地味だけど箸運びが加速する「なめ味噌」
年を重ねるにつれ、食の好みもいぶし銀を増してきた。まさか祖母が好んで食べていた「なめ味噌」を、好きになる日がくるとは……。
そう思いながら炊きたてゴハンに「なめ味噌」をのせ口に運ぶ。「間違いないんですよ!」と、確固たる味わいに箸は加速し、無心に3箸運んでようやく落ち着く。なめ味噌とは、米・大麦・大豆といった穀物に菌をつけ、茄子や胡瓜や生姜などの野菜と一緒に自然発酵させたもので、埼玉・秩父の「おなめ味噌」や和歌山の「金山寺味噌」などが有名。奥深い甘さとコクの味わいの「なめ味噌」は、まずはそのままゴハンにのせて食べ、次に梅干しや大葉とともに。
最終的には、ほうじ茶を注いで食べて、ようやく完結する。
[カルダモンだもんさん]
麺つゆに残り物を漬け込めば、無限白米!
冷蔵庫には昨日使って残ったアボカドが半分ある……早くしなきゃ色が変わる。それに、昨日多く茹でて余った半熟の茹で卵もあるんだった……。むむむ、アレを作るしかないな。新米を無限に食べてしまうあの禁断のおかず。
まずは麺つゆを用意。どちらさまのお宅にもたいがいあるだろうそれを表示通りに水で希釈し保存容器へ。そして、ニラ・ネギなどの香味野菜を微塵切りしたら麺つゆに泳がせます、スイ〜! さらに食べるラー油を大さじ一杯足し、余っていたアボカド半分を適当な大きさに切り、半熟卵は殻をむいて麺つゆへドボンッ!
ー冷蔵庫に眠らせ待つこと2時間ー
漬けダレが染み込んだアボカドと半熟卵を、艶々の新米が輝くどんぶりにエイッとのせて出来上がり!
最小の手間で最大限にウマい白米のお供、いや、お友です! このメニューは基本的に残り物でいいので、焼いたピーマンや余ったチキンソテー、茹でた鶏ささみ、木綿豆腐、残ったお刺し身、まさかの冷凍唐揚げでもオッケーです。好きなモノを漬け込んで、白米との相性をみてくださいな!
[すずきみちこさん]
きな粉+砂糖+ごはん=……!
ごはんのおともと言ってよいかわかりませんが、きな粉と砂糖を振りかける。シンプルイズベストの代表みたいな甘味です。いつの頃だったか、夕食を食べた後、デザートがどうしても食べたくなり、ごはんをお代わりして、きな粉と砂糖をかけて食べたら、きな粉餅、の味になった!
ごはんに、きな粉+砂糖を混ぜて食べるやり方は、それほど珍しくないらしく、両親が北関東出身の友達に聞いてみたら、子供のころ食べていたそうです。
ホカホカの白いごはんに、フリカケの素ならぬ、きな粉と砂糖。そうそうお塩をお忘れなく。きな粉の風味と砂糖の甘みがいっそう引き立ちます!
[萩山元子(はぎやまもとこ)さん]
美しい食感!胡桃と沢庵の実り飯
山深い土地で生まれ育った私はどうしても木の実を食事に取り入れたくなってしまいます。佃煮にしたり、鶏肉とあえて炒めたり、ソテーのソースにしてみたり……。もっと手軽に木の実を楽しみたいというときは、気分にあった木の実と沢庵とオイルを混ぜてそのままホカホカごはんにかけて食べています。
今回は「胡桃+燻製沢庵+粗塩+オリーブオイル+ディル」にしてみました。独特の渋み・塩味、カリカリコリコリとした食感の妙を白米と共に楽しめます。
沢庵をあわせた理由は同じ山の保存食同士相性がいいかなと思い立ったから。木の実にあいそうな沢庵をさまざまなお店をめぐって探すのも楽しみのひとつ。
[編集部・桑原]
福島県飯坂温泉名物のラジウム玉子をごはんにON!
福島県飯坂温泉にて、明治11年(1878)に青果店として創業した『阿部留商店』。2代目の阿部義雄さんが飯坂温泉名物として開発した「ラヂウム卵(ラジウム卵)」は福島の食卓で親しまれていて、出身者の私にとってもなじみの存在です。
今回は『日本橋ふくしま館 MIDETTE(ミデッテ)』で購入し、付属の温泉スープをかけていただきました。黄身は固めの半熟、白身はとろっと半熟で、なじみの味であることを別にしても、どこか懐かしい味わいです。
試してみて気に入った方は、ぜひ飯坂温泉、『阿部留商店』へ足を運んでみてください……!
[編集部・阿部]
ウインナーを醤油とケチャップで炒めるやつ!
ごはんのおともといえば、ツナ缶に七味唐辛子をかけるのとか、わさびをごはんにのせて少しめんつゆを垂らすのとか、納豆とか明太子とか……数々浮かびましたけれど、まともに料理をしていないことに気付いて少し情けなくなったので、あえて少し手を動かすものを紹介します。
そうはいってもウインナーを醤油とケチャップで炒めるだけ……! 子供の頃、父親がお酒のつまみとして作っていたのを教わり、これだったら自分でもできる!とおなかがすいた時によく作っていました。分量も決まりはありません!
もともとはお酒のつまみだけど、子供の頃にごはんと一緒に食べたからこれは私の「ごはんのおとも」。青のりと鰹節をかけるのもポイントです。
[編集部・小野]
発展途上のエリンギバジル炒め
先日とある台湾バルの前菜で食べたエリンギのバジル炒めが非常においしくて、これはごはんと合うと直感しました。調べると「三杯杏鮑菇(サンベイエリンギ)」なる料理があるようで、多分これです。
台湾の醤油は日本の醤油と違うという話もありますが、要はゴマ油で炒めて、醬油、酒、みりんなどで甘辛く味付けたところに、仕上げにバジルを絡めれば、75%くらいは同じ感じ。結構時間をかけて煮た方がよりそれっぽくなることが分かってきました(サンプル数1ですが)。まだ発展途上中です。日本でいうと紫蘇の感覚で、バジルも醤油に合うんですね。
夜遅く帰る日、都心のコンビニサイズのスーパーでは、まともな肉や野菜を買えなくて萎えることが多々ありますが、キノコ類は安定して売ってるので、もう一品ほしい時にも重宝するはず。バジルは大きいスーパー行かないと、意外と売ってないんですけど……。
[編集部・高橋]
構成=さんたつ編集部






