筑波研究学園都市で生まれた夏祭り
昭和の大合併で6町村が合併して誕生したつくば市。地区ごとにそれぞれ古くからの祭りはあったが、つくば中心部は松林を開拓して国の研究・教育機関などが建てられたため、昔ながらの祭りというものがなかった。「国策により筑波研究学園都市が生まれ、研究者たちの官舎ができて、そのご家族も住まわれています。にもかかわらず、つくば中心部には地域に根差した昔ながらの盆踊りがありませんでした」と話すのは世界のつくばで盆おどり実行委員会の本多さん。みんなが息抜きをできるような場として、商業施設の駐車場を活用して2010年に「世界のつくばで盆おどり」が始まった。
実行委員は地元の団体や個人など、約30団体200名から構成されていて、地域一丸となって祭りを盛り上げてきた。コロナ禍で一時中断を余儀なくされたが、4年ぶりに開催された2023年には来場者2万人を突破。さらに2025年は2万9500人にものぼり、今ではつくばの夏の風物詩として定着し、地元の人たちから「せかぼん」の愛称で親しまれている。
「せかぼん音頭」で盛り上がろう!
14回目を迎える今回のサブタイトルは「みんな踊っちゃっていいよ~ん(14)」。15時から景気のよい前触れ太鼓を合図に始まり、ステージやでみせ、お菓子のつかみ取り、ちびっこ花火、大抽選会などがにぎやかに行われる(催しによっては人数などに制限あり)。さらに初の試みとしてウォータースライダーを導入。子供たちが楽しめる催しが盛りだくさんだ。「でみせは、デイズタウンに店を構える8つの飲食店やキッチンカーが自慢の料理を出すのでおいしいですよ! ほかにも研究者OBによるものづくりの実験や工作教室があったり、つくばユナイテッドSunGAIAやつくばFCによるスポーツコーナーがあったりと地域ならではのイベントも」(本多さん)。
メインの盆踊り大会は18時過ぎからスタート。地元のバンド・地域密着ケンニイバンドが作曲した「せかぼん音頭」をはじめ、「つくば音頭」や「ダンシングヒーロー」などの曲に合わせて老若男女が元気に踊る。踊りの団体の方々がリードして踊ってくれるので、初めて参加する人でも安心だ。「浴衣で踊ってくれた子供たちには光るグッズのプレゼントも用意しています。ぜひ浴衣でお越しください」と本多さん。
「思いついたことは何でもやってみよう!」というつくばらしい精神を大切に、夏の楽しいことをギュッと詰め込んだイベント。夏の思い出作りにぜひ出かけよう。
開催概要
「第14回世界のつくばで盆おどり2026」
開催日:2026年7月25日(土)※荒天の場合は26日に順延(前日18:00までにHPやSNSで告知)
開催時間: 15:00~20:40
会場:デイズタウン 平面駐車場(茨城県つくば市竹園1-9-2)
アクセス:つくばエクスプレスつくば駅から徒歩5分
【問い合わせ先】
世界のつくばで盆おどり実行委員会☎029-860-5000
公式HP:https://sites.google.com/view/sekabon298
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供






