トムネコゴ

ぼんやりしたいときにうってつけ

トムネコ ブレンド570円には手作りのフロランタン250円がよく合う。 コーヒーは4種類。藤沢『創作珈琲豆屋あんだんて』の焙煎豆を使用し、量り売りもする。

模様入りのガラス戸の奥には、古道具に彩られた空間が広がる。足踏みミシンに木箱やそば板を載せたり、本棚の扉に脚を付けたりした手作りテーブルが点在。「ほとんどもらい物や拾い物なんですよ」と笑顔で語るのは、店主の平良巨(たいら なお)さん。静けさを埋めるクラシックやジャズの音色が耳に心地よく、ネルドリップで淹れたコーヒーを手に窓を見やれば、土手の緑に目が潤う。本を広げながら楽しむ音楽とコーヒーは、一人のときこそ満喫したい。

井の頭公園のそば。看板が目印。
メニュー案内も粋。ブログ「トムネコゴのとむねこ堂」あり。
本棚には『暮しの手帖』のバックナンバーや小説などが。自由に手に取れる。

『トムネゴゴ』の店舗詳細

住所:東京都三鷹市井の頭3-32-16セブンスターマンション102号室/営業時間:11:00〜19:00(L.O30分前)
※月曜のみ~17:00/定休日:火/アクセス:京王電鉄井の頭線井の頭公園駅から徒歩1分

Cafe de Maestro

上質の豆と、上質の空間

カウンターには内田さんが。

ネルで淹れる店主の内田幸子さんは「亡くなった主人がコクテール堂の豆を使いたくて始めたんですよ」と話す。見様見真似で引き継いだと笑うが、湯を落とした後に少し落ち着かせてから供すコーヒーの、まろやかな口当たりといったら。チーズケーキやレーズンケーキは「昔から変わらないね」と言われることも。先代がこだわった寄せ木の床、革張り椅子、漆喰を、間接照明が柔らかに照らすなか、お代わりを頼む常連客は少なくない。

席により景色が変わる。
ブレンド500 円。クロックムッシュ700 円は、コンビーフとタマネギ、マッシュルームの手作りソースが決め手。虜になる。

『Cafe de Maestro』の店舗詳細

住所:東京都杉並区久我山5-8-16 関口ビル2F/営業時間:10:00~20:00/定休日:木/アクセス:京王電鉄井の頭線久我山駅から徒歩1 分

pizza caffe kocca bocca

ミラノピザが自慢のカフェなのです

オリジナルのミラネーゼ小1250 円は2種類のチー ズとミラノサラミなどの上に、半熟卵がオン。サクッモチッと生地が軽い。ラテ450円。

ミラノで4年に一度催されるピザオリンピック。音楽に合わせてピザ生地を回す部門で、世界3位になったピザ職人が、店主の古賀知仁(ともひと)さんだ。「ナポリと違い、ピザの自由度が高いんです。生地に牛乳やピーナツオイルを加えてもいいんです」と、華麗に仕上げ、石窯オーブンへ。とはいえ、ここはカフェ。実は奥様の広ひろ果か さんがバリスタで、ふわふわクリーミーなラテにも心ときめく。夫婦の腕の結晶が生んだ稀有な店でゆるりと味わいたい。

こだわりの詰まった小さな店。
愉快な古賀夫妻。

『pizza caffe kocca bocca』の店舗詳細

住所:東京都杉並区浜田山4-13-11/営業時間:11:00~21:00/定休日:月/アクセス:京王電鉄井の頭線浜田山駅から徒歩5分

Jazzと喫茶 囃子 はやし

階上に潜み、ジャズを感じるべし

マサコ名物のあんトースト600円は甘さ抑えめにして復活。 やさしい甘みの小豆ジュース600円と共に。

下北沢名物だったジャズ喫茶『マサコ』のスタッフだった林美樹さん。「即興性があって艶なまめかしい、それがジャズかな」と、自らジャズを感じる店を今春始めることに。音楽以外にも、美樹さんの好きなものが満載。アンティーク家具、地元『南乃珈琲船』の焙煎豆、あんトーストに小豆ジュース、そして酒。そんな空気感に引き寄せられ、女性客や年配紳士も来店。音楽とお茶とおしゃべりに興じる即興ライブが日夜、繰り広げられている。

窓辺もいい。美樹さんのアコーディオンもアクセント。
マサコカップも並ぶ。

『Jazzと喫茶 囃子 はやし』の店舗詳細

住所:東京都世田谷区北沢2-9-22 EIKOビル3F/営業時間:12:00〜24:00(LO.23:30)
※新型コロナの影響により、一時的に12:00~20:00に変更/定休日:火・水/アクセス:小田急線・京王井の頭線下北沢駅から徒歩3 分

構成=ウィルゲート 取材・文=佐藤さゆり(teamまめ) 撮影=オカダタカオ