中野ロープウェイ(B1)
「中野ブロードウェイ」をもじった店名からして不思議オーラ漂う雑貨店。話好きでアイドル好きの店主の人柄か、女性アイドルが立ち寄る店として知られ、一角にアイドル紹介コーナーも設置。看板商品は看板犬Tシャツ。アイドルが着はじめ人気商品になった。犬は写真の組み合わせて作った架空の犬なんだとか。
14:00~21:00、無休。
DONA TAROT URANAI(B1)
地下の占い通りのはずれにあるフィリピン人占い師DONAさんの店。タロットカードに持ち前の霊感を加味した独特のスタイルで、カードを元に、質問者の進むべき道を真摯(しんし)にガイドする。店内のラッキーアイテムも日本では珍しい品揃え。同国人の利用も多く、予約客が次々相談しに訪れる。
11:00~20:00、無休。
麺市場(B1)
老舗製麺所の「大成食品」、唯一の直販店。業務用生麺、スープの素各種がお手頃価格で揃う。カウンター席ではラーメン、パスタなどの茹(ゆ)でたても味わえる。棚からスープを選び、レジで注文するのが基本。もちもちツルツルの麺は下手な料理店より上。
10:00~19:00(ランチは11:00~14:50LO)、無休。
らしんばん中野店フィギュア・ホビー館(2F)
本店を池袋に置き、国内外で83店舗を展開する中古アニメショップの中野店。サブカルの聖地という場所柄に合わせ、フィギュア・ホビー館はディープなグッズ類を集めている。懐かしの名作から迷作まで、ここ一軒でオタクグッズを概観できるかも。今でもたまに目にする佐藤製薬のマスコット、サトちゃん人形。
11:00~20:00、無休。
ガオッチ(3F)
昭和レトロな玩具を中心に、月光仮面からポケモンまで扱う古参店。小ぶりな店内はかつてのおもちゃ屋風で、ショーケースにびっしりの商品に圧倒される。ビックリマンシール、キン肉マン消しゴム等々、小物類も豊富。80年代日本で大ブームを起こしたキョンシーのお面が新品同様で5500円。ハマった口なので思わず購入。
11:00~20:00、無休。
タコシェ(3F)
ガロ系の作家のマンガや作品を筆頭に、自主制作の本やZINE、書籍、CD、雑貨を扱うサブカルの大名店。アートな選択眼と雰囲気がたまらない。初めてなら、レジで500円を払い専用硬貨を購入。それで入り口近くのガチャを回すと交換できる根本敬の豆本シリーズを推したい。名盤レコードジャケットを独自の解釈し直した怪作。
12:00~20:00、水休。
shop MECANO(3F)
テクノポップ、エレクトロ、80’s音楽の専門店にして情報基地。その筋では有名な店主の熱量たっぷりの品揃えが見事。若い世代にも新鮮に映るようで、年齢国籍問わず多くの音楽ファンが訪れるという。Tシャツやグッズ類もあれこれ。マニア間では誤訳でも名高い(笑)、英国ニュー・オーダーの国内版は8800円。
12:00~21:00、火・水休。
ジャックロード(3F)
『中野ブロードウェイ』を高級腕時計の聖地に育てた老舗。レディースも多く扱い、開放的な店舗で名品を鑑賞できる。2026年6月時点で最高額の品がこの腕時計。表に高度なエナメル焼きでレマン湖を描き、内部に常時チャイムで時を知らせる超絶技法を秘めた至宝だ。1億7000万円。
11:00~20:30、無休。
まんだらけ変や(4F)
まんだらけ系列の一軒。赤い鳥居が連なる入り口からして潜りたくなる。企業ノベルティ、昭和時代の万博グッズ、状態のいいビンテージTOY などが博物館のように並ぶ。ことに目を惹くのが全高210㎝の電動ロボット「ロレクトロ」だ。オブジェ用に製作された出来の良いオリジナル品でお値段165万円。
12:00~20:00、無休。
まんだらけぷらすちっく(4F)
こちらはドールと関連書籍を取り扱うまんだらけ系列の店。キャラクターものはもちろんのこと、自作キットもコーナーも完備。ファンタスティックな着せ替え衣装やウィッグも豊富。写真はオリジナルのウィッグ「ひめかずら」の一つ3850円。通路沿いに陳列されているので、おじさんでも乙女な世界を垣間見られる。
12:00~20:00、無休。
まんだらけ流線型事件(4F)
中野ブロードウェイは鉄道グッズ店が数軒あるが、鉄モノは『まんだらけ』でも扱っている。中古のNゲージやHOゲージほか、貴重な鉄道部品、駅弁の包み紙、プラレールまで幅広いアイテムを取り揃えているのがさすがで、入ってまず目につくのがご当地らしく、中野駅の看板(非売品)。駅の信号なども展示され、ちょっとした駅前博物館である。
12 ~20時、無休。
純喫茶ジンガロ(2F)
中野ブロードウェイの昭和レトロなテイストとPOPな村上ワールドが融合したカフェ。ゲーム台も設置、専用硬貨(500円)購入でプレイもできるが、硬貨もオリジナル仕様なので持ち帰るか多いに悩む。メニューもレトロと村上作品のアインコン「お花」のミックス。お花プリン、レインボーお花ラテ各980円。
12:00~19:00(土・日は~20:00)、火休。
Kaikai Kiki CARD STATION(3F)
村上隆およびカイカイキキのトレーディングカードを中心に、関連グッズや版画を取り扱う。「108 Flowers Revised」はNFT アート「Murakami.Flowers」から選ばれた108種類のお花を収録。そのほか「めめめのくらげTCG」シリーズなどを展開し、マニアの物欲を誘う。
13:00~19:00、月・火・水休。
Tonari no Otakara(4F)
『Tonari no Zingaro』の隣に2026年5月オープン。村上作品や関連書籍をメインに扱う。ファンおなじみのキャラクター、カイカイ&キキフィギュアほか、ならではの品が並ぶ。裂けた顔から新たな顔がのぞく宝誌和尚立像に見立てた等身大の作家像の存在感が圧倒的。“美の男神”ぜんとした、たたずまいに思わず手を合わせたくなる。
12:00~18:00時、月・火・水休。
品物だけではない。通路の壁には館内をモチーフにした記念撮影用の借景が方々に配置されている。開店前の閉じたシャッターの壁画も見応えある。4階の村上隆の事務所は、昭和の飲屋街を移築したような造りで、もはや作品。地下1階もアジアの市場のような食品街と共存する占いゾーンで見逃せない。そしていつしかば何かしら買い込んでしまうのである。恐ろしや。
『中野ブロードウェイ』店舗詳細
取材・文=奥谷道草 撮影=森本真哉
『散歩の達人』2026年8月号より






