麺は2種類。人気メニューは汁なし麻婆

『麺屋まるいち』外観。
『麺屋まるいち』外観。

『麺屋まるいち』は食券機形式。お気に入りのラーメンを選んで店内に入ろう。黄色い大きな自販機ではテイクアウト用の冷凍ラーメンを販売している。

『麺屋まるいち』食券機。
『麺屋まるいち』食券機。

食券機では麺が選べる。汁なしにおすすめの極太平打ちウェーブ麺と、つけ麺におすすめの全粒粉麺が用意されている。今回は一番人気という汁なし麻婆980円を極太ウェーブ麺で注文した。

汁なし麻婆980円。
汁なし麻婆980円。

汁なし麻婆980円は麻婆に黄身、ナルト、ネギ、ほぐしブタのトッピング。唐辛子の真っ赤な色が食欲をそそる。しっかりと混ぜて一口いただくと、汁気のない分ストレートな麻婆の風味が直撃。見た目ほどには辛くなく香辛料が力強く香る。ほぐされたチャーシューはとろけるように柔らかく、ネギもいいアクセントとなり辛さを和らげてくれる。休む間もなく箸が進み、丼があっという間にあいていく。

まぜそば、汁なしは追い飯が無料。完全に空になる前に頼んでみよう。麻婆とご飯で至福のひととき。

麻婆風味ではなく本格的な麻婆。トッピングで自分好みに

「麻婆は10種ほどのスパイスを使って、本格的な味わいのものを作っています」と店長の宮澤一氏は言う。たしかに、汁なし麻婆980円は本格的な香り高い味わいだ。辛味と香辛料の深みのある味わいを感じられる。

『麺屋まるいち』では麺の量や、無料トッピングで自分好みにカスタムできる。麺の量は茹で上がり後で、Sが230g、Mが260g、Lが300g。無料トッピングはにんにく、あぶら、マヨ(マヨネーズ)の順で答えよう。注文システムがわからなくても心配不要。麺の量も無料トッピングもテーブルや壁に明示されているし、店員さんがやさしく説明してくれるから安心だ。

今回は麺Lの300g、トッピングはマヨネーズのみにした。混ぜるときに飛び跳ねやすいので、紙エプロンも必要か聞いてくれる。「場所柄、観光客が多いし、週末は外国人も多く来ます。初めての人にも思い出に残る味を提供できるようがんばりたいです。最近は建設関係の人もお昼に来てくれることが多いですし、また来たいと思われるような味を作っていきたいです」と宮澤氏は人懐っこい笑顔で語る。

『麺屋まるいち』で浅草のがっつりまぜそばを堪能しよう

『麺屋まるいち』店内。
『麺屋まるいち』店内。

『麺屋まるいち』は、ちょっとジャンクで濃厚な味を堪能できる『自家製麺No11』の流れをくむまぜそば、つけ麺専門店だ。ドカッと食べたいときは、トッピングマシマシで肉や脂に溺れることができる。浅草でガツッと胃を満たしたいときは『麺屋まるいち』に決まりだ。

住所:東京都台東区浅草2-22-10 1F/営業時間:11:30~14:45
18:00~20:45 /定休日:無/アクセス:つくばエクスプレス浅草駅から徒歩5分
田原町駅から徒歩10分

取材・文・撮影=かつの こゆき