わが道を行くベーグル専門店『FUJI BAGEL』[赤羽]

店を始めるに際し、店主の藤井隆史さんは本場でNYスタイルのベーグルを30軒以上食べ歩き。食材の組み合わせなど今なお研究を重ね、この熱心さが商品のバリエーションを広げる。全国から通販の予約が入る。店頭販売分は数量限定のため、SNSで状況を確認したうえで、開店直後を狙うのがベター。プレーンは小麦、全粒の2種類あり、生地そのものの旨味にハマる。

二人三脚で切り盛り。
二人三脚で切り盛り。

『FUJI BAGEL』店舗詳細

住所:東京都北区赤羽1-35-8/営業時間:9:00~16:00/定休日:日・月・火・祝(不定あり。SNSで要確認)/アクセス:JR各線赤羽駅から徒歩6分

会話も楽しい対面販売型『ichika Bakery』[北千住]

ジャンボ フランク310円。キャラメルバナナデニッシュ340円。もっちり コク甘みそレーズン320円。Tamaカフェオレあんぱん280円。シナモンロール230円。
ジャンボ フランク310円。キャラメルバナナデニッシュ340円。もっちり コク甘みそレーズン320円。Tamaカフェオレあんぱん280円。シナモンロール230円。

デニッシュやハード系をはじめ、ショーケースにパンがずらり。どれも主役級で目移り必至だ。西京みそで下処理したレーズンをどっさり入れたもっちりコク甘みそレーズンや、地元のコーヒーロースターの深煎りブレンドを使ったTamaカフェオレあんぱんには、店主の尾関智之さんの遊び心、食べる人への愛がいっぱい。パンにまつわるおしゃべりも店を訪れる醍醐味の一つ。

11時台にはほぼ商品が揃う。もっちり コク甘みそレーズンは12時~。
11時台にはほぼ商品が揃う。もっちり コク甘みそレーズンは12時~。
「地元に支えられています」と尾関夫妻。
「地元に支えられています」と尾関夫妻。

『ichika Bakery』店舗詳細

住所:東京都足立区千住寿町27-5/営業時間:10:00~売り切れ次第終了/定休日:木・日・月/アクセス:JR・私鉄・地下鉄・つくばエクスプレス北千住駅から徒歩13分

コッペパンをきっかけに食への関心が広がる『2538kitchen DELI coupe』[北千住]

濃厚ショコラのくちどけチョココッペ 319円(テイクアウト313円)。ビストロコロッペ286円(テイクアウト280円)。
濃厚ショコラのくちどけチョココッペ 319円(テイクアウト313円)。ビストロコロッペ286円(テイクアウト280円)。

母体はビストロで「パンをお皿にデリを楽しむ」がコンセプト。独自に開発した全粒粉のコッペパンは、しっかりした旨味、香ばしさがあり、総菜の味わいを下支えする。人気のビストロコロッペは、コロッケの中にフランス料理「アリゴ」が入り、かじり付くとチーズのコクと香り、マッシュポテトの滋味を含んだ甘みにときめく。食事系、スイーツ系の計20種前後から選べ、老若男女が喜ぶ。

注文後に作ってくれ、アリゴのコロッケは揚げたてを挟む。すぐ受け取りたい人は予約を。
注文後に作ってくれ、アリゴのコロッケは揚げたてを挟む。すぐ受け取りたい人は予約を。
「デリは冷めてもおいしいです!」と社長の富井真介さん。
「デリは冷めてもおいしいです!」と社長の富井真介さん。

『2538kitchen DELI coupe』店舗詳細

住所:東京都足立区千住4-19-16/営業時間:11:00~21:00(売り切れ次第終了)/定休日:無/アクセス:JR・私鉄・地下鉄・つくばエクスプレス北千住駅から徒歩6分
「フランスパンの“クーペ”がなまってコッペになった」という説もあるが、日本的な素朴さで郷愁すら誘うコッペパン。一時は街場の古いパン屋さんでしか見なくなったが、近年、コッペの逆襲がとまらない。専門店が続々と現れだしたのだ。コロッケやハムカツ、あんこやジャムなど王道の味に加え、独創的なアレンジで新たな可能性を提案する店も。また、地方でソウルフードと化したコッペが東京に新しい風をも呼び込んだ。小さな子供から老紳士までを引き寄せる、パン界のご近所アイドル。ほのぼのと幸福感に包まれる、陽だまりのような懐かしくて新しいパンなのだ。

取材・文=信藤舞子 撮影=鈴木愛子