水新菜館

浅草橋の顔ともいえる町中華です

ギョーザ520円、あんかけ焼きそば950円。
ギョーザ520円、あんかけ焼きそば950円。

店主の寺田規行さんの曾祖父が果物店を開いたのが明治30年(1897)。その時の店名が「水新」。果物を水菓子といった時代で、曾祖父の名前は寺田新次郎だからこの店名になった。場所は現店舗の向かい、みずほ銀行のところだったが、関東大震災後の区画整理で今の場所に移ったそうだ。戦後はパーラーとなり、あんみつ、焼きそば、ラーメンなどを出していた。それを現店主が引き継ぎ、「菜館」となったのが1972年のことだ。

江戸通りにあるひときわ目立つ看板の『水新菜館』。ランチ時はいつも行列ができている。
江戸通りにあるひときわ目立つ看板の『水新菜館』。ランチ時はいつも行列ができている。
料理がおいしいのはもちろん、店主の寺田規行さんのお客さんのさばき方やトークもこの店の名物だ。
料理がおいしいのはもちろん、店主の寺田規行さんのお客さんのさばき方やトークもこの店の名物だ。
イベリコ酢豚定食950円。
イベリコ酢豚定食950円。

『水新菜館』店舗詳細

住所:東京都台東区浅草橋2-1-1/営業時間:11:30~15:00・17:30~20:45/定休日:日、第2・4 土/アクセス:JR総武線浅草橋駅から徒歩3分

上海ブラッセリー

無国籍な看板に「中華食堂」の文字!

センターが店主の泰江さん。
センターが店主の泰江さん。

店の後ろが神田川で、店からまっすぐ垂直にのびている道の向こうからでもわかるようにと大きな看板をつけたと言うのは、オーナーの泰江卓朗さん。どことなく異国情緒あふれる店名と看板だ。泰江さんの実家は西船橋の町中華。そこをずっと手伝っていた。浅草橋に店を開いたのは1995年のことだ。ランチの麺類についてくる半チャーハンは刻んだ紅ショウガが入っていて独特の味わい。いくらでも食べられる。

ミソラーメン850円。ランチは麺類に半チャーハン(大盛り、特盛り無料)つき。
ミソラーメン850円。ランチは麺類に半チャーハン(大盛り、特盛り無料)つき。
海鮮と野菜の塩炒め950円、冷菜1皿各400円、甕出し紹興酒デキャンタ2300円。
海鮮と野菜の塩炒め950円、冷菜1皿各400円、甕出し紹興酒デキャンタ2300円。

『上海ブラッセリー』店舗詳細

住所:東京都台東区浅草橋1-1-8 FP浅草橋ビル1F/営業時間:11:30~14:00・17:30~23:00(土は11:00~14:00・17:30~22:00)/定休日:日・祝/アクセス:JR総武線浅草橋駅から徒歩3分

構成=フラップネクスト 取材・文=下関マグロ、速志 淳 撮影=鈴木俊介、関 尚道、山出高士