EAT

世代を超えて愛される街角の洋食屋

2人はまさにあうんの呼吸。

お目見えした分厚いタンステーキを口に含めば、舌の上でとろけるよう。ガツンと効いたニンニクの香りで食べ進めるごとに食欲が増す。また、チャーチャースープは、4時間かけて煮込んだ野菜の甘みが優しく、ほっとひと息。なんでも、開業当時の常連の子供の名前にちなんでネーミングしたとか。創業から50年以上、シェフの根岸政明さんと嘉子さんの下へは4代にわたる息の長い常連さんも訪れ、にぎわっている。

手前から、タンステーキ2000円、チャーチャースープ500 円、ミコサラダ750 円。
「すばやく、いい仕事をするのが本当の職人」と政明さん。
名物のビーフシチュー2200円。

『EAT』店舗詳細

住所:東京都杉並区高井戸西3-7-10
/営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00/定休日:水・木/アクセス:京王電鉄井の頭線高井戸駅から徒歩10分

カレタナ トラットリア イタリアーナ

シェフの釣果でメニューも変わる

釣りイサキと釣りアジのカルパッチョ・ドライトマトとオレンジのソース1600円。

シェフの内田新也さんは、船に乗って沖に出て、自分で釣った魚を出している。初夏のイサキ、アジはカルパッチョに。魚の塩味を、ドライトマトとオレンジのソースの甘酸っぱさで引き立てる。すかさず、スパークリングワインのシュワっとした炭酸を喉に通すと、ほどよい酸味も加わり、もう最高。肉料理も捨てがたい。新鮮なラム肉を厚切りのままロースト。ミディアムレアの焼き加減の豊潤な味わいに、頬が緩む。

カウンターで楽しむイタリアン。
この日はアマダイが釣れて内田さんはホクホク。
マスカルポーネのセミフレッド400円。

『カレタナ トラットリア イタリアーナ』店舗詳細

住所:東京都杉並区高井戸東3-7-2/営業時間:17:00~22:00/定休日:月/アクセス:京王電鉄井の頭線高井戸駅から徒歩1分

ビストロ KIMURA

ボリューム満点コースを独り占め

ディナーAコース2800円。前菜3 種の盛り合わせ、本日のスープ、選べるメイン料理に加え、パンはおかわり自由と豪華。

シェフの木村大輔さんは「おなかいっぱい食べてほしい」と前菜盛り合わせに“もれなく” おまけを付けているのだとか。さらに開店当時からの人気メニュー、海の幸のパイ包み焼きもボリューミー。ザクッとナイフを入れると、アツアツのホワイトソースの中に、タイやアサリ、エビが。添えられたカニ肉のクリームソースにつけて食べると、やわらかな甘みがふわり。混ざったソースに自家製パンをつけても乙な味。

大輔さんと恵さん。
見目麗しい料理は、細やかな手元から生み出される。

『ビストロ KIMURA』店舗詳細

住所:東京都杉並区和泉3-5-7 西野ビル 2F 
/営業時間:11:30~13:00LO・17:30~20:30LO/定休日:水・祝昼/アクセス:京王電鉄井の頭線永福町駅から徒歩3分

kitchen HASEGAWA

ふっくら膨らんだ魅惑のハンバーグ

デミグラスハンバーグ980円は、まさに店の顔。ライス、サラダ、スープ、バジルアイス付き。

坂道を歩いていると、目に留まるオレンジ色の壁。ふらりと入ったら、名物のデミグラスハンバーグを。ふんわり膨らんだハンバーグからは、牛、豚の合いびき肉とともに混ぜ込まれた牛タンのひき肉から出た肉汁があふれる。くどさがなく、上品な口あたりだ。ソースは飽きがこないようサラサラな仕上がりで、ごはんにかけてハヤシライスのようにするのもアリ。さらに食後のバジルアイスで口の中がスッキリ。ごちそうさま!

兄弟で働く斎藤亮さんと学さん。
多めの油で軽い揚げ焼きに。中まで火が通るとともに、旨味を逃がさない工夫。

『kitchen HASEGAWA』店舗詳細

住所:東京都渋谷区円山町22-16 1F/営業時間:11:30~15:00・17:30~22:00/定休日:不定/アクセス:京王電鉄井の頭線神泉駅から徒歩4分

構成=前田真紀 取材・文=高橋健太(teamまめ) 撮影=金井塚太郎