昼から飲んで、ご機嫌うるわしゅう。なぜならば、我が家に謎の缶チューハイが届いたのだ。新発売のうまいやつです、と添えてあるもんだから、速攻でプシュッとしてしまった。普通に飲んでもすんごく美味しいし、泣いて喜ぶくらいうれしいけれど、20回続く「全てをハイにする」は伊達じゃないぞ。私はこれを挑戦状と受け取った。これを別の〇〇ハイに仕上げてみせる。薩摩酒造よ、みておれ!
「全てをハイにする」とは??
「全てをハイにする」は、自粛期間中の“買い出し”を楽しむために思いついた遊びだ。「何に焼酎を入れると美味しいか」を考えながら、スーパーやコンビニへ行き、オリジナルの「〇〇ハイ」を作る。この遊びによって少し視点を変えるだけで、いつもの売り場が輝いて見え、どこへ行くのも立派な散歩。身も心もハイになれるのだ。
「全てをハイにする」の基本ルールは以下。
ルール①焼酎に入れたら美味しそうなもので割って飲んでみる
ルール②食べ物を粗末にしない
オーク樽熟成のリッチな神の河ハイボール
神の河(かんのこ)は、原酒をホワイトオーク樽に3年以上貯蔵した麦焼酎。神の河ハイボールは、神の河を炭酸水で割ってハイボールにしたもので、コンビニ限定で順次発売となる。氷や炭酸水を常備しなくても、自宅で手軽に本格焼酎のハイボールが楽しめる。
グラスに注ぐとパチパチと炭酸が弾け、ふくよかな香りが広がる。まろやかな味わいで、ウイスキーハイボールよりもややすっきりとした飲み心地だ。ほっといたらアレンジするのを忘れて飲みほうけてしまう。
酒飲みのデザート、クリームハイボール
まずは、豊かな香りやコクをたっぷり堪能すべく、クリームソーダならぬクリームハイボールを作ることにした。琥珀色のシュワシュワにアイスをのせれば、金曜夜の胸キュンドリンクの完成である。
バニラの香りと樽の香りがマッチング!相性抜群のあま〜いひとときが過ごせる。ちなみにキャラメルアイスでも試してみたが、ほろ苦いキャラメルの味わいが好相性。こちらもご褒美感たっぷりの味わいに仕上がった。
宝石箱みたいなフルーツゼリーハイ
可愛いハイを作りたい欲に駆られ、フルーツゼリーにそっと注いでみた。可愛い。
神の河ハイボール自体に甘味料が入っていないため、ほどよくほんのり甘くて、飲みやすい。つるりと喉を通り過ぎてしまうのだ。飲みながら、みかんや、ももなどを食べると、口の中でまた違ったカクテルが生まれる。わざわざフルーツを買ってきてアレンジするのは面倒だけれど、フルーツゼリー1つ使ってくるだけ。この一杯でいろんな味が楽しめるのはうれしい。
飲み疲れない、梅昆布しそハイ
アイスやゼリーのアレンジは毎日飲むには違うだろうから、普段飲み用のアレンジとして、梅干しと塩昆布と青じそを投入。お母さんと言いたくなるこの組み合わせで、洋の風を吹かせていたハイボールが一気に和風になった。何杯でも飲めて、安定感抜群のお味。
新発売のハイとの出合いに乾杯
神の河ハイボールは普段遣いの食中酒としても主張しすぎないし、寝る前にじっくり飲めばちょっとしたご褒美役も引き受けてくれそうだ。紹介したアレンジの材料は全てコンビニでそろう。そのまま飲むもよし、アレンジに挑むもよし。新発売のハイで乾杯しようではないか。
撮影・文=福井 晶