オリジナルレシピの焼き立てワッフル
「ワッフルで使う卵は、さまざまな地方の卵を試した結果、九州のとある養鶏場の卵に行き着きました。ワッフルは卵のおいしさで決まります。生地を泡立てる泡立て器の角度や、攪拌(かくはん)する時間も研究しました」と店長を務める鈴木孝明さん。
そんなオリジナルのレシピで作るワッフルが自慢。店名の『クロシェット』とはフランス語で「鈴」という意味。店長・孝明さんのお父さんである延明さんは、中野ブロードウェイ地下にある青果店『丸金商店』の店主でもある。そのため、ワッフルを彩るフルーツは鮮度抜群。
プレーンと各種フルーツのワッフルは、それぞれS・M・Lのサイズがある。
生のハーブで淹れるフレッシュハーブティー
ワッフルと並んで人気があるのは、キャンドルがついたウォーマーとガラスのティーポッドで提供されるハーブティー。カラフルな色合いで目でも楽しませてくれる。なかでもハーブ農園から直送されたフレッシュハーブのハーブティーは、非常に香りが良く、このハーブティー目当てに遠方から足を運ぶ人もいるほど。
生のハーブは季節ものなので、シーズンオフには入荷しない。春の訪れと共に入荷されるフレッシュなハーブティーは、ぜひ試してみたい。
ハーブティーとワッフルは10種類以上とバラエティも豊富だ。
書店の奥にある光あふれるオアシス
店は中野通り沿いにある大型書店『ブックファースト』の奥にある。明るく外光が入る内装、さらにバリアフリーで段差がないので、幅広い世代が利用できるようになっている。
中央線沿線で、こだわりのあるカフェは地下にあったり、ダウンライトがほのかに灯る雰囲気重視の店も多い。そんな中でこれほど明るいカフェは、実は貴重。本を買って読みたい時にも便利な明るさだ。スパゲッティーやカレーライスなど食事メニューもあるので、さまざまなシーンで活用できる。
取材・文・撮影=新井鏡子