辛くて旨い、南インドのタミル料理『アムダスラビー』【西葛西】
地元・西葛西のスパイス店が始めた南インド料理店。インド最南端のタミル地方の料理に特化し、本場さながらのスパイス使いは鮮烈だが、食材の旨味を引き立てる。海に近いタミル地方ならではのマナガツオなどの海鮮が登場するのも特徴だ。昼は多彩な料理を盛り込んだ定食形式のターリーで食の多様性を味わい、夜は一品をアテにちょい飲みが楽しい。土日ランチはビュッフェ形式(1200円)。
『アムダスラビー』店舗詳細
体に優しい西インド家庭料理『印度家庭料理レカ』【葛西】
北・南で語られがちだが、インドには東・西もある。こちらは珍しい西インド料理店で、よぎさんのお母様の“よぎママ”が主に調理を担当。スパイスを炒め、香りを強調する技法を多用するため香味は力強いが、食材は麦や豆、野菜が中心で優しい味わいだ。インド伝承医学の考えもベースにある。カレー(サブジ)は日替わりで単品300円~・セット600円~とリーズナブル。日曜限定のスペシャルセットも。
『印度家庭料理レカ』店舗詳細
流行中のインド式中華とビリヤニが美味『ムンバイパレス』【西葛西】
西葛西駅の南側にある『ムンバイキッチン』の姉妹店。“ムンバイ” とつくがオーナー・バサントさんはネパール人。しかしインドが好きすぎるあまり、ムンバイで料理を覚え、ムンバイ出身の奥様と結婚したというエピソードを持つ本格派だ。2店の料理は同じだが、初めてなら『ムンバイパレス』が入りやすいだろう。料理はカレーやビリヤニなどの正統派インド料理のほか、現地で流行のインド式中華も人気上昇中。
『ムンバイパレス』店舗詳細
スパイスマジック カルカッタ 南口店【西葛西】
北・南インドの料理の合わせ技
『スパイスマジック カルカッタ』は本店(北口店)と南口店があり、こちらの南口店では北・南インド料理の両方が食べられる(本店は北インド料理限定)。紅茶貿易商のチャンドラニさんが、地元インド人の外食の場として開業。なじみのない料理も多いがひるむ必要はない。北インド風バターマサラ(バターチキン)はいい味だし、南インド風のサラサラカレーは油控えめで食べやすい。興味と食欲に任せて挑戦して!
『スパイスマジック カルカッタ 南口店』店舗詳細
取材・文=木村悦子 撮影=金井塚太郎