◆散歩コース◆

体力度:★★☆
難易度:★★☆

  • 登山シーズン 3月~12月
  • 最高地点 1531m(三頭山・中央峰)
  • 歩行開始地点 1000m(都民の森バス停)
  • 歩行時間 5時間15分
  • 歩行距離 約11km

 

スタート
都民の森バス停
バス停そばに「とちの実売店」あり。森林館から大滝の路を歩いて滝見橋から三頭大滝を観賞。

滝見橋
橋の先で石山の路との分岐。右手の三頭沢沿いのブナの路を登ってテラスの分岐から尾根へと上がる。

尾根分岐
快適な尾根道を上がり、徐々に山頂に近づく。ブナの原生林が目立ちはじめる。まさにブナの路だ。

三頭山(西峰)
東峰、中央峰から展望のいい西峰へ。山頂からムシカリ峠へ下りて、避難小屋へ登り返す。大沢山はまもなく。

大沢山
深山の路を左に分けて尾根道を辿る。展望はまったく望めないが、快適な稜線歩きとなる。

槇寄山
山頂からは富士山だけが見える。西原峠から笹尾根と分かれ下山。車道に出たら、バス停はすぐだ。

ゴール
温泉センターバス停


アクセス:
[行き]新宿駅からJR中央・青梅線で立川駅、立川駅からJR五日市線で武蔵五日市駅、武蔵五日市駅から西東京バスで都民の森バス停、約2時間40分。
[帰り]温泉センターバス停から西東京バスで武蔵五日市駅、武蔵五日市駅からJR五日市線で立川駅、立川駅からJR青梅・中央線で新宿駅、約2時間20分。

都民の森行きのバスは直通(急行)と数馬乗り換えがあるが、いずれも季節運行で12月から2月までは運休。3月は土休日の運行で、4月からは、ほぼ毎日運行になる。

都民のオアシスが高尾山なら、その名も「都民の森」が檜原村の最奥にある。都心から決して近くはないが、武蔵五日市駅から季節運行で、数馬での乗り換えなしの直行のバス便が出ている。1時間少々の乗車で標高1000mジャストまで上がる。ということで、ものすごく遠いわけではない。

数馬には村営や民間の温泉もあり、山帰りのひと風呂が楽しみでもある。都民の森から三頭山へ上がり、笹尾根を歩いて温泉へと向かう旅に出た。

都民の森バス停で降りれば、三頭山山頂へは500m足らずの標高差。たいしたことはない。森林館から鞘口峠へまっすぐ上がるコースが早いが、今回は三頭大滝へ寄る。

ここは大滝の路という。三頭大滝は落差が約35m。南秋川では最大の滝だが、滝幅がそれほどないので、払沢の滝ほどの迫力はない。

滝は南秋川の源流部、三頭沢にあるが、この三頭沢沿いに登山道がつけられ、ブナの路と呼ばれる。新緑と清冽な水の流れる風景が素晴らしい。ほどなくテラスのある場所へ。ここはムシカリ峠とコマドリの路との分岐点になる。森の深さが感じられる特別な場所のようにも思える。

三頭大滝の上流部の三頭沢の流れ。南秋川に注ぐ。
三頭大滝の上流部の三頭沢の流れ。南秋川に注ぐ。
三頭沢を上がって行くと、ムシカリ峠とコマドリの路との分岐点にテラスがある。深い森の息吹を感じられる場所だ。
三頭沢を上がって行くと、ムシカリ峠とコマドリの路との分岐点にテラスがある。深い森の息吹を感じられる場所だ。

長い休憩をとってからコマドリの路を上がる。途中の野鳥観察小屋へ立ち寄ったが、野鳥は見えず。

 

ブナの路を登り、三頭山山頂へ

尾根へ上がり、三頭山へと向かう。この尾根道沿いにはブナが多く、ちょうど新緑の季節だったので、ブナの葉の緑がまぶしい。気持ちのいい、まさにブナの路を登る。

三頭山山頂手前の尾根道を上がる。周辺には見事なブナの原生林が広がっている。
三頭山山頂手前の尾根道を上がる。周辺には見事なブナの原生林が広がっている。

三頭山はその名のごとく、東峰、中央峰、西峰の3つの山頂がある。最高峰は真ん中の中央峰だが、一般的には西峰が山頂とされている。山頂が広く、展望が一番いいからだと思う。南西方面が開け、富士山の眺めがいい。

三頭山の西峰山頂。最高峰は中央峰だが、こちらが一般的に三頭山山頂といわれる。
三頭山の西峰山頂。最高峰は中央峰だが、こちらが一般的に三頭山山頂といわれる。
西峰からの眺望。三頭山の3つの山頂では、ここが一番の展望。
西峰からの眺望。三頭山の3つの山頂では、ここが一番の展望。

東京都と山梨県の境界、笹尾根を進む。

富士山を見ながら昼飯にして、山頂を後にした。ムシカリ峠へと下りれば、森林館へ戻るコースもあるが、今回は笹尾根を直進。すぐに三頭山避難小屋、少し行くとベンチのある大沢山(大沢ノ頭)。ハチザス沢ノ頭を過ぎれば都民の森のエリアは終了して、笹尾根に入って行く。展望は皆無だが、ミズナラなどの新緑がきれいだ。

東京都と山梨県の境界が笹尾根で、三頭山から高尾山まで続いている。その距離約33km。あまり展望は望めない尾根歩きとなる。
東京都と山梨県の境界が笹尾根で、三頭山から高尾山まで続いている。その距離約33km。あまり展望は望めない尾根歩きとなる。

三頭山から約2時間の縦走で、槇寄山へ到着。南側の一部を伐採したようで、富士山だけが見えるようになっていた。西原峠から温泉の待つ数馬へ下る。歩くスピードが心なしか速くなってきた。

笹尾根のひとつのピーク、槇寄山山頂。ベンチがあり、富士山だけが見えるように伐採されている。
笹尾根のひとつのピーク、槇寄山山頂。ベンチがあり、富士山だけが見えるように伐採されている。

アドバイス

コースには危険箇所はないが、距離があるので注意したい。時間によっては槇寄山まで行かずに、ムシカリ峠から都民の森バス停へ戻ったほうがいいかもしれない。

山歩きメモ

都民の森の中にはさまざまな道があるので、いろいろ探索するのも楽しい。三頭山から笹尾根ではなく、ヌカザス尾根を下って奥多摩湖の小河内神社バス停まで約3時間の健脚コースもある。途中のツネ泣峠手前のツネ泣坂の急坂がけっこうきつい。

浅間坂

山中にある絶景風呂に入って乾杯反省会だ!

食事処の「木庵」。蕎麦や地元の食材を用いた定食などを提供している。
食事処の「木庵」。蕎麦や地元の食材を用いた定食などを提供している。
シカの燻製。燻製にするとシカも旨い。
シカの燻製。燻製にするとシカも旨い。

標高680mに立つ民宿「浅間坂」は、日帰りでも食事ができ、風呂にも入れる。檜の風呂で、笹尾根を見ながらの絶景入浴となる(上)。一日2組限定で、民宿としても営業している。

●11:30~17:00、700円。月・火・水休。浅間登山口バス停から徒歩15分。☏042‐598‐6201

 

檜原温泉センター 数馬の湯

何時間でもいられる村営の入浴施設

数馬には温泉がいくつかあるが、ここは檜原村営の日帰り入浴施設。時間制ではないので、何時間でもいられるが、遅いと都心に帰れなくなるので要注意。併設のレストランが充実しているので、ここでも反省会ができる。

●10:00~19:00( 受付は18:00まで)、880円。月休。温泉センターバス停すぐ。☏042‐598‐6789

『散歩の達人 日帰り山さんぽ』より