカらしいお菓子がいっぱい。なんと店内で使用しているカップやソーサーも販売しているという。それって、コーヒー豆もテイクアウトができるから、自宅やオフィスで『ラルフズ コーヒー』の味も雰囲気も堪能できてしまうってコト。
それ、めっちゃいいじゃないですか。ひと揃い買っていつでもどこでもラフルズコーヒーを味わい尽くすぞ。
構成=アート・サプライ 取材・文・撮影=パンチ広沢