一期一会 よねさん

店主がこだわり厳選した鮮魚と酒をとくと味わう

カンパチとイクラが贅沢に盛られたよねさん茶漬け680円(仕入れ内容で価格は変更)。

築地の仲卸で長年働いていた米田俊秀さんは、なにより魚の鮮度にこだわり、全国各地の漁師から直送で仕入れる。この日に入った大間のマグロは、柔らかな舌触りで、甘い。これに合わせる酒を聞くと、青い瓶に蝶(ちょう)のラベルが貼られた福島の地酒「螺鈿(らでん)」を勧められた。「酒は瓶ごとに入れ替えです。珍しい酒や魚は即買いしてしまうので、場所がなくて」と、笑う米田さん。シメにカツオとトビウオの出汁の茶漬けをかき込み、大満足の晩餐(ばんさん)だ。

鮪刺1480円を切り分ける。仲卸時代から愛用の包丁と米田さんの技が光る。
ちょっと狭めのカウンターが居心地よし。

『一期一会 よねさん』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸3-45-15/営業時間:17:00~23:00LO/定休日:水/アクセス:JR総武線・東武亀戸線から徒歩10分

L'INSIEME

もちもち生地のナポリ風窯焼きピザに手が止まらない!

リンシエメ2090円、エスプレッソ330円(左)、プリン660円(右)。

ピザ職人として13年修業を重ねていた松丸俊輔さんは「地元亀戸の人たちにおいしいピザを食べさせたい!」と、2016年の4月に店を開いた。店名を冠するピザ「リンシエメ」は、もっちりした生地とみずみずしいルッコラの食感が楽しく、そこへトマトソースの甘酸っぱさと燻製モッツァレラ、パルミジャーノの香りが広がる。また、食後にはエスプレッソを頼みたい。砂糖をたっぷり溶かして一気に飲めば、コーヒー豆の芳醇さが際立つ。

左から、シェフの内田啓介さん、松丸さん、ソムリエの星共幸さん。
広い間口の入り口。
ナポリ式エスプレッソマシンは「扱いが難しい分、おいしく淹れられるんです」と、松丸さん。

『L'INSIEME』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸1-31-7/営業時間:11:30~14:00LO・17:30~21:30LO/定休日:月、第2・4日/アクセス:JR総武線・東武亀戸線から徒歩5分

九龍城

“亀戸の竜宮城”でハラール中華

2階の個室(6名から利用可、カラオケ無料、要予約)から舞台を望む。羊のスペアリブのスパイシー焼き(大)4104円、牛モツ四川風鍋(10串)2030円、揚げパン(1本)378円、羊モツのスープ842円。

知る人ぞ知る中華の名店「東京大排档(たいぱいたん)」が2016年8月に『九龍城』としてリニューアル。「あの怪しい雰囲気が……」と当時を惜しむ人もいるが、料理はさらに磨きがかかったというべきか。イスラム法の認証制度をクリアした食材を用いたハラール料理に特化し、豚肉は一切使わない。品書きには羊モツや牛モツの見慣れない料理がズラリ。2階に上がるとガチな大舞台を備える異空間が迎え、逆に何だかホッ。

礼拝室も完備。

『九龍城』店舗詳細

住所:東京都江東区亀戸6-23-2/営業時間:11:00~15:00・17:00~23:00/定休日:無/アクセス:JR総武線・東武亀戸線亀戸駅から徒歩5分

構成=フラップネクスト 取材・文=佐藤さゆり・髙橋健太(teamまめ)、佐藤成美(風来堂) 撮影=金井塚太郎、高野尚人、加藤昌人