関東のエイサー文化をつなぐ

2026年に初開催となる「関東沖縄エイサーまつり」は、「アシバ祭」「中野チャンプルーフェスタ」と関東の中でも沖縄とエイサー文化が根付いている中野区で新たに誕生するエイサーまつり。2025年夏に開催された「中野チャンプルーフェスタ」では、関東のエイサーイベントとしては最多の33団体が出演したこともあり、踊りを中心としたイベントの誕生に期待が膨らむ(ちなみに、「中野チャンプルーフェスタ2026」は2026年10月10・11日開催)。

そもそも、中野区と沖縄のつながりはなにか。1970年に中野区青少年課の施策により「中野区・沖縄郷土の家」が中野区中野6丁目に設置され、沖縄県人が多く集うようになった。そのなかのリーダー的存在であった仲吉朝賢さんがメンバーに声を掛け、関東で初めてのエイサーチーム「郷土の家エイサー隊」を結成。1975年には横浜市鶴見区にて関東で初めて開催されたエイサーまつり「エイサーの夕べ」の開催に尽力するなど、関東におけるエイサー文化を半世紀以上にわたって育んできた。

しかし、これまで数々の場で踊りを披露して演舞の映像は残っているものの、団体ごとの在り方やその時代にあったことを記録する文献はあまりないという。「関東沖縄エイサーまつり」では、踊りつないできた人たちの思いを記録に残していく活動として開催するとともに、関東におけるエイサー文化を次世代へと紡いでいくことを目指している。

沖縄県を除く全国で最多の約40団体が出演予定!

沖縄エイサーには、各地域に古くから伝わる踊りを受け継いできた「伝統エイサー」と、現代音楽なども取り入れ沖縄の歌や踊りを発信する「創作エイサー」がある。19日(日)には、関東のエイサーイベントとしては最大規模となる約40のエイサー団体が出演し、個性あふれる演舞を披露する。さらに、本場沖縄からも「沖縄市園田青年会」と「うるま市屋慶名青年会」が参加。沖縄屈指の実力と人気を誇る2団体の演舞をお見逃しなく!

演舞会場はJR中野駅北口の改札前広場や中野サンプラザ前広場、中野四季の森公園北側道路、中野サンモール商店街、中野北口昭和新道商店街の5カ所。中野四季の森公園では沖縄物産展の出店なども設けられ、子供から大人まで楽しめる。この機会に沖縄の文化やエイサーの熱気を体感してみては。

写真は「うるま市屋慶名青年会」。本場沖縄からも2団体が出演し、伝統的な演舞で魅了する。
写真は「うるま市屋慶名青年会」。本場沖縄からも2団体が出演し、伝統的な演舞で魅了する。

開催概要

「第1回関東沖縄エイサーまつり」

開催期間:2026年7月18日(土)・19日(日) ※荒天中止
開催時間: 10:30~19:00(18日の前夜祭は14:00~19:30)
会場:JR中野駅北口周辺(東京都中野区)
アクセス:JR中央線・地下鉄東西線中野駅すぐ

【問い合わせ先】
公式HP:https://nakanocf.com/eisa/

 

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供