GM..

宝探し気分でお買い物

右/勝村顕飛 作。 下/石岡信之 作。 左/馬川祐輔 作。 ※作品はすべてイメージ。

店主・木本晃子さんは、ここの店のほか、パートナーと共に内装や設計の仕事をしている。「簡単に壁の色は変えられないけど、周りにあるものでいい気分になれて、心地よい空間をつくれたら……」。その言葉通り、店内にはインテリアのアクセントになりそうな個性的なものであふれていて、見ているだけで楽しくなってくる。自分好みの作品に出合えるかも。

地元の鎌倉で店を開いてから、早10年以上。ディスプレイにもセンスが光る。

『GM..』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1386/営業時間:11:00~16:00/定休日:不定/アクセス:JR横須賀線北鎌倉駅から徒歩4 分

もやい工藝

作り手の熱い思いにふれる

ひとつひとつの器の表情を見比べるのも楽しい。

日本各地に根ざした優れた手仕事を残したいと店を始めて45年以上。現在は、前オーナーの久野恵一さんの思いを息子の民樹さんが受け継ぐ。「各地の手仕事は、土地の生活や歴史との関わりが深くて、知れば知るほどおもしろいです」と、興味深い話が次々出てくる。窯出しに立ち合うなど、1年の約半分は産地をまわっているそう。柄のアレンジや釉(うわぐすり)を変えたオリジナル商品があるのも、長年、民藝のよさを伝え続けているこの店ならでは。

右/沖縄やちむんの北窯・松田共司さんのポット7020円。  上/小鹿田(おんた)焼・坂本義孝窯の皿2592円。伝統の技法「飛び鉋」(とびかんな)を使用。  下/出西(しゅっさい)窯の皿3996円。落ち着いた飴色が絶妙。

『もやい工藝』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市佐助2-1-10/営業時間:10:00~ 17:00/定休日:火(祝の場合は営業)/アクセス:JR横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩12分

草花屋 苔丸

植物の静かなる美しさを引き出す

花束は3000円~オーダー可。ダリアやスカビオサの間から顔を出すジュパタムが印象的。

不思議な枝ぶりの観葉植物や、アンティークの品々が点在する店内。この空間の主は、植物を素材にした作品を生み出す職人、赤地光太郎さん。彼のセンスにほれ込んだ方から、庭の施工や花活けをおまかせで依頼されることもあるという。「若いころ、美術館に通いまくってセンスを磨いたのが原点です」と、自らの作品のルーツを語ってくれた。彼の手が加わることによって、植物に新たな生命が吹き込まれる。

リースの仕上げをする赤地さん。
生花を自然乾燥させて実験的に作ったリース。
中庭の半分がサンルームのようになっている。
鎌倉山に立地している。

『草花屋 苔丸』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市鎌倉山2-15-9/営業時間:10:30~18:00/定休日:火/アクセス:JR横須賀線・江ノ電鎌倉駅から京急バス「鎌倉山」方面行き16分の「旭ヶ丘」下車すぐ

WATO

コラボレーションの可能性は無限大

錫引きの銅製ミルクパン2万4750円。コザクラインコのむーちゃんも飛び入り参加。

鍛金の技法をベースに、木工・金属・ガラスのような異素材との組み合わせや、作家・職人とのコラボレーションにチャレンジし続ける小笠原加純さん。最近、力を入れているのは、量産と手仕事のコラボ。機械に任せる工程と、自分の手で仕上げるべき部分を見極めて分担。価格を抑えつつも完成度は高く、というのが目指すところだ。「日常に溶け込むちょっぴり特別な存在のものづくり」を目指し、今日も金鎚を振るっている。

多用途に使える真鍮(しんちゅう)製の満月皿1100~3630円。
シェードランプ(φ20㎝、真鍮)1万3750円。
キャップをかぶると作家モードに。ウェブ・グラフィックデザイナーの顔も。

『WATO』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市大町2-5-35/営業時間:10:00~17:00/定休日:不定/アクセス:JR横須賀線・江ノ電鎌倉駅から徒歩10分

コケーシカ鎌倉

日本とロシアの美女がズラリ

リトルリトルブッダ・モノトーン 4752円。100% ORANGE によるデザイン。

明治時代に来日したロシア人修道士が、箱根の七福神組子こけしを自国に持ち帰り、それをもとに製作されたのがマトリョーシカの始まり……。日本で生まれたこけしと、ロシアのマトリョーシカ、どことなく雰囲気が似ていると思ったら、そんな説もあるのだとか。一つひとつ異なる豊かな表情と、美しい模様が目を引く。実際に見て選んでほしいからと、通信販売はやっていない。お気に入りのコを探しに、訪れてみよう。

店内は、ひと声かければ撮影OKとのこと。
オトメリョーシカ2420円。
コケーシカ数え遊び6050円。
中にコケーシカやマトリョーシカが入ったマトコケシ7150円。

『コケーシカ鎌倉』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市長谷1-2-15/営業時間:11:00~18:00/定休日:火・水・木(祝の場合は営業)/アクセス:江ノ電由比ヶ浜駅から徒歩4分

YYossYY

大人の遊び心をちりばめたジュエリー

アンティークの什器が並ぶ店内。

ドクロに地蔵に大仏と、吉葉安弘さんの制作するジュエリーには、ユニークなモチーフが多い。デザインの際には「かっこよく、かつおもしろく」ギリギリのラインを狙うのが吉葉さん流。一方で、抽象的な造形の作品も多数あるのも見どころだ。オーダーメイドも受け付けていて、控えめだけれどよく見ると個性的な造形に魅せられて、マリッジリングをオーダーするカップルが急増中。

吉葉さん(手前)と奥様の志保さん。
ゆかしドクロのリング(メンズ)は1万9800円~。あじさいとかたつむりのネックレス1万7600円。

『YYossYY』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市長谷5-3-5/営業時間:12:00~17:30/定休日:火・水(不定休あり)/アクセス:江ノ電長谷駅から徒歩11分

At Home Works

普段遣いもできるアート作品を

カップ、大皿、花瓶など、林さんの作品が所狭しと並ぶ。

落ち着いた長屋の一室に構えられているのは、陶芸家・林彩子さんのアトリエ兼ギャラリー。庭には、トタン板をあしらった窯小屋が立つ。林さんが作る器には、油絵のような筆あとと、銅版画のようなかすれが表現されているのが特徴。芸術性がありつつも、普段遣いができる優れものだ。アトリエでは年に1~2回展示会を行う。その至芸の一端を学びたいと感じたら、月1回のワークショップ2時間5000円~に参加してみるのもいい。

手前から豆皿1100円、しょうゆ差し「コトリ」各4400円、マグカップL各3850円。
「ヌガー」8800円は使い勝手のいい大ぶりの浅鉢。

『At Home Works』店舗詳細

住所:神奈川県藤沢市片瀬4-3-1/営業時間:ホームページ参照/定休日:ホームページ参照/アクセス:江ノ電湘南海岸公園駅から徒歩7分

seto

自然から学ぶデザイン

Creature bagシリーズ、マメサガリ3080円。

瀬戸けいた・なおよ夫婦による、デザインレーベル「seto」のアトリエショップ。自然をモチーフに作品づくりをしている。代表作は、「食べる」「しがみつく」などの生き物の行為を取り入れた Creature bag シリーズ。道具と生き物の中間のような不思議な存在。大人からこどもまで、アウトドアでも、タウンユースでも。アトリエでも、工場でも生産できる、無駄なく丁寧なものづくりを目指している。

Creature bag「プラネテ」シリーズ、左から、ヒメサガリ4730円。オトナサガリ7590円。
ショップ内には、様々なオリジナルプロダクトとともに、参考にしている書籍や郷土玩具も展示している。
鳥がついばむ動作を取り入れた郷土玩具のようなベビー用ラトル、ペッキングバード2860円。自由学園生活工芸研究所オリジナルの色鮮やかなストライプ生地「プラネテ」を使ったシリーズ。

『seto』店舗詳細

住所:神奈川県鎌倉市大町1-6-23-2F/営業時間:11:00~16:00/定休日:日・月・火/アクセス:JR横須賀線・江ノ電鎌倉駅より徒歩5分

構成=株式会社エスティフ 取材・文=井島加恵、林加奈子・大海渡宏美(風来堂) 撮影=鈴木愛子、金井塚太郎

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