壱番隊
老若男女が集う蒲田のオアシス
蒲田に店を構えて26年。地元御用達の定食屋は煮魚と焼き魚に定評がある。でも、ここはあえてドイツソーセージを推したい。店主の堀内孝雄さんは、在ドイツ日本領事館の元料理人。現地で見て覚えたという本場の味は、ジューシーな肉汁とハーブの味わいが口いっぱいに広がり、ビールが進む。カウンター前に並ぶ総菜の香りに包まれて一杯、もいいけれど、これからの季節はオープンエアの特等席で道行く人を眺めながら、がいい。昼から飲めます!
『壱番隊』店舗詳細
烏森百薬
神社の参道沿いで小粋に外飲みを
目と鼻の先に、カラフルな御朱印で有名な烏森神社。そして暖簾には「酒は百薬の長」の文字。飲食するだけで運気が上がりそうなこの店で人気のテラス席は、仕事帰りに「解放感」を味わいたい人で連日にぎわっている。おすすめは樽熟成の麦焼酎を使ったカラス森ハイボール。肴にはじっくり4時間かけて低温調理した牛タンたたきを。とろけるような食感と、肉に絡むバターやポン酢、山盛りネギの風味が体に染み渡り、元気がみなぎってくる。
『烏森百薬』店舗詳細
三笠バル IL COVO
隠れ家で出合う氷×ビールの新境地
味とコスパに定評ある新橋駅前ビル内の『三笠バル』の2号店。4階に上がると、雨風よけの屋根とカーテンが完備されたガーデンテラスが。ちょっとした隠れ家のような雰囲気の中、天候に関わらず楽しむことができる。フードメニューは3階と同じだが、見逃せないのが 4階&夏場限定のドリンク。ザ・プレミアム・モルツ<香る>エールは、飲み終わりまで爽やかな香りと上質な苦味が楽しめる。
『三笠バル IL COVO』店舗詳細
ボン花火
川風に当たりながら東京の夏に酔いしれる
下町風情漂う路地裏の飲み食い処。20席ほどのテラス席に陣取れば、そこは、隅田川を挟んだ向かいに東京スカイツリー(R)がそびえ立つ特等席。涼やかな川風に吹かれながら飲みたいのは、風味や香りを存分に楽しめる樽生クラフトビール864円~。国産の銘柄を月替わりで6種類提供する。関西仕込みのお好み焼きをはじめとする鉄板料理は、焼きたてアツアツでビールも進むこと間違いなし。定番メニューのほか、季節料理も豊富だ。
『ボン花火』店舗詳細
/アクセス:地下鉄大江戸線蔵前駅から徒歩3分
Porky’s kitchen
おしゃれでお値打ちなとっておきバル
フレンチ出身のオーナーシェフ・生澤一永さんによる自信作、しっとりジューシーなローストポークをひと口。そのままでも十分うまいが、付け合わせのザワークラウトやマッシュポテトを添えると魅力倍増。メニューにはワンコインの料理が並び、「コスパ最強ですよ」とスタッフ・江本優美さんが笑う。調理場がよく見えるテラス席は、ライブクッキングが堪能できる良席。一品完成するごとに「それちょうだい!」と思わず声をかけたくなる。
『Porky’s kitchen』店舗詳細
構成=フラップネクスト 取材・文=林加奈子、戸田恭子、石原たきび 撮影=丸毛 透、逢坂 聡