奥谷道草(達人)の記事一覧

奥谷道草
達人
奥谷道草
ライター
東京生まれ。MOOK『散歩の達人 台湾さんぽ』を執筆。都心部の道草散歩歴は半世紀あまり。月刊「散歩の達人」で独特のセンスと経験を駆使し、散歩ライターとして雑貨を中心に、喫茶・エスニックなどの企画を取材執筆。2010 年から台湾に夫婦でハマる。以後二人して中国語を学びつつ、主に首都台北をはみだし、各地方の魅力ある街あるきを模索散策。書籍は15 年『オモシロはみだし台湾さんぽ』、18 年に続編にあたる『もっとオモシロはみだし台湾さんぽ』を上梓。
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達人考案、神楽坂・江戸川橋散歩コース!地元感満載の裏筋に新スポットを探る、神楽坂上さんぽへ
大久保通りから先の神楽坂は地元の住宅エリアだが、江戸川橋方面の裏手に新しい店が次々誕生中。庶民的な住宅地をゆるゆる歩くと、新たな顔が見えてくる。
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要町『台湾早餐天国/TSUMUGU CAFE』の、台湾の食文化が育んだ「意識しない系」ベジ美食でゆったり週末モーニング。
タピオカティーに豆花、ルーローファン、台湾カステラ等々……なじみやすい台湾の美味が続々上陸しているのは、ご存じの通り。一方、台湾にはいまだ知られざる美味がまだまだ残っている。代表格が「素食(スーシイ)」であろう。字面だけ見ると、一杯のかけそば的な質素な雰囲気がずずっと漂ってきそうだけど違います、日本の精進料理にあたる、ベジタリアン料理のことあるよ。台湾は約10人に一人がベジタリアンという、世界第2位のベジタリアンの宝島でもある(1位はインド)。それゆえ、素食がスマホのごとく日常生活に溶け込んでいる。どの街に行っても「素食」を看板を掲げる店があり、ざっくりした露店から繊細な味わいの高級店まで、味も種類も豊富。日常の一部だから、健康志向が特に高くない人も何気なく食べている。精進料理的な堅苦しさも基本的にない。中華を基本に、和食・洋食にスイーツまでなんでも素食で食べられて、しかも年々進化を続けているのだからオモシロい。興味があれば、そのあたりの様子は、台北にある素食の名店を紹介する記事をご参照いただきたい。
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東京・台北フンイキ比較〈増量版〉~現地に行けないなら台北を東京に引き寄せる~
台湾を代表する大都市・台北と東京の中心部を地図で見比べてみると、ほぼ同サイズであることに気がつく。さらに高密度な街で、多様な種類性格の場所が組み合わさっている点も、東京と台北は似ている。ならば……と似ている場所をざっくり比較して、『散歩の達人』2021年7月号の「東京台湾散歩」特集で比較マップを掲載した。思いのほか好評で、台湾人の皆さまからも些少ながら反響を得たので気をよくし、ムダに増量してみたのが今回の記事である。相応するGoogleマップの場所を貼り付けておくので、ぐりぐり動かして仮想散歩で確かめて頂きたい。制作に関しては東京留学経験のある台北の若きバッグデザイナーS氏、台湾にホレこんだ末、三軒茶屋に滷肉飯の名店を開くに至った日本人店主Kさん、華語(台湾中国語)を教えるかたわら不動産業に携わり、東京台湾双方の土地と美味に精通しているW老師といった、事情通な方々の協力も仰いだ。もちろんといいましょうか、異論はおおいに認める。東京と同じ目線で散歩できる台北⇔台湾に興味を持つきっかけになったり、台湾ロスの同朋にツッコミ・ネタを提供できたりすれば、あたしゃ幸せである。※站=中国語で駅の意
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【台湾レシピ】簡単! おかずにもツマミにもピッタリの入門的台湾料理おしえます
コロナ禍の昨今、そう散歩ばかりしてもいられない。家で手軽に作れる台湾家庭料理(=台灣菜/タイワンツァイ)を、台北からやってきた料理名人に教えてもらった。特別な調味料(いずれも『誠品生活』ほか輸入食材店で購入可)は極力抑え、味加減に注意すればOK。台湾気分で味わえるよ。
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大久保の裏手の新名所! 都心の異界「東京媽祖廟」を台湾旅行気分で参拝
大久保駅はホームに降りた途端、ちょっとうれしくなる。新宿からひと駅隣にありながら、JR中央線の各駅しか停まらないこともあって人影はまばら、ひなびた感じが漂っている(褒めてます)。このあたりは、韓国を筆頭にネパール、ベトナム等々、エスニック料理店がひしめく新大久保エリアの西端に当たる。ホームから新宿寄りの南口への階段を降り、ガード下の改札をぬけて右手に出れば、渋い飲食店街のただ中。さらに目前の斜めに延びる小道へと踏み込むと、すぐ先に周囲とは空気を異とする朱色の屋根のど派手な建物がにゅっと突きだして見えてくる。「東京媽祖廟(とうきょうまそびょう)」である。在日の台湾人の方々が心のよりどころにと建てた、道教の立派な寺院である。
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台湾ご当地鍋が裏メニュー!? 神保町『SANKOUEN』の、知る人ぞ知る石頭火鍋が美味い
石頭火鍋(シイトゥフォグォ)は台湾のご当地鍋。聞くところによると、台湾に渡った韓国の石鍋を使った料理が、鍋に魔改造されたものなんだとか。料理名の「石頭」も、カタい頭のことではなくて、中国語で「石製」の意味である。「火鍋」は鍋料理の総称。つまり火鍋って何となく辛いイメージがあるけど必ずしもそうではなくて、石頭火鍋も辛い料理ではない。元来、ザ・庶民と呼びたくなるカジュアルな料理で、台湾では一時期、石頭火鍋横丁みたいな場所も形成されるほど食されていたそうな。現在そこまでの勢いはないが、捜せば専門店でありつける。
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神楽坂『Taihu Tokyo / 臺虎精釀』で、台湾クラフトビールの実力に酔う。
美味くて乙な自家製の地ビール=クラフトビールを供する店が増えてきた。この流れは台湾も同じ。2002年にクラフトビール作りが解禁されて以来、様々なビールが誕生してしのぎを削っている。台湾産ビールはそれまで「台灣啤酒」一社のみだったのだから、どえらい変化である。
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インスタントラーメンの元ネタ? 台南のディープな名物・鍋燒意麵にノドを鳴らす。高田馬場『茗鑫台南美食』
高田馬場に、台湾南部の名物ソバを出す店ができた。台湾の美味しいもの好きには一大事で、大半のお客は南部出身の台湾人、それに入り交じって日本人の重度の台湾フリークが足繁く通っていると聞く。いったいどういう店なのか? ゆるゆると説明していこう。
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幼少の頃に台北で出合った美味を追求する豆花の伝道所『浅草豆花大王』
豆花(トウファ)とは、大豆で作ったプリンみたいなもの。台湾の代表的スイーツで、生活に溶け込み、街の方々で小店を目にする。素朴なしみじみとした味わいが実にいい。朝食や散策の合間などに口にするにももってこいで、個人的にも台湾に“戻る”度にお世話になっている。
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台湾の一人鍋がカリフォルニアから上陸? 謎多き美味『BOILING POINT 沸点』を味わいつくす。
2020年1月、台湾一人鍋の専門店がカリフォルニアから日本に上陸した。『BOILING POINT 沸点』である。交通の便がよくヤングな渋谷にあって、入りやすい明るい造りの店。予備知識などなしに美味しく楽しめるが、知っておいた方が納得いく事が幾つかあったりもする。簡単な解説を交えながら、「小火鍋」の魅力を紹介しよう。
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