山車がぐるぐると回転!?
大同元年(806)、神主・吉信により守谷郷の守護として牛頭天王(ごずてんのう)が祀られたのが始まりといわれる八坂神社。その後慶長3年(1598)に、現在の本町に社殿が造営され遷座された。御祭神の素戔鳴尊(すさのおのみこと、牛頭天王の別名)は疫病を防ぐ神様とされ、夏に流行る疫病を祓おうと夏の始まりに祇園祭が行われる。この祇園祭は、取手祇園祭、水街道祇園祭と並んで、北総三大祇園祭のひとつに数えられる由緒ある祭りだ。
祭礼日は7月21日(火)~25日(金)の5日間。そのうち、24日(金)には宵宮祭が、25日(土)には本祭が執り行われる。宵宮祭や本祭に登場する、各地区が保有する山車は全部で5台。山車にはひょっとこやおかめの面を着けた踊り手たちがお囃子の音色に合わせて軽快に踊る。「守谷の山車には回り舞台がついていて、舞台がぐるぐると回る仕組みになっています。特に神社の正面にやってくると、よく回されます」と教えてくれたのは、八坂神社の宮司・下村さん。特に巡行の最後には5台の山車が集合し、速さを競い合うかのように勢いよく回される様子は圧巻だ。
6時間交代なしで担がれる神輿も!
また、25日(土)の午後には神社の宮神輿や子供神輿の渡御も行われる(宮神輿の宮出しは14時ごろ、宮入りは20時30分ごろ、子供神輿は16~17時)。宮神輿は重さ約800kg以上ともいわれ、各町内の代表として選ばれた24人が基本交代なしで担いで氏子町内を回る。ここでも守谷独特の担ぎ方があり、2度地面すれすれまで下げて一気に高く突き上げる、“もむ”といわれる担ぎ方が特徴。夜になるとますます勢いが増し、迫力ある神輿の渡御を見学することができる。
祭り期間中は、町の各所に高さ15m以上の大きな幟(のぼり)が17本立てられる。この幟は大神を天から呼び寄せる依代(よりしろ)として、また地域の魔を祓う弓に見立てて掲げられ、別名「幟祭」ともいわれる。さらに、25日は神社正面の道路が歩行者天国になり(16~22時)、露店もズラリと並んで祭りムード一色に。2015年には守谷市初の無形民俗文化財に指定された、伝統ある守谷の祇園祭に足を運んでみよう。
開催概要
「八坂神社祇園祭」
開催期間:2026年7月21日(火)~25日(土)
開催時間:歩行者天国は25日(土)の16:00~22:00
会場:八坂神社(茨城県守谷市本町629)
アクセス:つくばエクスプレス・関東鉄道常総線守谷駅から徒歩10分
【問い合わせ先】
八坂神社☎0297-46-2788
公式HP:http://www.yasakajinja.or.jp/
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供






