建物1階・左半分が『Abbey Life』、右半分はスコーン専門店。
建物1階・左半分が『Abbey Life』、右半分はスコーン専門店。

店舗の左側が2024年4月にオープンした雑貨店『Abbey Life』です。

通り沿いにふと現れる黒のシックな外観に、「こんなところにおしゃれなお店が?」と思った方も多いのでは。

『Abbey Life』店内。
『Abbey Life』店内。

英国風の暮らしを楽しむアイテムがずらり

英国に在住経験のある『Abbey』店主が実際に使ってみて良いと感じたお茶関連の雑貨や、暮らしの道具が並んでいます。

一点ものの銀食器たち。
一点ものの銀食器たち。

ヴィンテージの銀食器やティーセットはその多くが一点もの。
古き良きものを大切にする英国スタイルをお手本に、運命の出合いを探してみるのも楽しそうです。

心くすぐる雑貨たちが並ぶ。
心くすぐる雑貨たちが並ぶ。

雑貨の中には、お店オリジナルの巾着やピンバッチといった小物もあります。
リバティのタナローンという上質なコットン生地を使っているそうで、筆者も思わず、リバティ柄のかわいいクマのブローチをひとつお迎えしました。

スコーンに合う和紅茶やお菓子も

お店では雑貨のほかに、スコーンに合う紅茶や食品も販売されています。
試飲を勧めてくれたのはスタッフの渡辺晋哉さん。一番人気だという、べにふうきをベースに茶葉をブレンドした和紅茶「No.1 ゴールド」をいただきました。

深みのある黄金色が美しく、ほどよい渋みが心地よい……。確かにスコーンに合いそうです。

「もう片方の『No.2 シルバー』はレモングラスがブレンドされていて、スッキリとした味わいです。これからの暑い季節にもぴったりですよ」と渡辺さん。

クマビスケット。
クマビスケット。

この日は紅茶と一緒にビスケットの試食もできました。
お味はミルクチョコレートと抹茶の2種類。どちらも甘すぎず、絶妙なざくざく食感がたまりません。

意外にもこちらのお菓子、砂糖を一切使わずに作られているんです。
甘みには「ラカントS」という天然甘味料を使い、その他北海道産の小麦粉、グラスフェッドバターなどを使用することで、おいしくて体にやさしいお菓子を作ることを目指しているそう。
店主のこだわりが垣間見えます。

心にも、体にもやさしいものが集められた店内。
穏やかな雰囲気に包まれていると、つい長居したくなってしまいます。

「イギリスのお家のキッチンをのぞいてみるような、そんな気分が味わえる空間になっていると思います。ぜひ気軽にお立ち寄りください」(渡辺さん)

実は、知る人ぞ知る編み物作家(ニッター)としても活躍されている渡辺さん。
2024年秋以降には、お手製の作品が店頭に並ぶ予定だそうです。こちらも楽しみですね。

<店舗情報>

  • 店名:『Abbey Life』
  • 住所:東京都荒川区荒川4丁目40−3-101
  • Instagram:@abbeyscone

取材・文・撮影=荒川102