猫に対する愛情あふれるコレクション
50年にわたり、時代小説、現代小説、ノンフィクション、童話、戯曲と、幅広いジャンルの執筆活動を続けた人気作家・大佛次郎。愛猫家としても知られ、新聞や雑誌で連載を抱える日々のなか、自由気ままな猫との関係は大佛にとって癒やしだったという。
それは生きた猫に限らず、「玩具の猫でも心を柔らげてくれる」と、大佛家には猫にまつわるものが数多く集まった。中には、やはり愛猫家で大佛と縁のある同時代の画家やアーティストたち、木村荘八(きむらしょうはち)、河村目呂二(かわむらめろじ)、猪熊弦一郎らの作品もあったという。 本展では、大佛次郎の愛蔵品や記念館が収蔵している猫コレクションから約150点を厳選して、エッセイの文章や写真とともに展示する。
広報担当者の大房奈央子さんは「作家・大佛次郎は、生涯にわたり500匹以上の猫を飼い、猫を深く愛した“大の猫好き”でした。記念館が所蔵する猫コレクションや大佛次郎のエッセイを通して、猫とともに生きた作家のまなざしから、“大佛次郎の猫愛”をたっぷり感じてみてください」と見どころを語る。
コレクションを通じ大佛の猫に対する愛情と、猫とのふれあいの日々の一端が感じられそうだ。
「大佛次郎×ねこ写真展2026」も同時開催!
大の愛猫家だった大佛次郎にちなんだ、ねこをテーマにした公募作品展が4月19日(日)まで『大佛次郎記念館』1階ロビーにて同時開催されている。応募者が自慢の愛猫を撮った写真がずらり。添えられた「一言」にも、思わずにやりとしてしまう。会場とWEBで人気投票と審査が行われ、各賞が決定されるので注目したい。
開催概要
大佛次郎の愛した猫コレクション展「大猫展」
開催期間:2026年1月4日(日)~4月19日(日)
開催時間:10:00~17:00(4~9月は~17:30。入館は30分前まで)
休館日:月(祝の場合は翌休)
会場:大佛次郎記念館 2階ギャラリー(神奈川県横浜市中区山手町113)
アクセス: 横浜高速鉄道みなとみらい線元町・中華街駅から徒歩8分、JR根岸線石川町駅から徒歩20分
入場料:高校生以上200円、中学生以下無料
【問い合わせ先】
大佛次郎記念館☏045-622-5002
公式HP https://osaragijiro-museum.jp/
取材・文=前田真紀 画像提供=大佛次郎記念館








