日常づかいのロースタリー『Gumtree Coffee Roaster』

アイスコーヒー450円、バナナブレッド280円、ブルーベリーエクスプロージョンマフィン280円。
アイスコーヒー450円、バナナブレッド280円、ブルーベリーエクスプロージョンマフィン280円。

永代橋東詰めからすぐの場所で、近隣に住む人や散歩途中の人が立ち寄る。「コンセプトは“日常”で、すべてが普通なんです」と店長の大木さんは話すが、豆の説明が簡潔にして的を射ていて、気軽に相談にも乗ってくれる。しっとりとした生地のバナナブレッドや、その名のとおりブルーベリーがたっぷり入ったブルーベリーエクスプロージョンマフィンなど、コーヒーのお伴も心安らぐおいしさだ。

豆売りも可。バランスを極めたガムツリーブレンド100g690円など。
豆売りも可。バランスを極めたガムツリーブレンド100g690円など。
店内の一角には焙煎機が。
店内の一角には焙煎機が。

『Gumtree Coffee Roaster』店舗詳細

住所:東京都江東区佐賀1-6-1/営業時間:11:00~19:00(土・日は~18:00)/定休日:火/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩10分

身近なお国の豆を味わい、アジア旅行気分『BAKU Coffee Roasters』

ドリップコーヒー450円(価格変動あり)、ビターなカラメルがポイントの自家製のプリン300円。
ドリップコーヒー450円(価格変動あり)、ビターなカラメルがポイントの自家製のプリン300円。

町工場のようなガレージのような武骨な内装と大切に育てられる植物たち。店主・岡村澄さんの人柄がにじみ出ているような店は、入れば不思議な心地よさ。ドリンクメニューはドリップコーヒー、エスプレッソ、カフェラテ、マキアートの4つだけと潔い。アジアの豆を常時6、7種そろえ、いずれの飲み方にも対応する。「日常づかいのコーヒー屋ですからね。味の好みをお聞きして気分で選んでもらうほうが気楽かなって思うんです」。

ドリップする岡村さん。サーバーには清澄白河『リカシツ』の理化学ビーカーを使う。
ドリップする岡村さん。サーバーには清澄白河『リカシツ』の理化学ビーカーを使う。
天井高4.4mの圧迫感のない店内。30年以上前に作られたフジローヤルの焙煎機を細部まで補修し使う。
天井高4.4mの圧迫感のない店内。30年以上前に作られたフジローヤルの焙煎機を細部まで補修し使う。

『BAKU Coffee Roasters』店舗詳細

住所:東京都江東区富岡1-21-11/営業時間:10:00~19:00/定休日:水/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩5分

2つのおいしい“B”が生まれる場所『B²』

フラットホワイト550円、紫キャベツとウィンナーのタルティーヌ410円、フロマージュ70% 421円。
フラットホワイト550円、紫キャベツとウィンナーのタルティーヌ410円、フロマージュ70% 421円。

BREADとBEANを表す店名どおり、店はベーカリーと焙煎所、カフェで構成。各セクションのスペシャリストたちの仕事ぶりがオープンな空間から目にできて快い。カフェメニューは、フラットホワイトなど、スタッフにゆかりがあるというオセアニアスタイル。使用する豆は産地や生産者、栽培過程までわかるスペシャルティコーヒーが常時7種類ほど。フルーツの天然酵母で発酵させるパンは60~70種類も焼き上がり、選ぶ楽しさも!

入り口正面、黒いタイルの台がパンコーナー。9時30分ごろから焼き上がる。
入り口正面、黒いタイルの台がパンコーナー。9時30分ごろから焼き上がる。
ラテなどを作るエスプレッソマシンはSYNESSO製。奥に見えるのはLORING社の焙煎機。
ラテなどを作るエスプレッソマシンはSYNESSO製。奥に見えるのはLORING社の焙煎機。
壁には焙煎のデータがぎっしり。
壁には焙煎のデータがぎっしり。
店の正面は全面ガラス張り。
店の正面は全面ガラス張り。

『B²』店舗詳細

住所:東京都江東区深川1-9-10/営業時間:9:00~18:00(コーヒーは~17:30LO)/定休日:無/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩7分

小型焙煎機で週末3日ゆったり営業『sunday zoo coffee tasting stand』

コーヒー350円~、アイスコーヒー(夏期)450円~、豆100g650円~。「こんにちは!」と、奥野さん夫妻がさわやかに迎えてくれる。写真は2016年7月取材時のもの。
コーヒー350円~、アイスコーヒー(夏期)450円~、豆100g650円~。「こんにちは!」と、奥野さん夫妻がさわやかに迎えてくれる。写真は2016年7月取材時のもの。

2013年のANA在職中だった奥野喜治さんが、妻の明美さんと、週末3日間だけの開業を計画し2014年1月に開店した。1000g用の焙煎機で毎週焙煎する珈琲を常時8種類提供している。こころ温まるコーヒーを求めて地元はもちろん国内外各地からの訪問が絶えない。ふたりの温かい人柄に引かれるファン多し。

『sunday zoo coffee tasting stand』店舗詳細

住所:東京都江東区平野2-17-4/営業時間:10:30~18:00(日は~16:30)/定休日:月~木/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩13分

62カ国・80種類が揃うエリア最古株『江戸 深川珈琲本舗』

当店オリジナルブレンド500円。「ブラックが通ってことはなく、自由に楽しんで」と、砂糖とミルク添え。炭焼ブレンド600円、アイスダッチコーヒー600円。豆200g820円~(感謝デーは3割引き)。
当店オリジナルブレンド500円。「ブラックが通ってことはなく、自由に楽しんで」と、砂糖とミルク添え。炭焼ブレンド600円、アイスダッチコーヒー600円。豆200g820円~(感謝デーは3割引き)。

山岡修児さんが、コーヒーで名高い会社で培った焙煎技術を活かし、1997年に開業。「この辺は人口密度が高いから、香りにつられてお客さんが来る」との予想、大当たりした。「コーヒーは嗜好品。まずは好みに合うか飲んでみて」と、赤い焙煎機がある店を「有料試飲室」と表現する。運が良ければ、臨場感あふれる焙煎を体感できる。

焙煎機の温度が上がると店内に香りと煙が充満。山岡さん自身が見極め焼き上げる。
焙煎機の温度が上がると店内に香りと煙が充満。山岡さん自身が見極め焼き上げる。
豆は、台湾へも輸出。
豆は、台湾へも輸出。

『江戸 深川珈琲本舗』店舗詳細

住所:東京都江東区冬木6-18/営業時間:8:00~19:00/定休日:無/アクセス:地下鉄東西線・大江戸線門前仲町駅から徒歩8分

取材・文=松井一恵、下里康子 撮影=山出高士