散歩コースの記事一覧

散歩の達人が作った散歩コースです
1〜20件(全186件)
noimage
【鎌倉散歩コース】覚園寺・瑞泉寺~中世の鎌倉を知る、花と緑の古刹巡り
日蓮上人の足跡を知る史跡からスタート。小町大路は日蓮上人が布教活動を行った地で、日蓮上人辻説法跡がその足跡を物語る。周辺には、最初に訪ねる大巧寺をはじめ、妙隆寺や本覚寺など日蓮宗の寺が多い。ハギの名所として知られる宝戒寺は、新田義貞の鎌倉攻めで滅びた北条氏を弔うために足利尊氏が建立した寺。鶴岡八幡宮の東には源頼朝の墓もあり、鎌倉幕府の最初と最後に関連した史跡を訪ねることになる。覚園寺に向かう道は薬師堂ヶ谷と呼ばれる静かな住宅街。各家の軒先からこぼれる草木で四季の移ろいを感じる散歩道だ。最後は、悲劇の皇子・護良(もりよし)親王を祀る鎌倉宮を参詣し、花の寺として名高い瑞泉寺へ。
noimage
【鎌倉散歩コース】朝比奈・報国寺・杉本寺~個性的な名刹が点在する金沢街道沿いの散歩道
鎌倉と横浜市金沢区六浦を結ぶ金沢街道を歩く。鎌倉最古の杉本寺、竹の庭が有名な報国寺、枯山水の庭園がある浄妙寺などの名刹が点在する人気の散策コースだ。また、塩の道の歴史を知る光触寺(こうそくじ)や、里山の景観の中に茅葺(かやぶ)きの五大堂が経つ明王院など味わい深い寺もあり、散策の興味は尽きない。金沢街道から小道を行けば朝夷奈切通(あさいなきりどおし)へと通じる。昔ながらの山道で、苔むす岩肌や雑木が生い茂る景観は、往時の街道を想像させる。このルートは前述したように鎌倉側から歩く人が多い。ただ、寺に併設した茶処や食事の店なども楽しみたいので、後半ではそういった店に寄るような金沢側からの散歩を提案する。
noimage
【鎌倉散歩コース】大町・材木座~日蓮上人の足跡を辿る大町、鎌倉時代の交易を知る材木座
大町は、鎌倉時代に商業の中心地だったところ。今でこそ小町通りに鎌倉一の繁華街の座を譲っているが、かつてはこちらのほうがにぎわっていた。小町と大町という名に、往時の街の規模がうかがえる。このあたりは、安房(あわ=現・千葉県)から鎌倉に来た日蓮上人が草庵を築いたところで、妙法寺、長勝寺、安国論寺がそれぞれ草庵跡を唱える。また、布教活動を行った拠点でもあり、念仏信者らに焼き討ちにあった松葉ケ谷の法難もこの地で起きた。材木座海岸は、鎌倉時代に建築資材を陸揚げした地。沖合には日本最古の築港遺跡である和賀江島が浮かぶ。海に向かって山門が開ける光明寺も、古刹とは思えぬ開放的だ。
noimage
【京都散歩コース】当尾石仏の里・木津川で石仏めぐり~岩船寺から浄瑠璃寺へ、磨崖仏が道案内します!
当尾(とうの)とは難読地名だが、もともとは「塔尾」と書いた。この地域には古くから岩船寺、随願寺(廃寺)、浄瑠璃寺など多くの伽藍・堂塔などが建立されたことから、塔場の立ち並ぶ尾根ということで「塔尾」と呼ばれた。平安時代には修行僧の庵や行場が設けられ、鎌倉時代になると修行僧によって行き交う人々のために磨崖仏や石仏が造立された。花の寺・岩船寺から国宝の寺・浄瑠璃寺を結ぶ石仏の里ハイキング。当尾地区は「美しい日本の歴史的風土100選」にもなっており、自然と浄土信仰の歴史が一体となった道を歩けば、これまでに知らなかった京都の魅力を発見できるかもしれない。
noimage
【京都散歩コース】泉涌寺・東福寺・伏見稲荷大社をめぐる~皇室ゆかりの寺、京都五山の寺、そして秀吉ゆかりの古社へ
泉涌寺(せんにゅうじ)は、歴代天皇の葬儀を執り行ったことから御寺(みてら)と呼ばれる。周辺には皇族の墓所である御陵も複数あり、厳かな雰囲気が漂う。本坊内にある皇室の方々が休憩される御座所や庭園が公開されているので、ぜひ訪ねてみよう。東福寺は京都五山第四位の格式をもち、巨大な堂宇が名刹の風格を感じさせる。七堂伽藍(がらん)が一直線に並ぶ景観は禅宗特有のもの。国宝の三門や方丈の庭園、通天橋なども見ごたえがある。少し離れるが伏見稲荷大社まで足を延ばそう。朱塗りの社殿が立ち並ぶ景観や千本鳥居がフォトジェニックなスポットとして注目され、外国人観光客も多い。小腹が空いたら参道名物のいなり寿しを。
noimage
目黒の街を歩いて防火対策と農地法を考える!【宅建デートは突然に】
「ねえ、目白の次、目黒行きたい。白黒ね」ん、白黒はっきりつけようとしているのかエルボーは……。なんて一抹の不安を感じながら待ち合わせ場所に行く。「ごめんごめん、今日仕事長引いちゃって遅くなって」「ああ、全然大丈夫だから気にしないで」最近やけに忙しそうだ。今日もスーツで来た。
noimage
【京都散歩コース】お茶のまち・宇治を訪ねる~世界遺産の平等院と『源氏物語』の舞台を堪能
宇治は、平安時代の浄土文化を伝える平等院で知られ、日本最古の神社建築といわれる宇治上(うじかみ)神社とともに、世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録された2社寺を有する歴史と文化のまち。産業としては宇治茶が有名で、JR宇治駅から平等院に向かう商店街には老舗専門店が軒を連ねる。近年ではお茶スイーツを提供する新進の店も増え、街に活気がある。そして今、注目を集めているのが2024年の大河ドラマ『光る君へ』。『源氏物語』の作者・紫式部を描いたドラマだが、全54帖のうち最後の10帖が「宇治十帖」と呼ばれ、宇治が舞台になっていることから来訪者の増加が期待されている。
noimage
都会の銀河鉄道を探して。編集部員おすすめ夜の御茶ノ水~水道橋~飯田橋~市ケ谷散歩コース
運動不足を感じたら仕事帰りに数駅歩くことにしている編集部員です。突然ですが、銀河鉄道を見たことがありますか。私はあります。今回は、都会の真ん中で銀河鉄道に出合えるとっておきの散歩コースをご紹介。さんたつ編集部がある御茶ノ水駅からさっそくスタート!
noimage
【京都散歩コース】足を延ばして鞍馬・貴船へ~京都最強という二大パワースポットを訪ねるハイキング
出町柳駅を起点とする叡山電車は、叡山本線と鞍馬線の2路線あり、今回訪ねる貴船神社や鞍馬寺へは鞍馬線を使う。市原駅から二ノ瀬駅間は紅葉の名所で、車窓を真っ赤に染める「もみじのトンネル」が有名だ。鞍馬駅に到着すると巨大な天狗のモニュメントが出迎えてくれる。貴船神社へは鞍馬寺の山中を歩く。地表から木の根が露出した木の根道は、牛若丸が天狗を相手に修行したところという。貴船神社は恋愛のパワースポットとして人気で、若い参拝者が多い。上り坂になるが奥宮まで足を延ばしてみよう。貴船川沿いは、夏の風物詩・川床(かわどこ)の名所。木陰に涼み、清流をBGMにゆっくりと食事を楽しめる。
noimage
“ガチ中華”だけじゃない! 地元在住編集部員が案内する西川口散歩術
西川口といえばご存じ“ガチ中華”。日本語が通じなくて、味も見た目も中国人相手、おおむね日本語が通じない店が軒を連ねているイメージ……でしょうか。それも間違いではないけれど、古くから住んでいる人間からすると、それだけで語ってもらっては困るのです。  
noimage
見どころ豊富な空中散歩! 編集部員おすすめの汐留駅・浜松町・竹芝散歩コース
三度の飯よりペデストリアンデッキが好きな筆者が、疲れを癒やしたいと思ったときに向かう散歩コースがある。汐留駅から浜松町駅方面へ向かい、海沿いの竹芝駅まで歩くショートコースだ。このコースの特徴は、その大半を歩行者デッキの上を歩いていける点にあり、私のようなペデストリアンデッキ愛好家にはたまらない空中散歩を楽しめる。そんな愛好家じゃなくても、短い道のりの中に見どころがいくつも詰まっているこのコースはおすすめできる。今回はそんな散歩コースの魅力を紹介したい。
noimage
【京都散歩コース】名刹を訪ねて大原へ~わらべ地蔵が迎える三千院、『平家物語』ゆかりの寂光院などが点在
比叡山の北西麓に位置し、四方を山に囲まれ、田園風景が残る大原。かつては貴人や文人が都を離れ、ひっそりと暮らす山里だった。天台宗総本山の比叡山延暦寺が近いこともあって、三千院をはじめ勝林院、実光院、来迎院(らいごういん)、そして寂光院(じゃっこういん)など天台宗の寺院が点在する。京都のご当地ソング『女ひとり』に「恋に疲れた女がひとり」と歌われる三千院、平清盛の子・建礼門院(けんれいもんいん)が出家して隠棲した尼寺・寂光院など、女性にゆかりのある名刹が立ち、観光客も女性が多い。盆地にあることから昼夜の寒暖差が大きく、糖分をたっぷり蓄えた野菜が育つ。大原が発祥といわれるしば漬けの店も多く、大原野菜をメインにした飲食店も増えている。
noimage
【京都散歩コース】上賀茂神社・大徳寺をめぐる~2つの社寺を花咲く植物園がつなぐ街へ
通称、上賀茂(かみがも)神社と呼ばれるが、正式名称は賀茂別雷(かもわけいかづち)神社。60余棟の建造物のうち、国宝2棟、重要文化財41棟を有し、境内全域が世界文化遺産「古都京都の文化財」の一つに登録されている。下鴨神社とともに「葵祭」が行われることもあって、京都人にとっては親しみのある神社だ。京都府立植物園は日本有数の規模を誇り、植栽されている植物はもとより自然も豊かで、市民の憩いの場となっている。社寺めぐりが中心の京都散歩にあって異色であり、散歩の休憩スポットとしても利用価値大だ。大徳寺は臨済宗大徳寺派の大本山。境内拝観はできないが、参道から見える建物だけでも大寺の風格を感じることができる。今宮神社では参道名物のあぶり餅を味わいたい。
noimage
【京都散歩コース】雅な雰囲気が漂う嵐山を散策~平安貴族が船遊びを楽しんだ華やかな景勝地
シンボルは渡月橋。鎌倉時代、亀山天皇が月が橋の上を渡るように見えると詠んだ歌が由来で、平安貴族が遊んだと伝わる地だ。橋から眺めると、山を背景に船が浮かび、今でもどことなく雅な雰囲気が漂う。上流には絶景の景勝地・保津峡があり、時間があるならトロッコ列車と保津川下りで山と川の両方から楽しみたい。見どころは池泉回遊式庭園の名刹・天龍寺や竹林の小径、縁結びのパワースポットの野宮(ののみや)神社など数多い。歴史と自然が織りなす風景は、日本的な美しさを堪能できると世界的にも有名だ。メインストリートである嵐山商店街はいつでもにぎわうグルメの宝庫。湯葉や湯豆腐の老舗店からテイクアウトのスイーツまで豊富にそろう。
noimage
【京都散歩コース】大覚寺・常寂光寺がある嵯峨野へ~今も面影が残る、嵯峨天皇が愛したのどかな山間風景を満喫
東は小倉山、南は愛宕山、北は桂川に囲まれ、平安時代は貴族がこぞって別荘を建てたという歴史ある景勝地。のどかな田園風景のあちこちに茅葺(かやぶ)き屋根の古民家があり、多くの古刹が点在するのどかな散歩コースだ。「嵯峨」という名称は、この地をこよなく愛した嵯峨天皇に由来するといわれており、天皇が建てた離宮を寺としたのが大覚寺(だいかくじ)。境内の大沢池に船を浮かべ、水面に映る月を眺める風流な行事「観月祭」が今も伝わる。あだし野念仏寺からはちょっとした山道に。この先にある愛宕神社を詣でるための参道で、路傍の小さな地蔵やたむけられた花に心が安らぐ。近辺は山間の古民家が多く残り、重要伝統的建造物群保存地区になっている。
noimage
【京都散歩コース】相国寺・下鴨神社で歴史にふれるひととき~京都五山第二位の古刹と神代の時代に創建された古社へ
京都五山第二位の相国寺(しょうこくじ)と、世界文化遺産登録の下鴨神社(賀茂御祖<かもみおや>神社)を中心にめぐる。相国寺は臨済宗相国寺派大本山。現存する最古で最大級の法堂建築の法堂は豊臣秀頼の寄進。春秋には鳴き龍としても知られる『蟠龍図(ばんりゅうず)』も見られる。ほかにも、応仁の乱勃発のきっかけとなった戦が行われた上御霊(かみごりょう)神社や後水尾(ごみずのお)法皇が命名したという閑臥庵(かんがあん)といった寺社をはじめ、明治時代のレンガ建物群がある同志社大学今出川キャンパスなどで、古今の歴史にふれるのもおもしろい。京都屈指の古社である下鴨神社。境内には国宝の本殿2棟や53棟の国の重要文化財の社殿が並ぶ。
noimage
【京都散歩コース】仁和寺・龍安寺・金閣寺、3つの世界遺産をめぐる~衣笠山麓の緑豊かな贅沢な散歩道
世界遺産である3つの名刹をつないでいるのが「きぬかけの路(みち)」だ。仁和寺(にんなじ)からスタートして龍安寺(りょうあんじ)に向かう途中は竹林や神社など緑の多いゾーン。大きく右にカーブする道は、歩くにつれて変化する風景が楽しめる。龍安寺をお参りした後はいったんきぬかけの路をはずれ、龍安寺の参道を抜けていこう。距離は短いものの、緑が濃く美しい。立命館大学をかすめつつ、『堂本印象美術館』から再度きぬかけの路へ。衣笠山を見ながら金閣寺(鹿苑寺<ろくおんじ>)まで一直線。徐々に店が増え、にぎやかさが増してくる。格式の高い仁和寺、深い禅の思想を感じさせる龍安寺、締めくくりは黄金に輝く金閣寺。3つの世界遺産めぐりが楽しめる贅沢な散歩道だ。
noimage
【京都散歩コース】妙心寺・太秦、2つの顔をもつ町へ~46の塔頭が囲む禅寺と映画文化を楽しむ
妙心寺の門をくぐると、瓦屋根や松の木、石畳といった時代劇のシーンのような風景が広がる。東西約500m、南北約600mという広大な敷地に、臨済宗妙心寺派の本山・妙心寺を中心に46の塔頭寺院が立ち並び、「日本最大の禅寺」と称されている。実際に時代劇の撮影に使われることも多く、タイムスリップ感が楽しめる。妙心寺南側に位置する太秦(うずまさ)は映画の町。現在はなくなってしまったが、日活、大映、松竹など多くの撮影所があり、映画の黄金時代を築いた。町のあちこちに映画に関する逸話や碑が残っており、かつて「日本のハリウッド」といわれた足跡を辿るのもいい。東映の撮影所は現在も太秦にあり、一部は太秦映画村として公開されている。
noimage
【京都散歩コース】御利益満載の北野天満宮・西陣へ~学問の神様や災いを回避する神社などをめぐる
北野天満宮は、学問の神様を祀り、豊臣秀吉が大茶会を催したところ。周囲には桜の名所である護王神社や京都最古の木造建築の本堂がある千本釈迦堂、心と体の痛みを抜いてくれるという釘抜地蔵、閻魔様を祀る千本ゑんま堂など、さまざまな寺社が点在している。西陣は応仁元年(1467)に勃発した応仁の乱で、西軍が陣を置いたことから名が付いた。織物産業の中心として栄え、今でも歴史と伝統を受け継ぐ西陣織に親しめる施設が数多くある。最後に陰陽師(おんみょうじ)・安倍清明(あべのせいめい)を祀る晴明神社をめぐれば、さまざまな御利益が得られるだろう。
noimage
【地理を楽しむ箱根駅伝:大手町〜鶴見】街の変化が楽しい1区・10区を歩く
東京箱根間往復大学駅伝競走、通称「箱根駅伝」。東京から箱根という長距離を往路・復路合わせて10区間に分け、10人で襷をつなぎながら走るリレー形式のレースで、正月の風物詩といっていいだろう。スポーツとしてのおもしろさは言わずもがな、レースの展開を左右する「地理」も箱根駅伝の大きな魅力のひとつだ。土地勘があれば中継に見知った景色が映って楽しい。距離感がわかれば選手たちの“速さ”を実感できる。地形を理解すると勝負どころもより深く理解できる。さらに、コースの大もとである東海道の歴史を知れば、その道のりがより立体的に見えてくるはずだ。というわけで、箱根駅伝のコースを「散歩の達人」目線で地理的に紐解くシリーズ第1回。今回はまず、1区・10区にあたる大手町~鶴見を歩いてみよう。
PAGE TOP トップへ PAGE TOP 目次へ